地方公務員徒然日記

まーしーと申します。
地方公務員として働いています。
私が日々生活していく中で感じたことを徒然と書いていきます。

サザエさん症候群もといJRA症候群

2021-03-14 20:59:17 | 日記
時計に目をやると日曜日の20時半。
また明日から一週間が始まってしまう。
齢三十にもなれば、ある程度仕事にも慣れて、働くという事に対する緊張の様なものは無くなってくるのだけれども、やっぱり日曜日の夜に訪れる憂鬱というのはあいも変わらず襲ってくる。

その原因は人それぞれだろう。
通勤ラッシュの混雑に辟易してる人もいれば、人間関係に悩む人もいるだろう。

しかし、私の場合その原因は電話対応である。私の担当業務は高齢者相手のものであり、とかく電話問い合わせが多い。

どの企業も官公庁もクレーム対応に力を入れてるご時世である、問い合わせに対する答えなど全てホームページか、送付した手紙の中に載っており、自分で調べる力がある人間であれば電話など一切必要無い。

しかし高齢者にはその調べる力というものが存在しない。いや調べる手段が電話問い合わせしかないのだ。
だが、自分で手紙の内容を読めない人間が電話という声だけのコミュニケーションで、聞きたい情報を得られるだろうか。否、不可能である。

だから我々担当職員は、その高齢者が聞きたいこと、知りたいことを、内容の半分以上が身の上話で構成されてる言葉の端々から読み取る力が要求されているのである。
これは難しい。いっそ窓口に来てくれればいくらでも手取り足取り説明する。
しかしコロナ禍の今、やはり電話問い合わせは確実にコロナ以前より増えているのである。

こちらの言った事を理解できるならまだ良い。理解できない悔しさを怒りに変換しクレームとしてぶつけてくる事もあるから、溜まったものではない。

それでも稀にではあるが電話の切り際に言われる「ありがとう、助かったわ。」の一言が、次に鳴る受話器を取ろうという気にさせてくれるのである。

そんな毎日を送ってるから、やはり日曜日の夜は少し気が重い。これは仕方のない、社会人なら誰でも感じる気の重さである。
が、金鯱賞を落とした私の場合、サザエさん症候群ではなく、今日に限ってはJRA症候群と呼ぶべきであろう。


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