イマココLIFE

キャリア18年の研修講師。少し心が軽くなるセルフケアやマインドフルネスの事、研修講師のお仕事を綴ります♪

正論は小声でvol.2(リーダーシップ・育成)

2024年02月09日 | コミュニケーション


こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、マインドフルコミュニケーションアドバイザー、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
ホームページへのリンクや、講座の紹介が含まれる事があります


現在、わたしの研修の仕事は少し落ち着いていて、出張も少なく、自宅で過ごす時間が長め。
そして息子も、年明けからコロナになったり、ウイルス性結膜炎になったり、感染症続きで外出が出来ません。
いつもは簡単に済ましがちな朝食や昼食も、若い男性がいればシッカリとボリュームのあるものを作ります。

在宅でも仕事をしているので、内心『ちょっと面倒…💦』と思う自分もいます。
が、春から家を出る予定の息子と過ごす時間は貴重だなぁ…と思えば、寂しさや切なさを感じて、胸がキューン💔😢とする不思議。

こんな『キューン』は、思春期以来です🤭🤭 


さて、前回のブログで『正論は小声で』を書いた関係で、思い出したことがあります。

まだ私が若く、コミュニケーションや”話し方”に関心もなく、なかなかの困ったさんだった頃です。

仕事で対応したお客様が猛烈に怒りだした事があります。
ここでは書けませんが、お怒りのあまりにちょっとした”ご乱行”に及びました。対応していた私は頭が真っ白。
わけもわからぬまま、必死で対応して、お客様はお怒りのまま帰っていきました。

お怒りの原因はわかりません。
「いらっしゃいませ」を言った程度のやり取りしかしていません。
なんだかわからないけど、急に怒りだした。私は悪くないぞ😑
と、思っていた私です。

直属の上司の他、属長にも報告をした際にも、「急に怒りだした。わけがわからない」と話したと思います。

私の報告をじっと聞いていた属長が
「そうか。わかった。
 でも、君自身にも何か原因があるって、本当はわかっているんじゃないか?」
と静かに仰るのです。


は?何を言っているのだ?

若く未熟だった私は思います。
やり取りを見てもいないのに、なんなの?!と、内心プリプリ怒ってました。
いや、内心に収まらず、不満げな顔をきっとしていたはずです😱

そして、その属長のことが大嫌いになってしまいました…。


月日は流れ、属長は異動していき、私は退職します。子育てをしながら、別の企業で仕事を続けていました。

そうした日々の中で、時折、あの属長の言葉を繰り返し思い出すのです。
職場で小さなトラブルがあったとき、夫とちょっとした諍いをしたとき…。

いつも自分は正しくて、
いつも誰かの、何かのせいにしがちな自分。

本当は私にも原因がある…のだな。


私がコミュニケーションについて、”話し方”について学んでみよう!と思ったのは、完全にあの属長のひと言のおかげです。

属長に言われたことは正しかった!と気づくまでに、実に10年近い月日がかかりました😅
遅い!遅すぎますね💦
他の方なら、その場でハッとするのかもしれませんが、なにしろ私は”困ったさん”だったので、そんなに時間がかかってしまいました。

もうお会いする機会もない属長に、今はずっと感謝をしています。
もし、お会い出来たら(ご本人は覚えていないと思いますが)、心から御礼を言いたい!といつも思っています。


上司やリーダーは、時として厳しいことも言わなければなりません。
厳しいことを言えば、その時は反発されてしまうかもしれません。

でも、本当に正しいことなら、
感情的ではない、本質をつくひとことなら、
もしかしたら相手の芯にしっかり届くはずです。

その場では感謝されないし、面白くなさそうな態度を取られるかもしれないけれど、その一言が部下の人生を変えているかもしれません。

リーダーの正論には力があります。
素晴らしいリーダーシップを発揮して、
輝いていていただきたいと願っています🤗

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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