Extreme - More Than Words
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11年前
あの時も故郷を一度離れた
その先に何が待つかも知らず
ただ親に負担を掛けられないという思いと、
一つの大きな夢が粉々に打ち砕かれた絶望から
折れた肋骨が内臓に刺さり掛けた状態のまま。
生涯で一度だけ見た父親の涙。
あれが惜別のものだったのか、或いはこの半人前には分からぬ思いのものなのか
分からぬままに、足早に背中を向けて新幹線に飛び乗った。
見慣れた景色が猛スピードで過ぎては消 . . . 本文を読む