And This Is Not Elf Land

JERSEY BOYS 2012 autumn:その①すばらしい体験



ここのほうは相変わらず放置状態ですみません。帰国して2週間経ち、もう夕方に眠気が襲うこともなくなりました(!)Sandyがやって来る前にNYCを発ったことになるのですが、その後の被害の状況を見ると、胸が痛みます。地下鉄もまだ完全復旧には至っていない模様…なにせ、道路はいつも混雑している市内ですから、地下鉄がないと不自由に感じる人は少なくないでしょうに…一日も早い復旧を願っています。

さて、今回の短い滞在では、結局フランキー・ヴァリのコンサートを2回、JERSEY BOYS(JB)を2回、あとは、THE MYSTERY OF EDWIN DROODを見ました…なんか、当初は、オフでやっているTRIBESも観るつもりだったのですが、あまりに素晴らしいフランキー・ヴァリをリピートしてしまいましてね~(笑)

…で、毎度のJBなんですが、現ブロードウェイ・キャストは

ジャロッド・スペクター(フランキー)
ジェレミー・クシュニール(トミー)
ドリュー・ゲーリング(ボブ)
マット・ボガート(ニック)


結論から申し上げますと…私的には、OBCに次ぐベストメンバーと言ってもいいです!

特に、トミー役のジェレミーは、OBCのクリスチャン・ホフ以来の◎でした。ドリュー・ゲーリングはシカゴで観て以来4年ぶりの再会になりましたが、やはり、この人のこの役は素晴らしい。長身、美声、知的な雰囲気、美形、小顔(?)…この役に求められるものを全て備えている人ですよ(まぁ、「美形」「小顔」は関係ないかも…ですが~汗)ご両人とも、一旦はJBを離れて、さまざまな舞台に出演したのち、再び戻ってきました。

で、ショーそのものについては、あらためて。


今回の観劇で、もっとも印象に残ったのは、ステージドアでの思わぬ出会いでした。まずは、それについて書かせてくださいませ…



ステージドアで、珍しく日本語の会話が聞こえてくるので、思わず声をかけてみると…なんと、こちらのブログにコメントを書いてくださったことのあるNYC在住のJBファン、Yさんと息子さんのMさん(20代)でした。

Yさんとは、その後もメールをやりとりしましたが、息子さんのMさんには発達障害があり、NYCでソーシャル・スキルを身につけるための支援プログラムを受けておられるとのこと。Yさんご自身も、関連本の翻訳などを手掛けておられて、私も、教育・福祉に携わっている知人に、Yさんが翻訳された本を薦めたりしていたのでした!

今回は、思わぬ出会いに、お互いビックリ!Yさんも、息子さんのMさんも、想像していた通りのすてきな人たちでした。Mさんは、とても明るい方で、ジャロッドが出てくる前に、彼にかける言葉を一生懸命練習しておられました。(私も、毎回、それやってますよ…笑)

そして、ジャロッドを始め、キャストのメンバーたちは、Mさんのことをよくわかったうえで、さりげなく、当たり前に…そして、愛情をこめて接しているのに非常に感動しました。

さらに感動したのは…Yさんによれば、キャストの中でも、ノーマ・ワクッスマン&その他役のマイルス・オーブリーと彼の奥さん(JBのキャスト・メンバーではありません)、そして、オープン当初からフランシーン&その他役としておなじみのサラ・シュミットが、特に、Mさんのことを気にかけてくれているということでした。そして、6月から9月までフランキー役としてBWに戻ってきていた、あのジョン・ロイド・ヤングのMさんへの接し方も素晴らしかった…ということでした。

なんという素晴らしい話でしょう!


私は、かつては、一観光客として、BWでその都度話題のミュージカルを観るだけでしたが、そのうちに、ストライクゾーンど真ん中な(笑)JERSEY BOYSに嵌るようになり、激しくリピートしているうちに、キャスト・メンバーにも顔を覚えられたりして幸せな気分になったり、また、ファンの方々との交流を楽しんだりして、毎回、感動的な体験を積み重ねていたのですが…今回のYさんと息子さんのMさんとの出会いは、私にとっては最大級の出来事になりました!本当に、NYに何度も足を運んでいてよかった!JBのファンでよかった!Life is BEAUTIFUL!

