「心が落ち着くBARがあるんです、行きましょう」
「ごめんなさい。大丈夫ですから、、、」
「駄目ですよ、こんな時、とことん話さなきゃ」
三人はタクシーに乗り繁華街から少し外れた
薄明かりのBARに入った。
「真美、これからどうしたいの?」
「好きで好きで、いつも頭から離れないの。
彼が踏み切った以上は私が引くなんて事出来ない」
「そうですよね、もう行くしかないですよね」
ジュンは自分にも言い聞かせている様に何度も頷いた。
「ちょっと、ジュンさん、、、、」
友梨香はジュンの肩を押した。
「真美さん、責任をとりましょうよ。
覚悟を決めましょう、そして彼を支えてあげて下さい」
真美は、びっくりした目でジュンを見つめた。
「これから大変になりますよ。
いいじゃないですか、人生は一回だけだし、
欲しいものは欲しいと言いましょう。
雅也君の意見も取り入れて」
「どういう事?どういう意味なのジュンさん、、、」