顔って何だろう?

口唇口蓋裂本人の最近の思いについてつづる

口唇口蓋裂の笑顔って・・

2008-02-27 19:24:21 | Weblog
 今日は仕事でビジネスマナー研修。その中で人の第一印象についての話があり、
最初の数秒で決まる、ほとんど外見で決まる、そのために、素敵な笑顔が大事である、というような話でした。笑顔で1番大事なのは、口元だそうです。口元が笑うと、目も自然と笑う・・・とか・・・ふーん、そうなんだと思いました。鏡が配られ、笑顔の練習。でも、結構、堪えました。だって、口元動きにくいし・・・
口唇口蓋裂だと、どうしても、口元が素敵とは言えないし。やっぱ、いろいろ損ですね。咀嚼機能に障害があると障害手帳もらえるようですが、こういう日常のチョコチョコした点でも、大変不利なので、何とかならないものかなぁと思いました。確かに笑顔が求められる仕事に就くのは、ハードル高いし。私の場合も、普通にしてても、どうしてもへの字の口元です。鼻の下の部分は縫っているせいもあり、あまり動きません。だから、笑顔も歪になってしまいます。
 数秒で決まる第一印象では、圧倒的に不利。今日は、それをいろいろと理論的に分かり、ビジネスマナー以上に顔に興味を持つ私には、参考になりました。口唇口蓋裂の笑顔について、考えようと思います



マスクして出かけたものの・・・

2008-02-23 22:03:20 | Weblog
 今日は、風も強く寒い日でした。最近週末の度に寒く、天気も悪いようですね。風邪や花粉症対策で、マスクの人が多いです。この時期、マスクで顔を隠せるので、ホッとしてしまいます。皆がやってるので、私も、普通の人の仲間入りができるからです。でも、今日はちょっと困りました。デパートの物産展で、試食を強引に勧められ、断れない事態に・・・仕方なく、マスクを外し、試食しました。店員さんの応対には、特別な変化は無かったですが、やっぱり、こういうシーンで余計な気を使ってしまいます。以前よりは、かなり目立たなくなっているし、メイクもしているけれど、人中のない状態に変わりはありません
 混雑する店内で、一瞬の事に一々気を使う必要もないのかもしれません。それでも、顔にコンプレックスがあると何気ない些細な当たり前の事が、当たり前でなくなるんです

歯医者・・・

2008-02-22 22:58:56 | Weblog
 形成外科の手術後、初めての矯正歯科でした。久々なのに、一杯型取りし、また写真撮影もし、疲れました。型を取るとき、かなり左右に唇を引っ張られたので、痛いです。もちろん、歯科に形成の手術の事も言いましたよ。もし、痛いなら先延ばしにしてもいいと言われたのですが、仕事も忙しいし、早く治療を進めたいので、今日やってもらいました。
 引っ張りすぎたせいか、上唇の麻痺感がぶり返したみたいです。今日は、暖かかったせいもあり、痛みは無かったのですが、引っ張ってから痛いです
 乳歯は、どうなるのかな?今日、型取りのとき、はがれないかと心配しましたが、しっかりと残ってます。
 一週間仕事して、最後が歯医者だったので、疲れました。 

インプラントの土台作り

2008-02-18 19:41:06 | Weblog
 乳歯の部分をインプラントにするのは技術的に可能ですが、大変です。というのも、土台の骨がないので、まずは腸骨を移植して土台を作り、そこにインプラントするんですね。この腸骨移植だけで、全身麻酔だったりするし、歩行のバランスも大変みたいです。もう、そこまでするなら、このまま乳歯でもいいかなぁ・・なんて、弱気になる位です。しかも、保険は効かないですからね。口唇口蓋列でなくても、諸般の事情で土台の骨のないケースもあるそうです。ですので、腸骨移植は、口唇口蓋列専用ではないみたいですね。ということは、症例も多いのかもしれないですが、インプラント治療は、パスしようと思ってます。
その代わり、保険でできる鼻の形成を考えてます。こちらも、全身麻酔には違いないのですけど。写真で見ると、鼻の歪みが良く分かります。気になると、どうしようもありません。どういう手術になるのかは分かりませんが。加齢とともに、体力・気力・抵抗力も弱ってくるみたいです。手術するなら、若いうち早いうちがいいですよね。
 


メイク練習

2008-02-17 17:57:52 | Weblog
 休みだったので、ゆっくりと新しいメイクの練習しました傷跡などを目立たなくするファンデーションです。ファンデーション以外は、手持ちの化粧品なので、画期的に別人になる訳ではないです
多分、傷跡などの治療のためですから、男性や子供など、化粧をしない人も対象になっているんだと思います。香料もないです。シミ・ソバカスなどを隠すファンデーションで今まで使った市販品に比べると、付け心地が軽く、付けているという感覚はあまりないです。なので、とっても、気に入りました。しかし、これで隠せるのは、あくまでお肌の部分。唇の縫合跡は隠せません。唇の輪郭修正の化粧テクでは、ファンデーションを唇に塗るというのがありますが、それをやると、へんに盛り上がって失敗でした。縫い目を目立たなくしようと濃く口紅塗ると、何か厚化粧になるし・・・
 肌の縫合部分の目立たない度は、UPしましたが、唇との輪郭部分のややこしい縫い目、まぁ、ごく僅かの部分ですが、ここは、難しい・・微妙に盛り上がっている部分があり、ここをどうするか???です。リップライナーを使っても、平坦ではないから、ズレてしまいます
 デジカメで撮って確認しながらですが、鼻の形も気になってしまいました。やはり、全体のバランスなので、唇の形がよくなると、鼻の引っ張られ具合が目だってしまうようです。
 

