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MILES DAVISの1986年のアルバムです。たぶん、人前でLIVEたるものをした事があるミュージシャン(唄以外の楽器系)であれば、クラシックやロックの人でも一度は耳にした事がある名前だと思います。ジャズの歴史はこの人の名前なくして語られることはあり得ないぐらい偉大なトランペッターです。この人のバックで弾いたミュージシャン達は今のアメリカの音楽史(ジャズ以外も含めて)を支えていると言っても過言ではないと思います。わたくしは高校生の時にたまたまこの人のLIVEのビデオ(テレビ番組のもの)を観たのが最初です。たしか、なんかのジャズフェスのものを、借りたと思います。その中でこの人、P.A.スピーカーの前で後ろ向いて背中を丸めて汗まみれで、ひたすらソロを吹いていたんです。やっている曲もちょっと難しくてよう分かりませんでした。そやけど、何となくですが躍動感みたいなものが感じられて、又レンタルCD屋で借りようと思い、名前だけチェックしていました。それで借りたアルバムがコレでした。実は知っている人は知っていると思いますが、この人のアルバムって膨大な量が発売されているんです。中期までのアコースティックの頃でも何期かに分かれていて、エレクトリックになっても幾つかに分類されていると思います。ちなみにこのアルバムはエレクトリックのもので、あのMARCUS MILLERがプロデュースしています(この時MILESは60歳、MARCUSは27歳!!)。大体MILESファンの人はというと、アコースティック時代のアルバムを好んで聴いていると思います。わたくしは、全部持っているってわけではないですが、今のところどの時代のものも好きでして、ゆくゆくは全部制覇できたらなあって思っています。何がいいかって言われると、まずこのアルバムに関してはMARCUSが作っただけあってMILESの中では特にポップな仕上がりだと思います。インプロ(即興ソロ)も少なめだし、すごくグルーヴィでメロディアスなところがよいです。それから、他については、どのアルバムも言えることなんですがジャズにしてもロックにしてもフュージョンにしてもいろいろな意味で原点だと思うんです。モードなんかも含めて、フレーズやコード進行など、この人によって広がっていったところがたくさんあると思います。それと、編成や曲が違っても一貫して、すごくメロディが、聴いててかっこいいというかすごく気持ちがいいんです。とりあえずは、色んな音楽を知れば知るほど聴けば聴くほど、この人の音楽に必ず触れる、行き着く。そんな人だと思います。偉大です。
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