Yさんと、Mさんと私とジャロッド・スペクターの4人で、JBのマーキーを背景に取った一枚の写真…これは、一生の宝ものです。

コメント一覧

Elaine's
Luceさま、

帰国準備にお忙しいことと思いますが、コメントありがとうございました!

Luceさまが帰国することをジャロッドに告げられた時、彼が本当にさびしそうな表情をしたことを忘れることができません…読んでいる私も胸がいっぱいになりました!

Luce様とお会いした翌日は、ステージドアに地元のファンの男性たちが数人いて、ジャロッドに「リプレイスメントにもトニー賞を与えるべき、不公平だよね」とか「映画はどうなるの?」など、いろいろ聞いていました。

ジャロッドは「JBがオープンした時は、僕はほかのことをやってたんだ。でも、早くこのファミリーに入ればよかったと思っているよ」とか「映画はハリウッドセレブがやるんじゃない?ぼくはジャージーボーイではないし」などと答えていました。

えっ、スーベニアープログラムが新しくなっていますか?うっわ、ノーチェックでした!今度見るときはどうなっているんでしょうか(?)

Luceさま、こちらこそよろしくお願いします。まずは、ご無事に帰国されますよう、願っています。ではでは
Luce
Elaine'sさま

ジャロッドのラストデイ、ウルウルきちゃったのは、ジャロッドの方なんですよーーー (彼の目に溢れた涙を見てしまった私の方も、もらいウルウル。。。)
で、サインをいただこうと差し出したJBのパンフレットの表紙に気合いの入った(?)サインをすると、これまた大きな字で、まるで堀内孝雄のノリで「センキューーーーー!!(注:当然英語ですが)」と、、、右隣のボブ画の上に、むっちゃでかでかと。。。(大汗)
ということで、私、ドリューくんのサインをここにいただくことをすっかりあきらめた次第です。
(パンフレットと言うと、先日まで全然気づかなかったんですが、今販売されているのは全編ジャロッド+その仲間たちバージョンにリニューアルされていたのでした)

「夏にオープン予定のミュージカル」=「フラッシュダンス」。。。
ジャロッドが踊っている姿を想像してみるんですが、なんだか正直ピンと来ませんよね~
(JBレベルのダンスだったら、彼の動きは流れるかのようで実に優美に感じるんですが。)

「いずれにしても、ジャロッドには、今度こそオリジナル・ブロードウェイ・キャストとしての位置をあげたいと思えてなりません。」
まったくもって同感です!!!!!

今月末にニューヨークを出発し、翌2月1日から東京での生活が始まります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Elaine's
Luceさま、レポ、ありがとうございます!!

皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか?ハリケーンはやはり大変だったのですね…お見舞いのメールも差し上げませんで、本当に失礼しました。

ジャロッドのファイナルの様子を伝えてくださって、本当にありがとうございます。Luceさまたちとお会いした次の日にもJBを観たのですが、そのとき、ジャロッドは「将来のことはわからない」という言葉を(私に対しても、他の人に対しても)何度も口にしていたのが印象に残っています。いや~、私もその場にいたら、言葉に詰まるでしょう

今後のBW舞台ってなんでしょう!?
私は「夏にオープン予定」と聞いて「フラッシュダンス」(今、ピッツバーグでトライアウト中)が思い浮かんだのですが、しかし、あのなかでジャロッドがする役があるかな~と思ったり…ところが、今確認してみたら、この夏オープンの予定が延期になっているみたいです(んん)とにかく、最近のBW作品は、ギリギリになって「や~めた」になることも多いみたいで、俳優さんたちも大変では・・・と心配になってきます。

いずれにしても、ジャロッドには、今度こそオリジナル・ブロードウェイ・キャストとしての位置をあげたいと思えてなりません。

JLYの魅力は、本当におっしゃる通りですよね。私は1度観たきりなのですが、「やはり、再度JLYを見なければいけない!」…と言う気になっております春までいてくれたらいいのですが~

