30数年生きてきてGWが待ち遠しかったのは、
小学生低学年までだったと毎年思ってしまう。
里帰りや遠出が楽しみだったあの頃は、
よく考えてみれば「大人の事情」やら「大人の疲労」などを
理解できない年頃だったからに他ならない。
だからこそ無責任に楽しめたのだろう。
年々歳を重ねるにつれて、遠方に赴く際に起きる大渋滞と、
それに四苦八苦しながらも子供たちを守り、安全に長距離運転を完遂する両親の、
心身共に抱える疲労に目が向くようになった。
どこに行っても人だらけ。
その上、両親も疲れてしまう。
それで何が楽しいんだ、と10歳を過ぎる辺りには考えるようになった。
大人になってからは、それこそ「大人の事情」も一端に理解するようになり、
連休なんてものはハッキリ言って忌むべき存在にしか感じられなくなった。
ただただ長い休み。正に「無用の長物」だと。
多くの人が抱える「連休が終わる虚脱感」
巷ではサザエさん症候群なんて呼ばれたりしてるらしいけど、
そもそも1週間の内の5日も6日も連チャンでぶっ通して働くからそうなる。
長い休みなどは、日々のリズムを狂わせるだけの害悪でしかない。
なんで日本の休日システムはここまで無駄なんだろうかと呆れる。