楽天・TBS経営統合問題でおもわぬとばっちり

先週の木曜だったか、ようやく、茶番も終わり、本当の意味での攻防が始まったようだ。確か、ニュースでは「TBSにごく近い関係者によれば、TBSは自社株式の55％程度を取得した」とか。片や、「TBSの発行済み株式40％以上の取得できれば、楽天は経営権を握れる」とか。

いままで、TBSも楽天も、何をしたいかよく分からなかったが、これで、お互いの化けの皮もはがれ、ようやく真っ向勝負で対決できるのでは？

こんな、攻防のさなか、思わぬとばっちりを受けた会社があった。
それは「USEN」。「ベイスターズお買い上げ」の噂で、株価も上がったが、20日の決算以降、3200円ぐらい合った株価が、2600円程度まで下落。楽天の雲行きが怪しくなればなるほど、株価も連動して下がる展開。
合資で事業をやったり、記者会見の会場でUSENチラシを配ったりと、仲のよいのはいいことだが、株価も連動しているようだ。もちろん、決算が期待はずれなのも大いにあったのだが…。

ところで、中国語で「楽天」と書くと「ロッテ」を意味するとか。日本シリーズを中国で報道するときには「阪神　対　楽天」と見出しが付いたのか。日本では、この字が並んでいたら「村上ファンド」が頭に浮かぶ人も少ないないだろう。
今月、日本からのスポーツニュースと経済ニュースで、混乱した中国人も少なくなかったのでは？　しかし、こんな偶然がよくも重なるものだ。

さて、いずれにしても「ライブドアvsフジテレビ」のときよりは、進歩のある報道を期待したいものだ。