Luceさま、お忙しいのにコメントをいただきまして、本当にありがとうyございました。これからもご縁がありますように。

お忙しい日々とは存じますが、ご自愛ください。
Luce
本年もどうぞよろしくお願いいたしますっ(ぺこり)
Elaine'sさま

随分ご無沙汰している間にも、ジャロッドがJBを去り、そして新年を迎え。。。(汗)

昨年のよもやの出会いには、本当にビックリでした。
「えええっ? まさか?!」のビックリと同様に、Elaine'sさんがあまりにもお美しいかただったもので、風邪を引いてたら~んと出かけた(?)私としては身が縮まる思いでした。
あの時の出会いをこのような立派な記事にまでしていただき、ひたすら恐縮しています。

で、その後ですが。。。
実は、あの後ニューヨークを来襲したハリケーンサンディの被害を受けまして。昨年のアイリーンが肩すかしだったので、今回も大したことはないだろうと思っていたのですが、ところがところが。
電気、ガス、水道など全てのライフラインが寸断される中、2日間に及んだ自宅籠城の末、最後は体調を崩しながらも何とか別の場所に避難するという経験をしました。
年明けの今になっても完全復旧とはいかないマンハッタン。世界を代表する大都市でありながら、インフラ基盤の弱さを露呈し、ニューヨークの街がこれほどまでに壊滅的なダメージを受けたことに、正直、驚きを禁じ得ませんでした。
で、そんな中、帰国への準備(家財一切の船荷出し)を進めていたわけで、そんなこんなでバタバタして連絡が遅れてしまいました。。。すみません~

ジャロッドの最終公演、家族揃って行ってきましたよ。先のジョン・ロイド・ヤングの最終公演(9/30)の時のようにエラいことになるのでは(スタンディングオベーションによるショーストップが数カ所あり。最後は花束まで渡されていた!!!)、、、の予想に反し、いつものごとく舞台は進み、あっという間に終わってしまった感じで~。ただ、公演後はいつもステージドアからさっさか出てくるキャストの人たちも、この日ばかりは15分も誰も出てこず。どころか、ドミニク・スカグリオーネ・ジュニアや、スイングのケイティー、そしてリック・エリスまでもがやって来てステージドアから中に入っていったんで、きっと仲間内でのお別れの儀式(?)とかがあったんでしょうか。この日のジャロッドはいつもより若干早めに姿を現しました。で、私が「You will be missed...」まで言いかけたところで、涙ぐんで一瞬笑顔が壊れてねえ~~~。くううう。
この夏、別の作品でブロードウェイの舞台に立つことになるんだと言っていましたが、「それまでの予定は(コンサート以外には)特になくて。。。」とのこと。
2008年にJB観劇デビューした私にとって、ジャロッドはフランキー役者そのものでした。(お目にかかった時には、JLYこそが!!!!とお話ししましたが、それとはまた別の意味で)
次の舞台で、彼はどのような役にチャレンジするのでしょうね? Elaine'sさんの体当たりレポート、楽しみにしたいところですっ!!!!
E
misaoさま、コメントありがとございました!

ご覧になったのですね~羨ましいです

10月からトミー役となったジェレミーは、大変素晴らしいです!今回のキャストチェンジを含め、JERSEY BOYS関連で書きたいことがたくさんたまっているので、記事をアップしていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。
misao
11月17日のJBソワレ
始めまして。
JB初観劇してまいりました。
実はそれほど期待していなかったのですが、いやあ感動というか、実に楽しく幸せな時間を過ごせました。

こちらのサイトに伺い、非常に良いタイミングで良いキャストにあたったんだなと改めて納得しました。

トミーはおっしゃるように育った背景を感じさせ、切なくて胸が痛みました。

そして切れ目なく場面が進んでゆくのに、確実にそれぞれの時の年齢を感じさせる演技に、終わった後で感動しました。

50代ですので、曲もなじみが深く、最後は全員が立ち上がっていました。

またお邪魔しますね。
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