医療費問題研究所

医療費について考えたブログです

広島県内の医療機関の採血器具使いまわし問題

2008-06-04 01:33:34 | 医療費
 広島県内の医療機関の採血器具使いまわし問題は、大変あきれる(引用参照)。

 2006年10月3日の週間東洋経済によると医師の時給は4985円、215ある職種のうちで11番目に高い。(ちなみに、歯科医師4333円-17位、公認会計士・税理士、3429円-40位、時給4000円以上は20職種にすぎない。)しかも、2007年11月18日付けの朝日新聞によれば勤務医の平均年収は1400万円、開業医の平均年収は2500万円だ。

 このような高い給料を貴重な国民の財産からもらっておきながら、このような裏切り的行為をするのは何たることか。高い給与をもらっているのだから、それに見合った高い医療を提供するのは当然であり、彼らの義務だ。

 このような違法的な行為をした医療機関は医療を行う資格がない。感染して患者が病気で苦しんだら、どう責任をとるつもりか。

 再発防止のためにも厳しい制裁でもって望むのが、ふさわしい。

--以下 asahi.comからの引用
『採血器具使い回し 広島で1489人、島根で1352人
2008年06月01日00時58分

 採血器具の使い回し問題で31日、広島県内で2医療機関で計1489人に、島根県内では56医療機関で計1352人に、器具の使い回しをしていたことが明らかになった。針の使い回しはなかったという。

 広島記念病院(広島市中区、250床)では、厚生労働省が複数人への使用禁止を通知した06年3月以降、08年5月まで1434人の入院患者に使い回しした。アルコール消毒していたが、不具合が出るまで数カ月間使っていたという。使い回しはそれ以前にさかのぼり、肝炎患者も含まれるとみられる。

 広島県坂町の三登医院では06年7月~5月22日、55人の外来患者に使い回し、消毒もしていなかった。B、C型肝炎患者が1人ずつ含まれていた。

 島根県では松江市や出雲市、浜田市など8市9町の施設で使い回しをしていた。55施設では滅菌処理や消毒をしていたが、1施設で消毒もしていなかった。 』