社会科教師カエル🐸の野望

こんな社会科はいかが?

「戦争放棄」って何を放棄しているケロ?

2024-08-16 07:38:00 | 日記

終戦記念日に思ったこと。

「二度と戦争してはいけない」というのは、何も考えていない言葉だ、なんて学校では大っぴらに言えないから、ここに書くケロ🐸

太平洋戦争の犠牲だけ刷り込んで戦争を理解したつもりになって「戦争反対」と言う。

戦争って何?なぜ戦争はなくならない?

ウクライナ人に「戦争をやめろ」と言うのか?国や家族を守るために死ぬのは愚かなのか?

ロシア人に「侵略をやめろ」と言うのか?彼らは侵略と思っていないよ。

戦争反対なら自衛隊にも反対か?といえば、そうでもない。

「尖閣諸島なんか誰も住んでないんだから中国にあげちゃえよ」と誰かが言ってた。尖閣に軍事基地ができからカエル🐸は嫌だけどなあ。

と、話がそれた。

日本は戦争放棄の国というけど、実は「思考放棄の国」だと思っています。自分の周辺が平和だから中国にも北朝鮮にも関心がない。ウクライナも「かわいそう」と他人事。いや学ぶことが山ほどあるでしょ?

こうなってしまったのは、学校の平和学習のせいだ。太平洋戦争の被害だけを扱って戦争反対で終わる。結果、戦争や平和について考えない国が継続されていく。

先生が悪いんじゃないよ。先生だってそのパターンしか知らないんだから。

でもこのままじゃダメだよね〜!と思って、カエル🐸はちょっとずつ取り組んでいるんだよ。

は〜ちかれた。今日はここまでケロ🐸

あっ、念のため書くけど、カエル🐸は戦争賛成とか戦争賛美じゃないからね。「戦争や侵略を防ぐ」のが目標なんだよ。

中国は違う!の巻。

2024-07-04 21:59:00 | 日記

教科書は農業国から経済特区の導入を経て世界の工場へとたどり着いたことを書いている。まあそうなので、そこは押さえる。

けど、それだけじゃ中国がわかった!とはならんでしょ。中国といえば共産党。習近平氏が主導する独裁国家であることも教えないと。

独裁が良いか悪いかは問題ではない。日本とは違うということが重要。日本人の感覚とは違う世界があることに気づいてほしい。

一人っ子政策も、憲法の上に共産党がある中国だから押し通せること。日本ではあり得ない。日本の常識は世界の常識ではない。

単なる経済的発展よりも、よほど大切だとカエル🐸は思うのです。



勉強しろ!の反響

2024-06-30 15:52:00 | 日記

前回の記事の授業プリントを見ていたら、「世の中のルールは頭のいいやつが自分に都合よく作っている。損したくなかったら勉強しろ!」というメモ書きが。決めゼリフをちゃんとメモってるとは、嬉しいわあ。

それと、あのグラフもインパクトがあったようで、「政治が大事」などの感想もあった。他人事じゃないと思ってくれたら成功だあね!

さて次はどんな視点を示すとするか。



お金と「勉強しろ!」の話

2024-06-26 22:49:00 | 日記

期末テストの直前の授業、生徒の希望は自習。でもカエル🐸はただの自習は不本意なので、少し授業をしました。テーマは社会科の先に目指すもの。

示した資料はこちらのグラフ(と同じ内容の、別のグラフ)。

https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=2179&pid=970441

ドイツから順に賃金の推移を見せて、最後に日本を見せると、生徒から驚きと落胆の声。

なんでこうなった?日本人が怠けているから?と問うと、「岸田さん」「増税」。意外と関心あるなあ。

カエル🐸は、「これは政治の失敗。そして国民が豊かななる政治を要求しない国民の責任。6年後に君たちは、豊かにしてくれる政治家を選べるようになろう」と話しました。

そして最後にドラゴン桜の名ゼリフ。

「世の中のルールってのはな、頭のいい奴らが自分に都合がいいように作っているんだ。騙されて損したくなかったらな、お前ら勉強しろ!」

阿部寛の口調を真似て、ビシッと決めてやりました。生徒はニヤニヤして聞いていました。よし!お前ら、自習しろ!プリントが欲しけりゃ用意してやる。

とまあ、こんなネタを時々入れて、政治に意識を向けさせようと企んでいます。



次の世代の投票率を上げる方法

2024-06-17 23:17:00 | 日記

カエル🐸の仮説(前回)でいくと、若者を投票所へ向かわせるのは簡単です。

かつて日本には社会主義という大テーマがあり、20代の投票率も6割を超えるのが普通でした。だとしたら、それに代わる大テーマさえあれば、若者は選挙に行くというわけ。簡単ですね?

いや、簡単じゃないよ!まず、何をテーマにするかという問題。さらにどうやってテーマを国民に共有させるかという問題もある。

はあ、難しい。続きます。