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前立腺肥大症闘病記

2022-03-19 06:29:07 | 日記

 

70歳前後から排尿量や頻度など不都合が出てきて地元のかかりつけ医で薬用治療を続きて来た。

前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに高くなり、50歳からより増加します。 組織学的な前立腺肥大は、

30歳代から始まり、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%にみられますが、

そのすべての方が治療を必要とする症状を伴うわけではありません。

しかし私の場合は段々と症状が悪化してきて、頻尿や尿閉をきたすこともあったので、

かかりつけ医とも相談して外科的手術をすることにした。

「ひまわり医院より」

 

ここからが手術から退院、家での治療の記録です。

 

①手術前

昨年末に大学病院を紹介していただき、手術前のもろもろの検査を

おこなうことになった。 

まずが膀胱鏡で内部を検査、しかしこの膀胱鏡が中々入らず、苦痛

そのもであった。なんとか入って膀胱内や尿道を検査終了、

翌日ただでさえ肥大症で尿路がせまいうえに膀胱鏡を無理にいれたから

尿道が腫れて尿が出にくくなった、と言うより翌日には尿意はあるが

出ないという苦痛の悩まされる。

我慢できずに近場の泌尿器科クリニックに飛び入り診察を受ける。

カテーテルを入れてもらいほっとする。ここからおよそ一か月はカテーテルを

入れた生活になった。不自由極まりないのである。

 

二回目の検査ではCTスキャン、MRI画像診断、血液検査などを実施、画像から直腸の

方に腫れがあるから診察を受けるように言われ、地元の肛門科で受診、

この先生からは肛門、直腸からではなく、前立腺側に腫れがあるとの

見解で診断結果を大学病院側に送付してもらった。

結果はただ単なる腫れだったのか、計画とおり手術することになった。

今回手術するPVP蒸散術は前立腺の癌が見られると、この手術がうけられない

のである。

 

そのころ神経質になったのか便秘ぎみになってきた。

.

 

手術2日前

新型コロナのPCR検査の唾液を持って行く。

 

手術前日

午後から入院、今回は個室をお願いしたが、これが大正解であった。

部屋にはシャワー設備とトイレがあり他人に気をかけることもなく

利用できた。しかし一日1万円はちと厳しいものがある。

 

②手術当日

手術時間が徐々に早まり、12時30分からとなった、看護師さんが

部屋まで迎えに来てくれて手術室に入った、入口で名前を聞かれ、殺菌

処理をして手術台に乗ったまでは記憶にあるが、それ以降まったく覚えていない。

 

手術が終わり、誰からか私の名前を呼んでいる遠くから聴いているようで徐々に

意識が戻って来た。ストレッチャーに乗せられたまま部屋に戻って来た。

後から先生から聞いたのだが手術が4時間半もかかった、その原因が

前立腺の大きさと質量が予想以上に大きかったことのようで、レーザー

蒸散だけでは取ることができず、電気メスで一部を削除したとか。

 

部屋に戻ってきてから徐々に痛みが増してきて、看護師さんに鎮痛、解熱座薬を

入れてもたっら。大分楽になってその晩は眠れることになった。

 

③手術翌日

点滴を抜く、良くなってきているのかな、いやいや・・・

手術目に下剤をのんで便を出すのが出来ず、今日ようやく

少しでた。まだお腹が張っている。

 

手術2日後

血尿も大分薄くなってきたがただ動くと傷口がこすれるのか

出血する。

10:00カテーテルを抜く、太めのカテーテルだったので

非常に違和感があったのでほっとするが問題は抜いた後に

ちゃんと尿が出るかだ。一日ペットボトル3本は水分を補給

するよう言われる。

 

体重64.7kg

尿の出が段々と悪くなってきた、音波診断をしたら残尿が

半分ぐらいあるとのこと、痛み止めにロキソニンを飲む。

体温37.4

奇しくもロシアがウクライナに侵攻した日であった。

 

