コメント
 
 
 
Unknown (mm)
2006-11-28 01:38:33
ヤマトゥってなんですか?
日本に対する蔑称ではないんですか?
差別に当るんではないですか。

日本人は差別されてもしかたないのですか。

沖縄県民の選択に対する、尊重の念も感じられません。

自分の気に入らない相手や結果に対しては侮辱の言葉をはいてもよいのですか。
 
 
 
沖縄の「マグマ」 (これお・ぷてら )
2006-11-28 10:55:13
コメントありがとうございます。
ヤマトゥとは日本本土を指す言葉でしょう。目取真はつぎのようにいっています。

「それを二者択一の選択として描くのは、分かりやすい構図に単純化して読者に示すマスコミの恣意(しい)であり、それはまた、そのような選択を強制するヤマトゥ(日本本土)の沖縄に対する権力(支配)構造を隠蔽(いんぺい)するものだ。全国に47ある都道府県の知事選挙で、基地問題か経済問題かという二者択一の選択が強いられる選挙が、沖縄以外のどこにあるというのか。
それを強いているのは、厚木や横田、岩国、三沢などの一部の地域を除いて、米軍專用施設の大半を沖縄に集中させている日本人の多数意思に他ならない。そのことを自覚しないですますために、沖縄の「苦悩」や「苦渋の選択」が強調され、県外や国外という選択肢は考えられず、沖縄県内での基地『移設」しかないかのようにヤマトゥのマスコミは描き出す。」

以上で明らかなように、目取真は、むしろ<日本本土>の視点から二者択一を沖縄県民に強いているとみています。基地問題か経済問題かという二者択一の選択が強いられる選挙が、沖縄以外のどこにあるというのか、という目取真の指摘は実に重たいと私はおもいます。

だから、目取真の理解によるかぎり、ヤマトゥとウチナワという二項対立でものを考えているのは日本本土であって、ヤマトゥという言葉そのものが「日本に対する蔑称」や差別を表すものではないと私は理解します。目取真もそんなことは考えていないのではないでしょうか。

沖縄県民の選択は選択として受け取っているから、つぎのように語るのでしょう。
「沖縄に対して高圧的・強権的に基地政策を進めるなら、いずれ窮地に陥るのは政府の方だろう。反基地感情と反ヤマトゥ感情が合わさって「マグマ」の圧力が高まるとき、それがどういう形で噴き出すか分からない。」
そんな沖縄県民の「マグマ」を目取真を読み取っている、と私は思うのです。
 
 
 
Unknown (mm)
2006-11-28 13:40:25
これお・ぷてら さんのこの記事に関する認識はわかりました。

以前取り上げられていた、石原都知事の過去の発言で、中国、朝鮮、韓国人を『三国人』と呼び問題になったことを思い出していただきたい。

都知事は差別的感情は無く、問題とは思わないとの認識を示しましたが、呼ばれる側は侮蔑的と感じるのでやめてほしいという意見を表明していると思います。

少なくとも私はこの『ヤマトゥ』という言葉に侮蔑と、沖縄県民と日本を敵対する異人種として取り扱う意図を感じてしまいました。

日本語での文章でありながらこの部分だけ、沖縄言葉を使う事に違和感と恣意的なものを感じます。

差別している意図がなければ、相手がいやがる呼び方も問題無いとお考えですか。 ひょっとすると不快感を感じるのは私だけかもしれませんが。
 
 
 
Unknown (建つ三介)
2006-11-29 20:33:31
mmさんは、
>恣意的なものを感じ
る層ですが、北海道の多くの地や、沖縄が、明治以降の日本の中央政府によって統合された歴史をかんがみる時、
沖縄人が日本を『ヤマト』と呼び、北海道の先住民や開拓民の子孫が北海道を本道、それ以外を『内地』と呼ぶのに、またそれを『ヤマト』や『内地』の人間が『(一定の被抑圧意識に)共感』して真似ることに違和感はないですけど。多分、抑圧の歴史「反発心」と近代化の恩恵(吸引・憧れ)の両義性を『ヤマト』に込めているでしょうが、前者の方が強そうな気がします。世代によっても、経験によっても異なるでしょうが、その意味の込め方は・・。

>日本を敵対する異人種として取り扱う意図

それを感じるmmさんの心理内容をお聞かせ願えたら、と思いますが。その意図がまず沖縄人にあるのか、ないのか、
あるとしたら、どこから生まれるのか? いや、もっと遡って、
人種とは何か?民族とは?から問いかけ直すべきかもしれませんね。
 
 
 
Unknown (ロキ)
2006-11-30 11:31:37
私は右翼でも左翼でもありませんが、mmさんのご意見はもっともだと思います。

この記事自体はメディアの惰性を叩く内容のもので、記事全体としては読む価値があると感じています。
が、目取真俊という人の「ヤマトゥ」という言葉の使い方には、明らかに皮肉や嫌味のようなものを感じます。
世の中には嫌味を言う人はいっぱいいるし、あまり深く気にせずさらっと流してしまえばいいのかもしれませんが、「恣意的、侮蔑的」と感じたmmさんのご意見は筋が通っていると思います。
 
 
 
Unknown (これお・ぷてら)
2006-11-30 12:23:02
>建つ三介さん、はじめまして。コメント有難うございます。

>ロキさん、コメントありがとうございます。

目取真の理解についての私の受け止めは、これまでのコメントに尽きています。目取真の眼は、おそらく沖縄の歴史をとおしたそれだと思うのです。
 
 
 
Unknown (ロキ)
2006-11-30 14:19:10
>目取真の眼は、おそらく沖縄の歴史をとおしたそれだと思うのです。

だからこそ、耳が痛いのです。
沖縄のつらい歴史が、「ヤマトゥ」という言葉を、地理的な区別以上の意味にしているのだと思います。

沖縄の歴史的背景が事実として存在する以上、「ヤマトゥ」という言葉をこのタイミングで使われると、その言葉の中に不信や反感や拒絶の意味が含まれていると思わざるを得ません。

沖縄だってすっかり日本だし仲間だと思っている、私のような楽観的な日本人が、こんなかたちで「ヤマトゥ」という言葉を突きつけられると、胸にチクリとするものを感じてしまうわけです。
ひょっとしたら、目取真という人は、「沖縄の歴史を忘れるな」という意味であえて使ったのかもしれません。

ただ、沖縄以外にも沖縄問題について真剣に考えている日本人は大勢いるわけで、やはりここで「ヤマトゥ」という言葉を用いたことは、表現が過ぎたように思います。
まあ、こんなに文章を費やすことでもないんですけどね。
 
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