退院した夫の散歩に付き合う毎日
自分のペースで歩けないことが、こんなに疲れるとは
退院してまだ7日目だもの スイスイと歩ける訳がない
そういえば退院祝いをしていなかった
鰻を食べて元気を出してもらおうと
いつものスーパーに行ってみた
国産がいいと探したが 気に入ったものがない
どうしたものかと迷った挙句
美味しそうな「鯵の開き」を見つけた
静岡産だし、とても立派な鯵だ
明日は可燃ごみの日なので ゴミが臭う心配もない
予算がだいぶ余ったので
ショートケーキを買った
ささやかな退院祝いをしよう
今年中には杖を使わなくても歩けるように
そして、私も転ばないように
駅前のスーパーに向かう途中
いつも買い物の荷物が重い時に一休みするベンチに
夫が気にかけているご近所の男性が座っていた
「お元気ですか？ お久しぶりですね」と声をかけると
「元気ですよ、最近旦那さんを見ないけど元気？」
そう言われたので骨折で入院中と説明
だいぶ前に奥様を亡くされたことは聞いていたので
一緒に座っていろいろと話をした
彼は岐阜県の出身 私は長野県の出身
奥様は同級生だったとか
にこにこしながら「これ 元気の元だよ」と
若い女性の写真 携帯の待ち受け画面に入っている
聞けば初恋の人らしい
あらあら！ お彼岸で花を持っていたのに
心は初恋の人？
子供の頃，蜂の子を食べたり お蚕さんの話をしたり
話題は尽きなかった
こんな話が出来るのは久しぶり、とても嬉しかった
一人暮らしなので話をすることが少ないと
私も夫が退院するまで一人
84歳というその人の気持ちがよくわかる
話をすることの大切さをしみじみ感じた
ブログはアメブロしか書いたことがなく
まさに手探りの状態です
知り合いのブログを拝読したくて登録してみました
先月80歳になりました
60の手習いといいますが、80歳は何というのでしょう
人生は過ぎてみるとあっという間です
恐る恐る投稿してみましょう