手術後3日

朝から便通が良くないので、センノシド12mg便秘薬を飲む。

鎮痛、解熱剤ロキソニンを飲んだので体温が27.4まで下がった。

便秘薬が効いてきたのか午前中に便通あり、ちょっとほっとする。

またロキソニンが効いているのか痛みがほとんどなかった。

尿意が一時間に一回あり手術前と変わらない頻尿である。

 

夕方再び体温が急上昇 389.7まで上がる

尿路感染をしたようだ、寒気がおさまったらまたロキソニンを飲む、

抗生剤の点滴を左右の腕から採血をする、感染菌の特定をする。

この日から毎日三回の点滴をすることになった。

手術後4日

柔らかい便が出た、嬉しい。

朝の体温は36.7昼前37.0、夕方再び熱が出る38.8

一時間ごとに尿意あり起きてしまい寝不足が続く。

 

手術後5日

当初計画では今日は退院予定日だった。

しかし術後感染で当分は退院できそうにない。

朝方04:30柔らかい便がでた、しかも三回にわたって

でたのでうれしい。

午前の体温は37.0、一時期より低くなったが、私の

平熱は36.4だからまだ高いです。

そして排尿のインターバルが長くなると血尿になり色も

濃くなる。

この日は午前中に540mlの排尿

一回の排尿量が少ない、15:12体温38.1またまたロキソニンを飲む。

1430ml

病棟よりはるか伊吹山を見る、いつになったら帰れるのだろう・・・

 

 

術後X日

朦朧として日にちを忘れる。

体重64.3kg

血液検査の結果、血液に入ったのは大腸菌とわかる。

まだまだ点滴は続く。今は点滴も楽になった一回針を刺せば

一週間ほど、このままで液の方だけを取り換えることができるので

毎回針を刺さなくて良い、これは患者にとっては嬉しいことだ。

菌血症と判断

医学的処置が菌血症につながることもあります。歯科処置(歯科衛生士による歯の清掃など)の際に、

歯ぐきで生息していた細菌が剥がれて、血流に入ることがあります。カテーテルを膀胱に挿入した場合や、

チューブを消化管や尿路に挿入した場合にも、菌血症が起こる可能性があります。

細菌はカテーテルやチューブが挿入された部位(膀胱や腸)にも存在している可能性があるため、

無菌的な手法が用いられていても、これらの処置で細菌が血流に入ってしまうことがあります。

感染を起こした傷口、膿瘍(内部に膿がたまった空洞)、床ずれなどに対する外科的処置によっても、

感染部位から細菌が剥がれて、菌血症が発生する場合があります。

「MSDマニュアル」より。

 

 

術後Y日

いつのまにか月が替わっていた、もう弥生の月だ。

今日も柔らかい便が出た。

体重63.7kg

夜中03:22排尿痛のためロキソニンを飲む。

 

術後Z日

23:00に点滴を終えてロキソニンを飲んで寝たら

体が熱くなってきて喉の渇き、だるさがあたので看護師さんを

呼んで体温を測ってもらったが異常はなかった、しかし

相変わらず排尿痛はあり、痛い。

夜中に4回トイレに行く、その都度水を飲むので血尿の色は

それほどでもない。

 

朝の点適時、採決と検尿

朝方、柔らかめの便がでた(3回)

体温 36.3  36.7まずまずかな。

 

術後A日

柔らかい便が出た。

36.5  98(血中酸素濃度)

この日の総排尿量は2060ml

昼間は一時間に1回から2回程度、夜間は1回

体重が減って来た 入院食以外は一切食べていないから

減量になります。日ごろいかに食べ過ぎているかが分かります。

61.75kg

ある日の朝食 とにかく減塩 減量なメニュー

翌日62.05kg

 

術後B日

退院良かった(^^♪

 

術後C日

柔らかい便が出た。

62.05kg

 

術後D日

お風呂で洗っていて気付く、陰嚢(たまたまちゃん)の

左側だけが異常に大きく腫れていた、痛みも無く気づかなったが

心配になっていつものかかりつけ医に受診した。

これはやはり術後の感染症の一つで前立腺の手術時に傷ついた

ところから菌が入って精巣の上部にある部位が炎症を起こす症状

 

