入れ歯事情

歯を失ったら・・入れ歯というのが一番古い治療方法ですね。
江戸時代には木製の入れ歯がすでに作られていたようで、現存しています。
太い木から削り出して作られたもので、随分と労力がかかっただろうと思います
入れ歯は見た目やイメージから若い人には敬遠されがちですし、高齢の方でも違和感から慣れるまで時間のかかる場合も多いです

総入れ歯なら歯の粘膜と頬や舌の筋肉、部分入れ歯ならそれプラス残った歯を使って入れ歯を支えるので、セメントでくっつけたようにガチッとはいきません

それなら入れ歯はいいことは何もない？
ブリッジより残った歯を削らずに済みますし、インプラントのような外科手術はいりません

様々な選択肢をお話して、メリット・デメリットをお話しすると、入れ歯を選ぶ方も少なくありません
ただ、なるべく小さく、違和感なく、話しやすく、できるだけ味がわかるように、入れ歯のバネが見えたくない・・などご希望をお持ちです。
そうなると保険のプラスティックの入れ歯では対応できなくなります
バネが一つもない弾力のある材料で作る部分入れ歯、磁石の力を利用した入れ歯、金属を多用した入れ歯、歯と入れ歯に凹凸を作ってはめ込む入れ歯・・今私たちにはできることはたくさんあります
木製の義歯から何百年の歴史が、入れ歯も進歩させています