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格差社会というよりは
(
ナラ
)
2006-10-23 12:21:35
格差社会の固定化は今に始まったことではありません。
田舎では、戦前よりずっと昔からおきていたことのひとつです。
私の家は田舎にあるので、理由としてあげますが、昔の農家は農業の働き手を増やすため子沢山でなくてはという理由がありました。
でも、国からの援助などひとつもありませんでした。
いつまでたっても、暮らし向きが豊かになることはない、むしろ酷くなるばかりでした。
だから、田舎では口べらしのために、子供がある時期にきたら丁稚奉公に出される仕組みがあったわけです。
酷い場合、女衒がくる家もありました。
実際、うちの祖母の実家は農家をしてましたが、貧困のため祖母を買うために女衒が来ました。
間一髪、親戚の反対で、別の奉公に出されましたが。
貧困のため、祖母は学校に行けず、勉強する機会を与えられませんでした。
そのため、今も文盲です。
それと、父の兄弟が10人近くいます。
代々、農家をしていたこともあり、どうしても子沢山にならざるおえなかったためです。
父も、暮らしのために義務教育を受けたくても受けられないような時もあり、貧乏に喘ぎ泣かされました。
そのせいか、父は、可愛がってた末の妹を家族の反対を押し切り高校に行かせました。
そして、自らの家族が貧困から脱出するために、欲しかった三人目の子供をあきらめました。
社会格差の固定化は、地方から始まってると私は思います。
そして根が深く、今現在いる高齢者のおかれた子供時代の制度や文化から見ていかないと見えない問題のような気がします。
今、格差社会が騒がれ始めているのは、東京でおき始めたからではないでしょうか?
こういう問題が、東京に住む人たちの生活が深刻になってわかるというのは、あまりにも遅すぎると思います。
社会格差は少子化にも拍車をかけているだけでなく経済にも影響してくるでしょう。
もっと多面的に見れば、政府の無為無策が原因なんだと私は思います。
格差の広がり
(
これお・ぷてら
)
2006-10-23 16:37:19
ナラさん、こんにちは。
とても丁寧で詳細なコメントを頂戴し、本当にありがとうございました。
できたら、弊ブログのエントリーで紹介したいのですが、いかがでしょうか?
よろしければ、弊ブログのプロフィール欄にあるアドレス(
longicorn@mail.goo.ne.jp
)あてにご返事をいただければ幸いです。
前回、ナラさんから指摘いただいている「床屋さんの家の子から医者が、大工の家から弁護士が出るのが当たり前のような国にしてほしいと思っている」という部分に関して、少し問題意識をもっていますので、機会があればアップしようかなと考えています。
>今、格差社会が騒がれ始めているのは、東京でおき始めたからではないでしょうか?
こういう問題が、東京に住む人たちの生活が深刻になってわかるというのは、あまりにも遅すぎると思います。
社会的格差の現状は、おっしゃるように深刻で、その意味では遅すぎるのかもしれないですね。
私は、このように格差社会が言葉で熟すようになったのは、ナラさんがいっておられる意味での「田舎の問題」がまさに普遍化(格差の広がり)していることを反映しているのだろうと思っています。
今後とも宜しくお願いします。
野球選手
(
喜八
)
2007-02-18 09:32:22
こんにちは。
「野球選手」も「ほとんど世襲がない職種」ですね。
アメリカには親子二代で活躍した人たちもいるようですが、「例外的少数」といえるでしょう。
政治家の世襲を許してしまう、という「空気」が日本にはあるのかもしれない・・・なんて考えもしたのですが、アメリカにもブッシュ親子という極め付きの「世襲」がありました。
大統領の世襲なんてアメリカ人が一番嫌いそうなものなのですが、変ですね。
喜八さんへ
(
これお・ぷてら
)
2007-02-18 16:19:51
コメントありがとうございます。
橘木さんの著書では、「野球選手」の親子二代という数少ない例として、長嶋一茂、野村克則があげられていますが、たしかに少ないですね。