「社会福祉法人恩賜財団済生会より引用」 

 

術後E日

しかし排尿頻度、排尿量はいまいちな状態が続く。

まずは水分接種と食事に気を遣うことにした。

食事はやはり欧米化されたいることが一つの要因との

こと、やはり日本人は和食がいいようだ、ヒジキ、おから、

そして味噌汁、肉を控えて魚の摂る、なかでも青魚の鯖は

良いらしい。

便通も大分よくなってきた。

 

術後F日

退院後、最初の外来受診を受けた。

採血、尿検査、そして受診

精巣上体炎について先生と話して、抗生剤7日分を処方してもらう。

頻尿だが排尿量は少ない。

36.7  97

 

術後G日

排尿時の痛みも相変わらずある、焼き焦がした場所(蒸散)の

かさぶたが時々はがれて尿と一緒に出てくる。

37.2身体がだるい、ロキソニンを飲んで寝る。

 

術後H日

症状は一進一退中々先が見えない中、今度は右側の精巣上体炎が発症

病院で処方された抗生剤で対応、昼過ぎに体温が37.7に上がる。

体温が上がってロキソニンを飲んで、また体温が上がる、この繰り返しが

続く。

 

術後I日

再び点滴(抗生剤)を打つことになった(3回の予定)と

抗生剤(錠剤)を処方してもらう。

 

そしてとにかく水分を多く摂取することで菌を外に排出することが

重要だ。そして患部を冷やして炎症を和らげることが必要とのこと。

パンツとズボンの間にアイスノンをタオルでくるんで挟むだけで

効果がある。

 

*今回の前立腺肥大症の手術はPVP蒸散術で最新の手術方法とのことで

 最新の手術方法です。

 リンク先をクリックするとPVP蒸散手術の動画が見れます。

  • 特徴Ⅰ
    手術後の痛みがほとんどありません
    手術中はもちろんのこと、手術後も排尿時の痛みがほとんどありません。
    手術直後から良好な排尿となります。
  • 特徴Ⅱ
    手術後の尿道のカテーテルは翌日まで
    手術後の出血や腫れが少ないため、基本的には手術翌日に尿道のカテーテルを抜くことができます。
  • 特徴Ⅲ
    短期間の入院ですみます
    今までの手術法では手術後の出血や尿道カテーテルを数日間留置する必要性から、入院期間が手術後最低1週間は必要でした。PVPでは手術翌日に尿道カテーテルを抜くので、入院期間は一般的には3~4日間となります。
  • 特徴Ⅳ
    身体へ異称はの負担の少ない手術です
    従来の手術と比較して手術中の出血が少なく、身体への負担が非常に少ない手術です。また手術後に生じる尿失禁や尿道の狭窄の心配はほとんどなく、逆行性射精(射精液が膀胱側に排出される合併症)の生じる割合も少ないのが特徴です。
  • 特徴Ⅴ
    術中の様子を専用モニターでご覧頂けます
    術中は専用モニターで手術の様子(前立腺が蒸散され、尿道が拡大してゆく様子)を、医師の解説のもと、ご自身でご覧頂くことも可能です。

「名古屋セントラル病院のHPより」

 

最後に

前立腺肥大症は男性特有の病気で年代に比例して発症すようです、

50歳代なら50%、70歳代なら70%の人がなるとのこと、

しかし発症しても全員が手術をする必要はないとのこと。

まずは薬物療法から初めて様子見し改善が見込まれないと判断

されれば外科的手術になります。

私はPVP蒸散術を受けましたが、手術にはいろいろなものが

あります、主治医と良く相談して決めてください。

今のところ排尿の勢いは手術前よりはるかによくなりました、あとは感染症が

完治することを願っています。

あとこの闘病記に便通の記載があるが、特に私が意識していたのは、便秘になって

力まないと出ないようになると、手術痕にも力が加わり、出血の要因に

なるためである。

 

前立腺肥大症で悩んでいる同輩の参考になれば幸いです。

 

後日談アップするかも。

 

 

 

 

 

 

 

 



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