きみどりの風

愛って何だろう、愛と体のつながりを覗いてみたい。そんな恋愛小説です。

123. 我慢の先。

2014-05-18 08:55:47 | 恋愛小説

「心が落ち着くBARがあるんです、行きましょう」


「ごめんなさい。大丈夫ですから、、、」


「駄目ですよ、こんな時、とことん話さなきゃ」


三人はタクシーに乗り繁華街から少し外れた

薄明かりのBARに入った。


「真美、これからどうしたいの?」


「好きで好きで、いつも頭から離れないの。

 彼が踏み切った以上は私が引くなんて事出来ない」


「そうですよね、もう行くしかないですよね」

ジュンは自分にも言い聞かせている様に何度も頷いた。


「ちょっと、ジュンさん、、、、」

友梨香はジュンの肩を押した。


「真美さん、責任をとりましょうよ。

 覚悟を決めましょう、そして彼を支えてあげて下さい」


真美は、びっくりした目でジュンを見つめた。



「これから大変になりますよ。

 いいじゃないですか、人生は一回だけだし、

 欲しいものは欲しいと言いましょう。

 雅也君の意見も取り入れて」


「どういう事?どういう意味なのジュンさん、、、」



 

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