自分の過去も現状も
ケガも、やるべき事も
何が一体どう変わるというんだ
当然
変わらない
あの日を境に鳴る頻度が減った携帯も
待ち続ける意味も必要もない
当然だ
そういう覚悟の基に
あの出来事は起きたんだから
唖然とするのも
呆然とするのも
たまには良いかも知れないけど
泰然自若として進む以外に、結局採るべき方法はない
今のこの身体で、精神で、もう引きずりながらでも進む。
突き進むなどとは言える状態ではなくても、
這ってでも進む、ゆっくりでも、ジワジワでも進む。
血が冷えてしまっても
手が痺れて動かなくても
無理矢理にでも進む。
敢然とは言えない、猛然とは掛け離れてる
だいぶ無理してる、弱ってる
当たり前だ。
それでも進むんだ
必ず道を切り開くんだ
それが出来ないのは自分の所為以外に原因なんてない。
無様でもそれが今の自分の姿だから、僕はそれでも自分を奮い立たせて進む。
失ったものも去って行った人も崩れてしまったバランスも
全てを無駄にしちゃいけない。
悲しいなら、それを決して忘れずに
虚しいなら、それを埋めてしまう程に
焦るのなら、それをエネルギーに変えて
全部を無かった事になんてせずに
全部を、確かに自分の身に起きた現実だと受け止めきって
そこで一回立ち止まったんなら、もう深呼吸して歩き出そう。
悠然としていなくったって良い。
今は必死になって、もがいて進む。
なくなってしまったもの
それはもう二度と帰る事はないもの
だから、精一杯手を振って別れを告げる。
今まで決して言いたくなかった、さよならを告げよう。
これから僕がどう生きて、どう死んでいくか。
そのシナリオを多少なりとも変える事は、僕の踏ん張りで出来る筈だから
あの人も、きっと苦しい中でもがきながら戦ってるんだから
行くよ、ありがとう。
さようなら。
失くしてしまった大切なもの達。
でも忘れない。