少しづつ前に進むため、自分も動き出してました。
今、各々がこの震災を通し、悩み、考え、そして迷ったことでしょう。
こんな大災害、誰も経験した事がないので当たり前です。
震災1週間半後…
会社のトラックを借り、走り出す。
この時初めて港を見て現状に愕然としました。
あまりに現実離れした景観にこれは夢ではないかと。
とりあえずできる事を思い、
会社からガソリンや救援物資の買出しを出す。
日本海へ向けひた走り、毎日会社と新潟往復のピストン輸送をしていました。
被災地では毛布や着る物、靴がなかったので募って集め
毎週水曜に各港へ運ぶ。
うちの会社は内陸にあった為被害は少なく、幸い生産や仕事もあります。
復旧作業と生産を同時進行しながら月曜~金曜までは自社・日本経済の為に稼動です。
土日はしばらくボランティア活動に参加し、被災地の為に尽力すると決めた。
もちろん釣りにいかないわけではないですよw
思うより早く体が動いた事。
今するべき事が自分の場合はこういった形になっただけです。
ボランティアセンターには一般ボランティアに混じって普通に
受付をしている地方著名人もおりました(画像はダニエル・○ールさん)
ボランティアセンターで並ぶ男性。
その人は尋ねる。
「あの…お忙しいところすいません。
熊本から来てまして…お邪魔かと思いますが
テント持参したので張る場所ありますか?」
同じグループで作業してくれた20歳…
いやもっと若いのかも知れない小柄な青年。
彼はとっても不器用だった。
でもすごく一生懸命だった。
たどたどしく話す彼と少し会話すると、専門学生らしい。
そしてなんと滋賀から来て自腹で連日カプセルホテルに泊まっていると言う。
不器用な彼は今回の震災や被害を知り、力になりたいと
ただその一心だけでここに向かってきてくれたのだろう。
長い時間はかかるだろうけど
せめて、他の県や国の方々に力を借りる必要がなくなり、
「もう自分たちだけでやっていけるよ!」って言えるまでは
本当に一生懸命にやっていこうと思いました。
いつか恩返しがしたいです。
本当にありがとう。
海沿いを少し車を走らせればこの景色が延々と何十キロも続く。
途方もない時間と労力が必要なのは間違いない。
細く長くでもいいから続けていかなければ終わりがない…。
インディアンの有名な言葉でこうある。
「どんなことも7世代先まで考えて今を行動しなければならない」
だからというわけじゃないけど。
僕は今の自分の頭でこの行動しか思いつかなかったので実践してみてます。
学生の頃良くナマズ釣りに行った水路も水がなくなり、あるのは瓦礫ばかり。
でも綺麗になって水や魚が戻ったらまた釣りをしよう。
ボランティアでたくさんの子供たちを見かけました。
皆一生懸命で笑顔が印象的でしたね。
大人や親が子供にできる最高の事は、
大好きなことをやってみせて、幸せに生きている姿を見せること。
だから釣りっこいくど!!
ボランティアに行くって言ったら
「俺も行く」って言って来てくれた、からあげ先輩。
笑顔で作業して、きっと良い街になるっす!
ありがとう!