多忙な人のスローライフ(ロハス)

都会でカンタンにできるスローライフ(ロハス)的行動と関連書籍などを、写真とコピーでご紹介します。

ロハス的甘味を求め、五感旬菓子「GOKAN」へ

2006-05-28 | ロハスになれる場所
今日は、大阪北浜にある五感旬菓子
「GOKAN」本店に行った。

「GOKAN」の菓子は、旬の素材にこだわり、
和(風土)のおいしさにこだわり、
日本人の心に響く菓子創りを目指しているそう。
(元々は京阪神の人気店のパティシェと
 阪急百貨店がコラボしたお店だとか)

そのためか、
「お米の純米ルーロ」、季節の旬作ケーキなど、
どれも自然でやさしい味だ。
なんとなくロハス的甘味って感じがする。

またこの北浜本店のビルは、
皇居二重橋や奈良ホテルを設計した
河合浩蔵氏の設計で大正11年の建築。

元銀行の重厚な吹き抜けの空間で
ティータイムをすごすと、
その時代の空気を感じられるから
心の底からゆったりした気分になれる。

すぐ近くには日本銀行大阪支店(1903年築、
設計は東京駅などで知られる辰野金吾)や 
中ノ島公会堂(1918年築)などもあるから、
そちらを見られるついでに
GOKAN本店に寄ってみてはどうかな。

>五感旬菓子「GOKAN」のHPです>>

●同じ日、大阪 谷六にある菱屋カレンブロッソ 本店に行って、
 馬の柄がかわいい小さなカバンを1つ買いました。
 地域活性化のために大阪本店の企業を地道に応援しよう!と
 自分にいいきかせつつ、実は浪費してます。

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千年以上 手つかずの原生林で、巨樹に会う

2005-11-25 | ロハスになれる場所
最近、胸のあたりが締め付けられるような
なにやら精神的に圧迫される感じが続いていた。

気がつくと呼吸が浅くなっている・・・。
(さらささん、ありがとうございます。
 ヨガなどしながらも、不自然な呼吸になっていました。
 あ~あ~ はぁ~ ふぅ~ どっこいしょ・・ですね)。

精神的によくない時は自然の中に逃げ込むに限る。
オートバイで1時間ほどの奈良 若草山にでかけた。

山焼きで知られる若草山の横は「春日山原始林」。
841年(承和8年)に神山として狩猟や伐採が禁止され、
それ以来 春日大社の聖域として保護され、
1100年以上も人手の加えられていない原生林が残っている。

最近、巨樹・巨木調査がおこなわれたところ、
巨木1425本が確認され、その数は日本一だとのこと。

深呼吸をすると、濃密な土や苔や腐葉土などの匂いが
肺に充満する。10分ほど枯葉の上で横になった。

その後、ネーチャーヨガをしたり、
お気に入りの巨樹に触れたりしていると、
つき物が落ちたようにラクになった。

都会で息苦しくなったときは、
巨樹(エント族)と話すのがよいようだ。


●写真は原生林の中にある「峠の茶屋」にいたネコ。
 奈良から柳生に抜ける石切峠にある昔ながらの
 風情の茶屋で、草もちを食べました。
 鴨居には槍や鉄砲が立てかけてあるのですが、
 かって武芸者が酒代がわりに
 置いていったものらしいです。

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千年の樹―南から北へ日本の巨木をたずねる

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外も中もスローな、レトロビルを愛す

2004-12-22 | ロハスになれる場所
大阪の淀屋橋から本町界隈にレトロなビルが多い。自然が好きな私も、遠出できないときは市内の古い建物見学ツアーにでかける。

写真は高麗橋界隈のビルだけれど、なんとも渋い顔をしている。
オフィス専用のビルには関係者でないと入れないが、
中に骨董品屋さんなどがあるビルには店に行くとついでに中も見る。
玄関の脇に郵便ポストの口だけみたなものがあると思ったら伝声管。
そこに口をつけて「集金で~す」とかいうと金属の管を伝わって各部屋に声が響くのだろう。やってみたくてうずうずするが、なんとか思いとどまる。

少し前からそういったレトロビルを改装して、レストランやブティックなどに再利用するのが増えた。いいことだなって思う。ヨーロッパでは、築100年の家が新築よりも高いとか、お金持ちが築100年以上の家を買ったりとか、古い家を大切にする文化があるみたい。

古い建物は中に入るとできた時代の空気が残っているような気がして落ち着くし、外から見ても街の景色に渋みを加えてくれる。都会に住むものとしては、既存の建築をリノベーションしてそこに暮らすことを意識していきたいな。

●こちらのサイトで大阪の古い建物を紹介されています。
みてあるきMAP 大阪モダニズムコース

なぜか祈りに似た気持ちになる安藤さんの建築物

2004-12-14 | ロハスになれる場所
建築については全くわからないけれど、安藤忠雄さんの建築物は感覚的に合う。計算されて差し込む外光、やわらかな肌合いのコンクリート。建物の外にいても中にいても、なぜか暖かに感じる。そこは、ボクにとって心地よいスローな空間だ。

