アドレナリンが出て眠れませんな。
今日掴んだ感触を、すぐにでも実践したい衝動に駆られる。
事実上、最後のチャレンジに向けて
やれるだけの事はやったと思っています。
今年が身内にある宣言をしたその年なので、これを活かし切れないのであれば
自分の覚悟の程もそれまでだったと一応の締め括りをするつもりです。
勿論、やめてしまうのは嫌だ。
ずっと続けて、死ぬまで続けていたいものです。
だからこそ、続けるためにも今回自他共に納得のいく結果を出す。
その為の一年だったはずだから。
アドレナリンが止まらない。
疲れ果てて、身体が動かなくなるまで、意識が勝手に停止してしまうまで
練習の限りを尽くしていたい気分です。
今日得た感触は、少年時代にリトルリーグで場外ホームランを飛ばした感触に近い。
あの時、時間が止まったのを鮮明に覚えてる。
周りの人間も、空気も、音も、何もかもが停止したかのような錯覚。
それでいて、自分の脳内はアドレナリンのせいか研ぎ澄まされていて、
それら異質な周囲の状況を一瞬で網羅し、自分の身体が放った打球に
ただ驚愕していた、あの瞬間。
思えばドラコンを初めてからずっと、追い求めていたのはあの時の感触かも知れません。
頭の中に閃光が走る、物理的な重さを一切感じない、あの無重力のような感触。
世界の名だたる選手の記録ではなく、僕が追い求めていたのは
あの頃の「人間が持つ潜在能力」を解き放った時に得られる、非日常的な陶酔感なのかも知れない。
少年時代の自分がたった一度得た究極感。
あれを超える瞬間を、叶う事なら追い続けていたい。