横浜・若林オーナー異論「知事の勘違いでは」

　住生活グループへの球団売却交渉が進む横浜・若林貴世志オーナー（６８）が１４日、都内で取材に応じ、神奈川県の松沢成文知事の発言に異論を唱えた。

　松沢知事が買収側の狙いは企業アピールが目的ではないかとの見方をしたことについて「知事が勘違いしたのではないか。（宣伝しないなら）何のためにやるのか。野球は昔から何かの効果を求めてやっている」と自社ブランド名をチーム名に組み込む可能性を示唆している住生活グループの意向に賛同した。

　そして「（住生活グループ側は）目的があってやっている。かつてサッカーのＪリーグで（チーム名に）スポンサーの名前をなぜ入れない、と怒ったオーナーもいたくらいだし」と続けた。

　また、来季の本拠地について１２日に住生活グループ・潮田洋一郎会長が「全くの白紙」と語ったことについて改めて言及。「何とも言えないが、来年のスケジュールは決まっているのだから」と“横浜残留”が自然の流れとした。

Ｕ－２１関塚ジャパン、初戦１１・８

　日本サッカー協会は１４日、中国・広州で１１月に行われるアジア大会サッカー競技の日程を発表。１２年ロンドン五輪出場を目指すＵ－２１世代で参戦する男子日本代表は、８日の１次リーグＡ組初戦で開催国の中国と対戦することになった。

　この日中戦が、関塚隆監督（４９）就任後初の公式試合。中国では尖閣問題などで市民の反日感情が高まり、同国で開催中のＵ－１９アジア選手権でも日本国旗が奪われるなどの事件が発生。関塚ジャパンの船出は、非常に厳しいアウェー戦となる。

伊藤、クボタの今季初勝利呼ぶ！／ＴＬ

　ラグビー、トップリーグ（ＴＬ）で開幕から唯一勝利がないクボタは１６日、今季初昇格した豊田自動織機と対戦する。負けると開幕から６戦未勝利で、チームのワースト記録を更新。ＷＴＢにはルーキー伊藤有司（２３）が先発予定。デビュー戦となった前節９日のサントリー戦で、ファーストタッチでＴＬ初トライを挙げた“ラッキーボーイ”が救世主になる。

　強運を自ら引き寄せたルーキーが、２戦連続の先発出陣だ。伊藤は「前の試合は初づくし、でした。ディフェンスを一生懸命やって、トライも取りたいです」。

　当たりの強さを買われ、前節サントリー戦でＴＬ初先発。前半３９分、その試合最初のボールタッチでＴＬ初トライを奪った。クボタは開幕から５戦未勝利。「初先発「初ボールタッチ－初トライ」の好運を、チームの初勝利へ向けるのだ。

　伊藤のラグビー歴も偶然の連続。中学ではサッカーをしながら、陸上の大会に出場。その運動能力を見込んだ東京・修徳高ラグビー部の菊池剛監督から誘われたが、伊藤は別の高校に進学。在学中にラグビーへの思いが募り、１年後に修徳高を受験。同高が奈良県の強豪、天理教校学園と毎年合宿をする縁で、天理大関係者が伊藤の素質を見抜き、飛躍につながった。

　「もし菊池先生に会っていなかったら…」。縁と巡り合わせで道を切り開いた男が、チームの運気をかえる。

久保＆工藤、プロ野球娘タッグ結成／国内女子

　異色タッグだ。女子ゴルフの「富士通レディース」は１５日から３日間、千葉・東急セブンハンドレッドＣ（６６３１ヤード、パー７２）で開催される。プロ野球・阪神の久保康生投手コーチ（５２）の次女・啓子（２４）が、西武から戦力外通告を受けた工藤公康投手（４７）の長女・遥加（１７）＝東京・日出高３年＝をキャディーに従え、プロ野球ドーターコンビで初シード入りへ弾みをつける。

　秋の気配が漂う千葉の西日を浴びながら、久保が練習場でショットの練習を繰り返した。そのそばに付き添うのが遥加。賞金ランク１１９位（９２万１０００円）からのシード入りを狙う久保が、遥加をキャディーに大抜擢（ばってき）した。

　「シード獲得はあきらめていない。ハルちゃんに助けてもらおうかな」

　遥加とは今年２月に合宿で訪れたグアムで、偶然出会った。最初はお互いの父のことを知らなかったが、知人を通じて知ってからは意気投合。学年で６つ違いながらメル友となった。２週前の日本女子オープンで、プロツアー初出場の遥加はアマながら３３位と健闘。久保が祝福の連絡を入れると「キャディーをやらせてください」と逆に懇願された。

　「１度やってみたかった。キャディーの目線で選手の心理状況を勉強したかった」と遥加。プロテスト合格に向け、今秋の１次予選会を受験するが、その前にプロの目線で勉強したいとキャディーを“直訴”した。

　遥加の父・公康からは「うちの娘でいいんですか」と電話があった。すると久保も「私でいいんですか」と申し訳なさそうに返答したという。今大会中は、千葉・八千代市内の久保の自宅で寝食をともにする。

　「ハルちゃんはテンションが高くプラス志向。私は悪いプレーだとテンションが下がるので、いいのかも」と久保は頼もしがる。２人で立てた目標「１０位以内」を目指して、フェアウエーの「ＫＫコンビ」が旋風を巻き起こす。

本田圭、アジアのベスト！と絶賛

　本田圭が有力サッカーサイト「Ｇｏａｌ．ｃｏｍ」（国際版）に絶賛された。同サイトは「日本の本田圭佑はアジアのベスト選手」の見出しで、「火曜日の日韓戦を見たら、本田がアジアＮＯ・１であることにすぐ気づくだろう」などと記し、三浦知良、中田英寿氏に続くスター選手であることを報じた。