娘と出掛ける時は、なるべく駅まで(大人で徒歩10~15分ほどの距離)は歩かせるようにしています。
勿論最初はすんなり「ハイ」と歩くことはなく、道の真ん中で寝転がるわ、大声で泣くわ・・・の抵抗をうけました・・・。
私一人だったら、きっと抱っこしてしまっていたと思います。あんなに大声で泣く姿を見たら。道往く人の迷惑にもなると思ったのもあります。そして何よりも、そこまでしなくてもいつかは歩くようになるんじゃない?って心の中では思っていました。今のうちだよ、抱っこなんて。
抱っこは大切なスキンシップだと信じていました。
でも、主人は「甘やかしすぎだ。行きしなだけでも歩かせる」と聞く耳持たず。
結局、主人の「歩かないとおうちに帰るよ」との強硬論で、行く予定をキャンセルまでしておうちに帰りました。大声の泣き声とともに。
帰ってしばらくしても、娘はなんだかいじけていました。
その日の夕方、行く予定をキャンセルしたのは可哀相だったなぁと、主人が再度「お散歩行こうか」と娘に提案。
「でも、駅までは歩くんだよ」とも言って。
娘は解ったのか解っていないのか、ともかくお散歩に行けることが嬉しいのであろう、ニコニコ顔で玄関にダッシュ!
私は用事があったのでお散歩には行かなかったのですが、内心ヒヤヒヤしていました。また大声で泣きわめくんだろうなぁって。かわいそうに、抱っこくらいしてやればいいのに。
でも帰ってきた二人の顔を見るととても晴れやか。
娘はニコニコ顔で駅まで歩いたらしいです。
これには驚きました。
それからは駅までは絶対歩かせています。
たまに「抱っこ~」とせがまれても「駅までね」と言うとちゃんと歩きます。
でも、その他の場所では応えています。
”駅までは自分で歩く”というある意味ケジメをつけているから、こちらも安心しています。
自分の足で歩くと、色々な発見もある。歩くのって楽しいんだよ♪
「可哀相」だなんて思うのはこちらのおごりなのかもしれない、こう娘から教えられたような気がします。
そして主人にも感謝です。
こどもの力ってとても強いんですね。