
昔懐かしいThree Dog Night(スリー・ドッグ・ナイト)の(厳密に言うと、Three Dog Nightで大ヒットした)Joy to the World(喜びの世界)
歌っているのは彼らじゃありませんが。
Three Dog Nightについては、一度取り上げているはずだと思って確かめてみたら、2年ちょっと前に取り上げていましたね。
こちらにも書いてあるように、私は彼らにライブ会場に早めにいったら(プレゼントとか渡すつもりだった)ホールの入り口が開いており、誰もいなかったのでそのまま侵入して、リハーサルをやっているのをちゃっかり見てしまったという…(これ、時効だと思うので正直に告白していますが…「良い子はマネをしてはいけません」っていうか「これは犯罪になります」)
Three Dog Nightはリード・ヴォーカルが3人いるというユニークな編成のバンドで、このJoy to the Worldを歌っていたのはチャック・ネグロンでした。当時の映像や音源を見たり聞いたりしても、この人、常にレコードに非常に忠実に歌っているし、そのシャウトも半端じゃないくらいにカッコ良くて上手い。とにかく、非常に安定したパフォーマンスですね。
Three Dog Nightは再結成して今も活動しているそうですが、チャックは抜けてしまったのですね。彼は、70年代の全盛期が過ぎた後、麻薬不法所持で逮捕されたりなどのスキャンダルもあって、そのあたりの経緯はTHREE DOG NIGHTMARE(三匹の犬の悪夢)という本に記したらしい…(どこのグループも大変~汗)
最近のライブ映像を見ると、この曲はあとの二人のヴォーカリスト、ダニー・ハットンとコーリー・ウェルズで歌っているんですが…コーリーは今も、あの独特の低くて力強い、ヴォリュームのある声は健在なんですが…ダニーは昔から、他の二人と比べると、そのヴォーカルのパワーは少し↓だったのですよ…ところが、そのダニーが一生懸命シャウトして歌っているんですよね♪(昔から、サービス精神豊かな「いい人」だった)その隣で、コーリー・ウェルズが「君、血管切れない~?」みたいな顔して微笑んでいるのが何ともいい感じ~
とにかく、Three Dog Nightの曲は今聴いてもどれもいいんですが…難を言うと、ちょっとアレンジが「…」で、曲の後半3分の1ぐらいで失速してしまう曲が多いのが惜しい気がする。この「喜びの世界」はさすがに完成度が高いですけれど。
以前に稲垣潤一の「夏のクラクション」を取り上げたときに、日本のポップスも80年代ぐらいまでは良かったのに、おかしくなったのはKTが出てきてから…なんて書いたと思うんですが、まさか先日のようなことになろうとは…
私はお金にまつわることについてはよくわかりませんが、早い話が、すぐに飽きられて忘れられる音楽だったってことです。彼の音楽はどれも、ヴォーカルがそこそこでも、人工的なテクニックでカッコよく聴かせるのが特徴だった。日本人の細い声でも、まるで本格派の洋楽のように聴こえたわけで…まぁ、彼が提供した人の中には「一応上手い」歌手もいたけれど、(WMとか)でも、声を張り上げているだけで、リリシズムのかけらもないような歌いっぷりをいいと思ったことは一度もない。恋愛関係にあったKTは、下手じゃないのだけれども、歌い方が雑すぎる・・・なんて言いながら、TMNの初期の曲はけっこう「これはアリ」と思ったものがあったのは…なんだかんだ言っても、私は根本的には「ミーハー体質」なのだってことの証(苦笑)
まぁ、音楽に求めるものはそれぞれ違っているんでしょうけれど、私は、「ヴォーカルを大切にしない」曲がチャートを席巻したりすると、もう流行音楽に興味はなくなるようです。
またまた話はずれましたが…
Three Dog Nightにもっと注目が集まっても…と思っているファンは少なくないはずだ。今も、ライブはとても楽しそう。
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