「フォトレタッチのお話 ４」

はじめにおことわりを。。。本文中、川村ゆきえさんの写真を１枚ご紹介させていただいておりますが、あくまでもスキャン＋レタッチの話をするための目的でありまして、問題のある場合には即刻削除いたします。

ＰＳＰの日本ファルコム作「英雄伝説シリーズ３部作」にべたではまっとりまして、さいきん仕事以外なんにもしておりません。
・・・仕事帰りのＵＦＯキャッチャーだけはしてます。はい。（＾＾）

今日の画像、元ねた（スキャンのみ）はこちら。



で、タイルの具合なんかを考えるとあんまりぼかさないほうがよさそうな気がするカットなわけですが、なんとなく気だるい感じ、雰囲気を出してみたくてぼかしたのがこちら。



ぼかしは例によって明るさの中間値＋アンシャープマスクで作った状態に対してハイパスレイヤー＋色調反転を被せてます。これやると色味が多少おかしくなるんですけど、今回は許容範囲かしら、、、と。

ま、正直、このへんは好みの問題であります。（と思いたい。。。）
レタッチの上手い人々はそれぞれお好みの感覚を持っていまして、なにかしら優先させている方が多い気がします。とにかく色を忠実に、とか、くっきりシャープに、とか、肌の仕上がりなり、目や唇なんかの雰囲気を重視する方とか。
で、それぞれにいろいろな手法があるわけでして、神の領域に達している方たちは総じてこの手法の持ち駒が多いように見受けられます。
・・・つまるところどんな写真がきても、思ったイメージに近づけてゆくためには、それだけ色々知っていなければ実現できないわけであります。はい。
後必要なのは、イメージに近づけてゆくための試行錯誤、言い換えれば根気であり、執念、でしょうか。（＾＾）

機械の力を借りて実物をありのまま写し取るのが写真だと昔はおもってましたけれども。
・・・写真てね、ほんと、千差万別、いろいろ、なんですよね。
完璧な写真というものはおそらく存在し得ない、、、でしょうな。なあんて。