一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

スイングアーク

2012-12-10 00:12:26 | 練習にまつわるetc

スイングアークは、低く、長いものが理想的とされています。


意図的にそれを再現する、という意味ではなく
全ての動きの中で、必然的にそれが行われるのが最適だという意味です。


この事はドライバーに於いては
ドラコンでも通常のスイングでも共通して言える事だと考えます。


先ほど言いましたように、
スイングアーク「を」云々するのではなく、

スイングの工程全てが正しく、合理的に行われていれば、
スイングアーク「は」自然と理に適った弧を描く事が出来る、
という性質のものです。

つまり副産物です。


低く長いアークを描く事を目的としてしまうと
必ず「手で」クラブを上げてしまいます。
或いは過度にインサイドにクラブをテイクバックしてしまうでしょう。


そうすると、せっかくアドレス時に適正な位置にあったグリップエンドが、
手で持ち上げてしまう事によって体幹から離れていく、不自然な動きになります。
身体からはなれたグリップエンド=アドレス時とは異なった位置に降りてくる、
という避けなければならない状態を招いてしまう。

同時に、ゴルフスイングは手ではなく「身体」で行うものですから
上述した状態で振ると必然、手だけのパワーに頼った、力のないスイングになるでしょう。


更に言えば、インサイドに引いて上げてしまうと
ダウンスイングでも過度にインサイドから降りて来てしまい、
ヒッカケなどの原因になってしまうので避けるべきでしょう。



飽く迄もスイングアークとは、スイングの一環である事。
そして即ち、意図的に低く長く行うものではないという事を
念頭に置く必要があります。


ではどうするか、ですが。


「身体で振る」と言っても手を全く使わないという意味ではありません。

クラブとの唯一の連結部である手や腕は、スイングの中で必ず使います。


ただ、飛ばしたいから、と腕で力むのは間違いだという事。


パワーを発揮するのは飽く迄も下半身と体幹です。
そしてパワーだけでは飛びません。どうするか?


スピードと捻転力が絶対不可欠でしょう。


スピードを生み出す為には全身の柔軟性が絶対条件であり、
且つ筋肉の瞬発力も欠かせない。
腕だけではそれは決して生み出せるものではないと、お分かり頂けるのではないでしょうか。


そして捻転力。これが最も重要です。
上半身と下半身が全く同じタイミングで動くスポーツはありません。
ゴルフに於いては尚、言える事だと考えます。

何を於いてもまず下半身が始点。
必然、上半身は下半身よりコンマ何秒か遅れて動く事になります。
切り替えしもそうです。

いっせーの、せっ!で下半身と上半身が同時に動いてしまっては
野球のピッチャーで言えば、ジャンプしながらボールを投げるのと同じ。
全く力は生まれず、用を為しません。


下半身の動きが先行し、上半身は瞬間的に粘る動きに入る。
そこに生まれるのが、捻じったゴムのようなパワー、捻転力です。


面白いもので、スポーツの動きってのはリンクしてる。

その証拠に、今までの話の中でもう既にスイングアークに関するお話は完結しているからです。
一度も触れませんでしたが、完成してるんです。


・下半身が始点となって動き始める

・上半身はコンマ数秒遅れて始動する。


この二つの動きの「間」に、自然と適正なアークは生まれています。

要は、上半身が先に動いてしまうと、結局アークは「手で」生み出す事になるんです。

逆に下半身先行だと、腕も上半身も、下半身に引っ張られて動き始めますから、
全く意識する必要がなくなり、勝手に適正なアークになる、という訳です。


諄いようですが、その際、手は「クラブをグリップする」
という仕事以外に、何もさせない事が前提となります。


両腕と胸(または両肩をつないだライン)で作られる二等辺三角形は
テイクバック始動から腰のラインを過ぎるまでは崩れない。
これが本当に重要事項だと思います。


一つ一つがリンクして、どの要素が疎かになってもいけない。

スポーツって、ゴルフって、ホントに奥が深い。

だから面白い…ですね!

















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