政治家の世襲では、同じく橘木さんが、「親が政治家という理由のみで、もし無能な政治家が誕生し、万が一その人が指導的な地位の政治家になったのであれば、国民にとって危機的な状況さえ引き起こす可能性もあります」とのべています。まるで、安倍の登場を預言しているかのようです。
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田舎では、戦前よりずっと昔からおきていたことのひとつです。
私の家は田舎にあるので、理由としてあげますが、昔の農家は農業の働き手を増やすため子沢山でなくてはという理由がありました。
でも、国からの援助などひとつもありませんでした。
いつまでたっても、暮らし向きが豊かになることはない、むしろ酷くなるばかりでした。
だから、田舎では口べらしのために、子供がある時期にきたら丁稚奉公に出される仕組みがあったわけです。
酷い場合、女衒がくる家もありました。
実際、うちの祖母の実家は農家をしてましたが、貧困のため祖母を買うために女衒が来ました。
間一髪、親戚の反対で、別の奉公に出されましたが。
貧困のため、祖母は学校に行けず、勉強する機会を与えられませんでした。
そのため、今も文盲です。
それと、父の兄弟が10人近くいます。
代々、農家をしていたこともあり、どうしても子沢山にならざるおえなかったためです。
父も、暮らしのために義務教育を受けたくても受けられないような時もあり、貧乏に喘ぎ泣かされました。
そのせいか、父は、可愛がってた末の妹を家族の反対を押し切り高校に行かせました。
そして、自らの家族が貧困から脱出するために、欲しかった三人目の子供をあきらめました。
社会格差の固定化は、地方から始まってると私は思います。
そして根が深く、今現在いる高齢者のおかれた子供時代の制度や文化から見ていかないと見えない問題のような気がします。
今、格差社会が騒がれ始めているのは、東京でおき始めたからではないでしょうか?
こういう問題が、東京に住む人たちの生活が深刻になってわかるというのは、あまりにも遅すぎると思います。
社会格差は少子化にも拍車をかけているだけでなく経済にも影響してくるでしょう。
もっと多面的に見れば、政府の無為無策が原因なんだと私は思います。
とても丁寧で詳細なコメントを頂戴し、本当にありがとうございました。
できたら、弊ブログのエントリーで紹介したいのですが、いかがでしょうか?
よろしければ、弊ブログのプロフィール欄にあるアドレス(longicorn@mail.goo.ne.jp)あてにご返事をいただければ幸いです。
前回、ナラさんから指摘いただいている「床屋さんの家の子から医者が、大工の家から弁護士が出るのが当たり前のような国にしてほしいと思っている」という部分に関して、少し問題意識をもっていますので、機会があればアップしようかなと考えています。
>今、格差社会が騒がれ始めているのは、東京でおき始めたからではないでしょうか?
こういう問題が、東京に住む人たちの生活が深刻になってわかるというのは、あまりにも遅すぎると思います。
社会的格差の現状は、おっしゃるように深刻で、その意味では遅すぎるのかもしれないですね。
私は、このように格差社会が言葉で熟すようになったのは、ナラさんがいっておられる意味での「田舎の問題」がまさに普遍化(格差の広がり)していることを反映しているのだろうと思っています。
今後とも宜しくお願いします。
「野球選手」も「ほとんど世襲がない職種」ですね。
アメリカには親子二代で活躍した人たちもいるようですが、「例外的少数」といえるでしょう。
政治家の世襲を許してしまう、という「空気」が日本にはあるのかもしれない・・・なんて考えもしたのですが、アメリカにもブッシュ親子という極め付きの「世襲」がありました。
大統領の世襲なんてアメリカ人が一番嫌いそうなものなのですが、変ですね。
橘木さんの著書では、「野球選手」の親子二代という数少ない例として、長嶋一茂、野村克則があげられていますが、たしかに少ないですね。
政治家の世襲では、同じく橘木さんが、「親が政治家という理由のみで、もし無能な政治家が誕生し、万が一その人が指導的な地位の政治家になったのであれば、国民にとって危機的な状況さえ引き起こす可能性もあります」とのべています。まるで、安倍の登場を預言しているかのようです。