ここのところずーっとなにかすっきりしないものを抱えていた。
家を部分的に解体して狭いところに家族が寄り集まって過ごしはじめて半年。慣れない生活をしているため夜の散歩もやめて家で過ごすことがすごく増えていた。
そんな中、3月に新しいクルマ(!)を買ったのだけど、なかなかドライブする機会もないまま過ぎていたので夜のドライブに出掛けたのだ、11時前に。
行きなれた海水浴場目指して夜の二車線をすっ飛ばす。闇に沈んで情報の少ない街を僕のクルマはウルトラスムースに走っていく。快適に何百キロも走るためのクルマ、その片鱗を味わった。
夜の海。
対岸の半島の工場の明り、行き交う船の光、さざ波に反射する自動車のライト。
まぁ土曜日だからいささか柄が悪かったので降りずに少し休む程度にしてすぐに出発し、帰りは山坂道を左右に振り回して楽しんできた(そんな種類のクルマじゃないけど)。
独りで二時間くらい好きなことをして帰ってきて、気持ちよく寝た。
そう、自分独りの時間が足りなかったんだ。自分のわっかの中に誰もいない、自分のためだけに使う時間に飢えていたんだ。
気づかないもんだな。それなりに独りで好き勝手してたつもりなのに。
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