かすていら的な生活。― せめて翌檜でありたい。―

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94中四レポ1-中四直前-

2015年11月27日 00時02分14秒 | 将棋
こんばんは。かすていらです。

11月21日~23日に行われた第94回中四国学生将棋大会(中四)について振り返ってみようと思います。

少し長くなるかもしれませんがお付き合いいただければと思います。


中四直前の部室でのこと。

そこにはA級メンバーの選考に関わる部内戦の消化率が悪いことに頭を抱える私と副部長の姿がありました。

部室を集合場所にして、ろくに将棋もせず、麻雀をしにすぐに部室から出ていく部員たち。

中四直前だというのに一体何を考えているのか。

この2年間、部のために全てを捧げた結果がこれなのか。

眠れない夜が1ヶ月以上続きました。

眠りに落ちると、毎晩のように団体戦でA級から陥落する夢を見ました。

結果が書かれた表の前で呆然と立ち尽くす私。

「お前のせいで負けたんだぞ!」と無数の人から罵声を浴びせられ、「申し訳ありません」と頭を下げ続ける私。

今回の中四団体戦の広島大学(前回4位)の対戦順は、徳島大学(前回3位)・愛媛大学(前回2位)・岡山大学(前回1位)・島根大学(前回5位)・岡山理科大学(前回B級1位)。

最初の3連戦で3連敗を喫し、そのままずるずると4戦目・5戦目も連敗して降級する未来が見えました。

前回の中四に比べて戦力が大幅にアップしたこともあり、部員には「優勝するぞ!」と力強く言ったものの、対戦順が悪く、下手をすると降級もありうると思っていました。

部長として迎える最後の中四。

後悔しないためにもできることは全てやりました。

全ては優勝するために。

失われた5年を取り戻すために。

広島大学将棋部が広島大学将棋部たらしめるために。

すると、次第に部員の目の色が変わってきました。

「優勝」という言葉を誰もが口にし、部内戦もどんどん消化されていきました。

部が一つになったという気がしました。

これで負けたら仕方がないと思いました。


中四2日前。

オーダー・スターターを発表しました。

オーダーを作るのはこれが4回目。

絶対的な自信がありました。

C級に出場する部員に言いました。

「C級も優勝するぞ。これ以上岡大にいい思いをさせるわけにはいかない。」

C級のWエースの岡部・岸本にはこうも言いました。

「全勝しなさい。君たちならできる。」


中四前日。

中四に参加する予定だった部員と連絡が取れないというハプニングもあり、いつも通り眠れませんでした。

結局寝たのは30分ほど。

これでも私が部長として迎えた4回の中四団体戦の前日の中では一番眠れました。

そして、長い長い夜が明けました。

次回に続きます。

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