・子犬は、母親から抗体をもらいます。
それは、分娩後24時間位までの間の母乳に含まれています。
これを「移行抗体」といいます。
移行抗体が、いつまで、子犬を守れるかは、その母犬が抗体をどの位持っているかで違います。
母犬に、交配直前にワクチンを接種することで、移行抗体の期間を長くすることが出来ます。
・この移行抗体は、やってきた色々な病原菌をエイヤーっと殺して行く正義の味方なのですが、ワクチンも、「ウィルス抗原」ですから、これまた、殺さなくて良いのに、エイヤーッと殺してしまうのです。
ですから、移行抗体がある間は、何回ワクチン打っても、次々、殺されてしまって、全然効果が上がらない時期が出来てしまいます。
これを「干渉」といいます。
・でも、移行抗体は、段々抗体価が下がっていき、なくなって行きます。
それが、いつなくなるかは、それぞれですし、判らないのです。
ですから、「殺されるのを覚悟で、接種する」必要があり、これが殺されても次の接種で何とかしようと、していかなければいけないので、「何回もの接種」になってしまうのです。
成犬が、1年に1度で良いのは、移行抗体が無いので、殺されずに効果が保てるからです。
・移行抗体が、段々抗体価が下がっていき、それなのにワクチンが、殺されている「ワクチンには干渉するけれど、感染は防御出来ない」という厄介な時期があって、伝染病を防御出来るラインを、保てない時期が、どうしても、どんな子にも出来てしまいます。
これを「空白の期間」といいます。
この後、移行抗体がゼロになって、今度は、ワクチンの抗体価が上がるまでの時間が、必要になってきます。
つまり、その間は、ワクチンを打っていても、病気になってしまう恐れが、あるのです。
お散歩に気を付けるのは、これが理由なのです。
又、この期間を出来る限り、短く抑えるためにも、たくさんのワクチン接種が必要にもなるのです。
・追加接種をすることによって、自分の身体の中で、すでに、抗体を作った記憶が出来上がっているので、もっと強い抗体を作り出すことが出来る様にもなります。
これを、「ブースター効果」といいます。
ですから、追加接種をきちんとしてあげることは、とても大切です。
ブースター効果http://taro.cc/index.php/taro/comments/vaccine/
ワクチンを1回接種しても、時間とともに免疫は弱くなっていきます。
そこで、免疫が完全になくなる前に、もう1度ワクチンを接種すると免疫が増強するとともに
持続期間が長くなります。不活化ワクチンの場合持続期間が短いので、定期的に接種する必要があります。
人の場合、生ワクチンは一生効果が持続するといわれてきました。実は、全ての人が一生持続するわけで
はなく、その後自然に感染していたのが、ブースター効果になって効果が持続していたらしいのです。
ところがワクチンによって、その感染症が少なくなり、自然感染をすることが少なくなり、
大人になると免疫がなくなっている場合もあるようです。はしか(麻疹)は、ワクチンをしなかった人や
、ワクチンの効果が切れた人が大人になってからかかることがあります。生ワクチンも、
必ずしも一生効果が持続するわけではないようです。
それは、分娩後24時間位までの間の母乳に含まれています。
これを「移行抗体」といいます。
移行抗体が、いつまで、子犬を守れるかは、その母犬が抗体をどの位持っているかで違います。
母犬に、交配直前にワクチンを接種することで、移行抗体の期間を長くすることが出来ます。
・この移行抗体は、やってきた色々な病原菌をエイヤーっと殺して行く正義の味方なのですが、ワクチンも、「ウィルス抗原」ですから、これまた、殺さなくて良いのに、エイヤーッと殺してしまうのです。
ですから、移行抗体がある間は、何回ワクチン打っても、次々、殺されてしまって、全然効果が上がらない時期が出来てしまいます。
これを「干渉」といいます。
・でも、移行抗体は、段々抗体価が下がっていき、なくなって行きます。
それが、いつなくなるかは、それぞれですし、判らないのです。
ですから、「殺されるのを覚悟で、接種する」必要があり、これが殺されても次の接種で何とかしようと、していかなければいけないので、「何回もの接種」になってしまうのです。
成犬が、1年に1度で良いのは、移行抗体が無いので、殺されずに効果が保てるからです。
・移行抗体が、段々抗体価が下がっていき、それなのにワクチンが、殺されている「ワクチンには干渉するけれど、感染は防御出来ない」という厄介な時期があって、伝染病を防御出来るラインを、保てない時期が、どうしても、どんな子にも出来てしまいます。
これを「空白の期間」といいます。
この後、移行抗体がゼロになって、今度は、ワクチンの抗体価が上がるまでの時間が、必要になってきます。
つまり、その間は、ワクチンを打っていても、病気になってしまう恐れが、あるのです。
お散歩に気を付けるのは、これが理由なのです。
又、この期間を出来る限り、短く抑えるためにも、たくさんのワクチン接種が必要にもなるのです。
・追加接種をすることによって、自分の身体の中で、すでに、抗体を作った記憶が出来上がっているので、もっと強い抗体を作り出すことが出来る様にもなります。
これを、「ブースター効果」といいます。
ですから、追加接種をきちんとしてあげることは、とても大切です。
ブースター効果http://taro.cc/index.php/taro/comments/vaccine/
ワクチンを1回接種しても、時間とともに免疫は弱くなっていきます。
そこで、免疫が完全になくなる前に、もう1度ワクチンを接種すると免疫が増強するとともに
持続期間が長くなります。不活化ワクチンの場合持続期間が短いので、定期的に接種する必要があります。
人の場合、生ワクチンは一生効果が持続するといわれてきました。実は、全ての人が一生持続するわけで
はなく、その後自然に感染していたのが、ブースター効果になって効果が持続していたらしいのです。
ところがワクチンによって、その感染症が少なくなり、自然感染をすることが少なくなり、
大人になると免疫がなくなっている場合もあるようです。はしか(麻疹)は、ワクチンをしなかった人や
、ワクチンの効果が切れた人が大人になってからかかることがあります。生ワクチンも、
必ずしも一生効果が持続するわけではないようです。