抜糸終了

2008-02-16 22:12:30 | Weblog
口内の溶ける糸ですが、昨日の診察で抜糸されました。分厚い感覚、痺れたような感覚は残ってますが、痛みはかなり減りました。どうも、糸と粘膜の摩擦??のような現象だったようです。口内から糸が無くなったので快適です。僅かな糸でしたが、常に舌先に触れるし、気になりますもん・・
上唇のバランスが良くなったので、メイクの研究もしないと・・どうも、今までと違うし、上唇と下唇のバランスも以前と違ってます。
それに、私の場合は加齢の問題、歯の矯正もあります。歯については、矯正がまだ完全に終わってないし、乳歯をどうするのかで微妙に顔の形、特に口元は変わると思います。
 それでも、まだ、写真を撮る時の「チーズ」でのスマイルは出来ません。鼻の下の部分が左右に伸びきらないし、無理に引っ張ると、鼻も妙に引っ張られるのです

 
  

冷えると痛む、手術跡

2008-02-13 21:01:26 | Weblog
今日も、寒いですた。手術跡痛みます。僅かの縫い目ですが、唇って敏感だし、
口内の糸は、まだまだ溶けないし・・・寒いと、血管が萎縮して、血行が滞るので
痛いらしいです。マヒした感覚、自分のでないような分厚い唇の感覚、これらが
取れる日は、来るのかなぁ・・・この独特な痺れと痛みは、想定外でした。辛抱できないという程ではないのですが、全然快適ではないです。
 局麻、日帰りでも、こんなんやから、全身麻酔・入院で手術したら、やはり
その後かなりキツイんやろなと想像します。先天的障害でなく、単に美容目的で手術する人もいますが、基本的には同じだから、やはり体には負担でしょうね。美しくなる代償は大きいです。

久々のメイク

2008-02-12 19:32:45 | Weblog
連休明けの今日からメイクして出勤しました。手術後しばらくはマスクをしていたので、メイクしてませんでした。唇の形も変わったので、休みの日にゆっくりとメイクの研究をしました。上唇の山形は、ほとんどないままですし、縫合した部分が凹んでます。それに、手術部分が、痺れたようなマヒしたような感覚のままです
口紅をぬる時も、痛いというか、とにかく、変わった感覚です。口内の糸が溶けていないせいなのかなぁ・・・今後予想される変化は、多少腫れがひく(もう殆ど腫れは無くなってますが),上唇が元通りの感覚になる、程度でしょうか。
 連休明けのせいもあり、誰も、私の変化に気づいてませんでしたね。ちょっと拍子抜け・・・まっ、そんなもんかもしれませんね。本人が気にする程、他人は何とも思っていないということでしょう。自分でも、そんなに劇的な変化とは思えないです。上唇が少し形が綺麗になったかなぁ・・唇を閉じた時に、への字が、一の字になったかなぁ・・・そんな程度です。
 もう、少しメイクの研究(?)してみようっと・・・
 

口唇口蓋裂の認知度

2008-02-09 19:13:36 | Weblog
 この障害って、どうも認知度低いのかなぁと思う事があります。自分自身も、子供の頃は漠然と何か皆と違うなぁという程度で、大学卒業近くになって初めて正確な事を知り始めました。それまでも、学校の健康診断とかで、何も言われずでした。逆に言うと、命に影響ないから、という事になるのでしょうけど。他の様々な障害に比べると、見た目の問題以外、機能的なものはかなり回復するから、問題無し、という感じかな。でもねぇ、やっぱり、この障害を持って生れた者にしか分からないデリケートな問題ってあると思います。私の子供時代は、技術的にどうしようも無かったのかもしれないけど、もし、早い目早い目に修正できてたら、やはり人生変わったかも・・と思います。子供の頃から漠然と、人前で活躍する姿は無理だとどっかで思ってました。  バレリーナとかアナウンサーとかタレントとかオリンピックの選手とか・・もっとも、この障害が無くても、そう簡単になれるものではないですが。この障害を持つ子供さんの中には、私みたいにそういうのは、無理と思って諦めている子がいるのかもしれないなって、思います。そして、親にも言い出せなく(私がそうだったので)、一人で悩んでいるのではないかと思います
 他の障害の人って、マスコミ等でもよく取り上げられているけど、なぜか口唇口蓋裂って、取り上げ度低いと思います。じゃあ、バンバン取り上げられたらいいのか、って言われると、それは、分からないです。実際、今、知らない人も多いのが実態だし、このままの方がいいのかもしれません。一方形成外科的な技術は、どんどん向上いてるから、成長と共に綺麗に治るでしょうし。口唇口蓋裂の著名人っておられるのでしょうか?  
 








 


術後半月

2008-02-08 20:51:07 | Weblog
口唇形成手術から半月が過ぎました。10年程前にもしたのですが、ちょっと気になる部分があったので、日帰りで再度やりました。この頃は、エイジングの悩みも増えてました。口唇だけでなく、タルミ取りもして欲しいなぁ・・などど思います。腫れもかなり減り、左右アンバランスだったのが、かなりバランス良くなりました。あとは、メイクでどこまでカバーできるか・・というところです。
 腫れはかなり減ったものの、筋肉が固まっているのか、動かしにくいです。特に、笑ったり、「イ」の発音時とか、横に引っ張るとチクッと痛いし。時間が解決してくれると信じてますが・・・このままだと辛いかも
 鼻の形成はしてないのですが、これも保険適用で出来るようです。しかし、全身麻酔のリスクなど考えると、躊躇います(鼻の形成は全身麻酔になるそうです)。そこまでする意味は??と思う自分と、この際やってしまおうという自分がいます。 おそらくは、しないと思うけど、まだまだ迷う日が続きそうです