今年も残り29時間となってきました。
12月29日・雪の橿原神宮と談山神社の模様…
・橿原神宮…
・雪の談山神社…
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Massyの恋(22) | |||||||
・・・「湯加減はどう?」 | |||||||
いつの間にか悦ちゃんが焚口に廻っていました・・・ | |||||||
「熱かったので水を入れたよ・・・丁度いいから!」 | |||||||
「・・・ありがとう!」 | |||||||
・・・「は~い・・・」 | |||||||
少し沈黙の後・・・ | |||||||
・・・「遅くなるから・・・私も入っていい・・・」 | |||||||
悦ちゃんの突然の問いかけに耳を疑い 驚きで戸惑いました・・・ | |||||||
「・・・あぁ・・・いいよ!・・・」 | |||||||
・・・平然と応えたもののドキドキ! | |||||||
そのまま返事は無く、暫く静寂の時が・・・ | |||||||
ただじっと湯船に浸かっている私が居ました・・・ | |||||||
頭の中をいろんな思いが飛び交いました・・・ | |||||||
・・・風呂場・・・裸の二人・・・深夜・・・ | |||||||
・・・悦ちゃんの家・・・ | |||||||
お母さんも二階に居られるのに・・・私と一緒にお風呂・・・ | |||||||
ここは田舎なので隣の家とは離れていて、 | |||||||
廻りは田圃や小高い丘・・・ | |||||||
彼女の実家は辺りでも大きくて立派な構えでした。 | |||||||
道路から一段高い敷地の南東側入り口には大きな門がありました。 | |||||||
昔の土間だったところは広い玄関に改造され、入って右が応接間、 | |||||||
正面奥にダイニングとキッチン、二階への階段がありました。 | |||||||
左に和室の続き部屋があり南には広い縁側と前栽が広がっています。 | |||||||
キッチン横の廊下を右に行くと洗面所と脱衣場、お風呂になっていて、 | |||||||
上屋根で繋がった別棟となっていました。 | |||||||
焚口は屋根と塀に囲まれた内庭にあり庭には井戸もありました。 | |||||||
じっと浸かっていて、のぼせそうになったので湯船を出て洗い場へ・・・ | |||||||
体を洗い始めた時、戸が開いて悦ちゃんが・・・湯気の向うに・・・ | |||||||
私はそ知らぬ顔で体を洗っていました・・・ | |||||||
・・・「ごめんね・・・洗濯機も回してあるし・・・」 | |||||||
・・・「お風呂も一緒に済まそうと思って・・・」 | |||||||
「あぁ・・・そうなの・・・いいよ。」 | |||||||
悦ちゃんの度胸に驚きました・・・ | |||||||
掛かり湯をした彼女が・・・ | |||||||
・・・「背中流す・・・?」 | |||||||
「いいよ!もう終わるから・・・」 | |||||||
彼女は湯船に浸かり、私は頭を洗っていました・・・ | |||||||
・・・「びっくりした?・・・私が入ってきて・・・」 | |||||||
「ん~ちょっとね!・・・」 | |||||||
実はとても驚いていたのに、表面上は平静を装っていました・・・ | |||||||
・・・「母が遅くなるから一緒に入ったらって言うから・・・」 | |||||||
「お母さんが言ったの?!・・・」 | |||||||
・・・「そうなんよ!」 | |||||||
背中で彼女の声を聞きながら驚きました・・・ | |||||||
またいろいと頭を過ぎりました・・・ | |||||||
お母さんは私のことを認めてくれたということかな・・・ | |||||||
それとも試されているのかな?・・・ | |||||||
いや、夜も遅いから ただ一緒にと言ったのかな・・・ | |||||||
・・・昔は足入れという風習がありました・・・ | |||||||
結婚前に相手の家に泊まる慣わしで、その家に慣れるとか・・・ | |||||||
互いの相性を確かめ合ったようです・・・ | |||||||
そんなこともあるのかな・・・ | |||||||
などなど・・・いろんな思いが頭を駆け巡っていました・・・ | |||||||
しかしいくらなんでもまだそこまでは・・・ | |||||||
頭を洗い終わって振向くと・・・ | |||||||
五右衛門風呂に首まで浸かった彼女が照れ笑いしていました。 | |||||||
「交代・・・」 | |||||||
・・・「うん・・・」 | |||||||
つづく… |