関西なら、気軽にフラッと会いにいける。大山崎山荘美術館、TIME‘S、近つ飛鳥博物館、サントリーミュージアム、司馬遼太郎記念館、兵庫県立美術館、淡路夢舞台 etc.。さらに街中に小さな建物もあちらこちらにある。北海道トマムの「水の教会」や直島コンテンポラリーアートミュージアムにも行った。

建物を歩いていると、不思議なことに「祈り」に似た気持ちになる。

「大山崎山荘美術館」は環境をいかすため新館は緑の中に埋め込むよう、地中につくられている。「淡路夢舞台」のように、「破壊されていた自然を再生し、人と自然の交流のステージをつくりだす新しい環境回復型プロジェクト(「太陽」安藤忠雄の発想力より)」という考え方もよいな、と思う。

これからは大きな建築プロジェクトは、再生と共生を意識したものであって欲しいし、
安藤さんの建築に触れるとき、そういったことも考えてみたいな、と思う。

※写真は兵庫県立美術館です。

花マルだ!京都 賀茂川での夕涼み

2004-11-30 | ロハスになれる場所
京都市を流れる賀茂川。この夏、仕事に疲れて気持ちがへたると、よく昼寝してから夕涼みに行った。京阪電車の出町柳の駅をおりたところ。夏の夕暮れは家族連れやアベック、近所のご隠居も外人さんもゴチャまぜで、川に足をひたしてただひたすらボーっとしている。
大阪のようなゴチャゴチャしたところに住んでいると、これが街の真ん中だなんて信じられない。おなかがすけば川のすぐ横 今出川沿いにある「Bon Bon Cafe(ボンボンカフェ)」で赤ワインとカポナータ、レバーパテなどを買ってオープンテラスで食す。すぐ前に大文字山が、すぐ左手に比叡山が見える。アオサギ、シギなどの鳥があちらこちらで魚をとってる。ほろ酔いで川にもどれば魚がわらわらと泳いでる。あーしあわせだー。

流れる水に足をつけて夕景が見られる場所と、その近くにちょっと一杯やれるところがあれば、夏の夕方はとても幸せになれる。


京都 糺の森で、こころの澱を発散する

2004-11-29 | ロハスになれる場所
夜中過ぎの帰宅が続いてこころが壊れそうになると、よく京都の下鴨神社に行く。大阪から電車一本でいけるから、「やばいかな」と思うと、週末の朝 電車に飛びのる。
その世界文化遺産でもある下鴨神社の鎮守の森が、「糺の森」。紀元前2~3世紀の原生林の植生がそのまま残っているそうだ。雨上がりの夕暮れにいくと、街の中なのに深い森の中にいるような感覚になってくる。倒木に座って目を閉じて深呼吸すると、毛穴から仕事や人づきあいでたまった澱が少しづつでていってるような気がして、1時間ほどするとこころが軽くなっているのを感じる。

この写真はそこで、自作のガラスの器を撮ったもの。倒木に小さなキノコが生えていたので、その横において撮った。手づくりの厚ぼったいグラスには自然の風景がよく似合う。

いざという時、1時間以内にとんでいける自然を感じるスローな空間を持っておきたい。私は下鴨さんと糺の森には、ずいぶんと助けられている

まだま村で、こころの声を聴く

2004-11-26 | ロハスになれる場所
大阪近郊のスローな店というと「まだま村」がおすすめ。直径12メートル、高さ11メートルもあるヨシ葺きの屋根でできた竪穴式住居風カフェだ。大黒柱や梁は約300~400年前のケヤキで、解体された古民家から集めたものらしい。

冬には薪ストーブがたかれ、囲炉裏に手をかざしながらお茶を飲む。土間だから底冷えするのだが、こころが喜んでるのがわかる。仕事では男勝りな嫁も、話し声がやさしくゆーったりとしてくるから不思議。待たされても気にならない。店の方いわく縄文リズム縄文タイムだそうだ。
大阪市内からバイクで1時間ほど、茨木市の奥 竹やぶの中にある。

薪ストーブの火をただ見つめていると、一週間の疲れがスーッと抜けていく感じがする。
時がスローに流れるお店は、こころのくすりのようなもの。常備薬として用意しておきたい。

スローな灯りに救われる なら燈花会

2004-11-25 | ロハスになれる場所
ろうそくのゆら~りとした灯りを見ていると、それだけでスローな気分になってくる。夏の夜、屋外で場所が古都となればなおさら。なら燈花会(とうかえ)は、そこにいるだけですでに救われた気持ちになってくる。

 ろうそくをともす人、ただ灯りを見つめる人、ひとつの灯りを顔をよせあって覗き込む二人。その暖かな光に照らされている人の顔はどれもゆらゆらとしてやさしげに見える。昼間の情報洪水とそこで溺れないためのスピード処理に疲れたこころには、やわからな灯りに照らされる暖かでわずかなインプットが心地よい。

デジタル時代とはいえ処理する頭も体もアナログなのだ。限りなく情報量を少なくして感覚で風景に溶け込む時間を持つことは大切だと感じる。

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