太陽と月は、それぞれ人間に多大な影響を及ぼしている。
太陽はさんさんと熱を発することで他惑星を照らすだけでなく、あらゆる生物の源を刺激するかのような生命力を与えてくれる。
一方、月は存在こそはっきりするものの、一見するとあまり影響を及ぼしていないように見える。眼に見える影響と言えば、海の潮の満ち引きくらいだろう。
月の影響は、目に見えない部分に働く。古来から女性の体と月の関係性は問われてきており、生理周期と月の満ち欠け周期は占星術の世界ではよく耳にする。
目に見える影響を及ぼすのが太陽、目に見えない影響を及ぼすのが月。
一言で表すとこんな説明になるのだろうか。
占星術における解釈では、どちらも「欲求」を表している。
厳密に問えば違うのかもしれないが「~したい・~になりたい」という解釈は両惑星とも同じだ。意識的か無意識的かという違いである。
太陽の欲求を満たすことで、自分という存在の在り方を確固たるものにしてくれる。
25~35歳の時期が太陽の年齢期にあたるが、これは仕事を始めて軌道に乗り出す頃合いだ。仕事をしていく中で「こうしたい」「こうありたい」という欲求が形成されていく。
片や月の欲求を満たすことは、安心感やリラックス・くつろぎを与えてくれる。
子供が学校に通い始める前だと、自分の思うようにいかないとすぐに駄々をこねたり泣き始めるだろうが、これが月の持つ「安心感」に結び付いている。
大人になっても、誰しもインナーチャイルドというのは存在する。
「こういう状態にあると気持ちが落ち着く・くつろげる」
月を見ることでそれを示してくれる。
ここからはまさに私の「独り言」。
朝起きると、日だしの地平線から太陽が東の地平線から上ってくる。
それと同時に人は活動を開始する。見方を変えれば、太陽という存在が人間を動かしているようにも見える。
そして日が沈むと、今度は月が顔を出す。同時に周囲は暗くなり、隠れるように自分の住処へと帰る。
夜遅くになると睡眠を取り、また朝がやってくる。
ふとしたタイミングで、私は星々・惑星の影響を受けている事を実感する。
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