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日本人の心に強く響くシュミットの交響曲第4番
(
宮川彦弥
)
2012-03-23 01:15:55
年に一度の地方都市オーケストラフェスティバルが今、3月の中下旬に錦糸町のトリフォニーホールで開かれていますが、18日の初日には大阪交響楽団の公演があり、その演目のなかにフランツ・シュミットの交響曲第4番がありました。
いまの日本の状況のなかで、これほど強く聴く者の心に訴え、迫ってくるオーケストラの音楽はほかにはないのではと思わせるほどの曲でした。指揮は寺岡清高氏。極限にまで膨らんでいく喪失感や後悔の念、咆哮するような慟哭、そして導かれていく生命への感謝と静かな祈りの境地。世界でも演奏されることが少ない、知られざる名曲。それを日本の交響楽団がレパートリーとして持っているということの奇跡のような幸せを感じさせてくれ、私自身、初めてやっと出会えた思いのシンフォニーでした。
開演前の指揮者によるプレトークでは、愛する娘を亡くした作曲者が死者との対話や魂の交感を深めるなかで描き出した曲で、あの世へ持って行く最後の曲だといって大切にしていたとのことです。
ルカさんやほかの皆さんにもこの曲のことをぜひ紹介したいと思い、ここに述べさせていただきました。海外盤のCDもいくつか出ているようですが、大阪交響楽団ではこの曲の今回のライブ録音盤を出す予定らしいので、関心のある方はしばらくお待ちいただいたほうがよいのではないかと思います。この曲の詳しい紹介や指揮者のメッセージ、それから当日の演奏に対する批評も、大阪交響楽団のホームページから見つけることができます。
今年の地方都市オケ祭は4楽団で、20日には群馬交響楽団がベルリオーズの「幻想交響曲」などを素晴らしく聴かせてくれました。そのあと25日にはセントラル愛知交響楽団、27日には広島交響楽団がひかえており、それぞれ大いなる楽しみです。
ご紹介ありがとうございます。
(
luca
)
2012-03-23 01:50:37
宮川さん どうやって コンサート情報お知りになるのでしょうね.....CDが出るのを楽しみにしております。また なにかありましたら お知らせください。
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いまの日本の状況のなかで、これほど強く聴く者の心に訴え、迫ってくるオーケストラの音楽はほかにはないのではと思わせるほどの曲でした。指揮は寺岡清高氏。極限にまで膨らんでいく喪失感や後悔の念、咆哮するような慟哭、そして導かれていく生命への感謝と静かな祈りの境地。世界でも演奏されることが少ない、知られざる名曲。それを日本の交響楽団がレパートリーとして持っているということの奇跡のような幸せを感じさせてくれ、私自身、初めてやっと出会えた思いのシンフォニーでした。
開演前の指揮者によるプレトークでは、愛する娘を亡くした作曲者が死者との対話や魂の交感を深めるなかで描き出した曲で、あの世へ持って行く最後の曲だといって大切にしていたとのことです。
ルカさんやほかの皆さんにもこの曲のことをぜひ紹介したいと思い、ここに述べさせていただきました。海外盤のCDもいくつか出ているようですが、大阪交響楽団ではこの曲の今回のライブ録音盤を出す予定らしいので、関心のある方はしばらくお待ちいただいたほうがよいのではないかと思います。この曲の詳しい紹介や指揮者のメッセージ、それから当日の演奏に対する批評も、大阪交響楽団のホームページから見つけることができます。
今年の地方都市オケ祭は4楽団で、20日には群馬交響楽団がベルリオーズの「幻想交響曲」などを素晴らしく聴かせてくれました。そのあと25日にはセントラル愛知交響楽団、27日には広島交響楽団がひかえており、それぞれ大いなる楽しみです。