第９戦・ザクセンリンク・ドイツGP

予選は雨。決勝当日も250ccでは雨になったがmotoGPが始まる時にはドライになった。
ポールはロッシ。ザクセン初ポール。

ロッシがホールショット。ペドロサが3列目からのロケットスタートで2番手に、ストーナー、ロッレンソは1コーナーで接触し、ロレンソが後方に下がる。
ロッシ、ペドロサ、ドプニエ、ストーナー、デアンジェリス、ロレンソ、ドビジオーゾの順。一周目からドプニエは転倒。
4周目終わりにはロッシ、ペドロサ、ドプニエ、ストーナー、ロレンソの4強が出そろう。毎戦この4人は確実にトップ集団を形成する。
5周目ストーナーがペドロサを交わすし、若干開いたロッシをファステストで追い掛けに掛かる。
6周目、ロッシを捉えトップへ。体調は良くなってきたのかな？ロレンソがトップ3に追いついてきた。
9周目、ロレンソが下りの直線終わり13コーナーでペドロサをパス。
その後、ロッシに追いすがり、トップ3は接近戦に。若干ペドロサが遅れ出す。
16周目、遅れていたペドロサがトップ3に追いつき始め、ロッシがストーナーを交わしトップへ。
17周目、ストーナーをロレンソが交わし2位へ。ストーナーはジリジリトップ2に置いて行かれる。
ロレンソはロッシの真後ろに着き、トップを伺う。
残り5周、動きが出る。ロレンソが1コーナーの突っ込みでインを刺しトップへ。ペドロサもストーナーの前へ。
逃げ切りを計りたいロレンソだが、ロッシはそれを許さない。
ストーナーはリアタイヤトラブルか？大きくペドロサから遅れる。

残り2周。抜かれた1コーナーでお得意のレイトブレーキング。ロッレンソのインを刺し、再びトップへ。
ラストラップ。ロッシは１コーナーのインを思い切り閉め、ロレンソに入り込む隙を与えない。
13コーナーでもインを閉めきり最終コーナーがきつく成ったが0.099差で逃げ切り、今季4勝目。
本当にこの男、勝負強いロッシ。
これで表彰台回数159回となりアゴスチーニに並ぶ。

最大のライバルに成ってきたロレンソ。
ロッシを相手に一歩も引かないバトルは同一マシーンだから一層手強い。

夏休み前の2連戦。一つは取った。来週のイギリスで勝って去年と同じ流れにして後半戦を迎えたいが、ライバルは強力になってきている。毎戦タフなレースが続くが見る方には堪らなく楽しいシーズンにここまでは成っている。