コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
基本的には了解です。 (mahounofuefuki)
2008-06-12 23:28:58
 丁寧なフォローに心より御礼申し上げます。過分なお誉めをいただき恐縮しきりです。
 
 このところ派遣問題で企業が苦境に立たされているという現状認識は了解です。地域ユニオンや湯浅誠氏らの「もやい」のような「反貧困」の連帯が契機となって、それがマスメディアをも動かし、ワーキングプアの実情を広く知らしめたという事実に疑う余地はありません。数年前とは明らかに世論の風向きが違います。私も以前ブログに、こうした「新しい運動」が未来を切り開くだろうという趣旨の記事を書いたほどです。

 ただ一方で、依然としてバックラッシュは強く、圧倒的多数の人々は泣き寝入りを余儀なくされているという実態を、最近個人的にも肌で感じています。どうしても非正規労働者と政治をつなぐ回路が細すぎることが、私がネガティヴにならざるをえない要因です。それと労組レベルでは既成の運動の側も非正規雇用の正規化を主張はするけれども、現実の労働の場においては、正社員層の非正社員層への「差別のまなざし」は就職氷河期が過ぎたことでむしろ強くなっていると感じます。ここをどうにかしないと派遣労働の抜本的な見直しの要求がマジョリティにはなりえません。むしろ前々から警戒している正社員の解雇自由化という流れになりかねません。

 民主党については、正直ここまでダメだとは・・・。私はコミュニストではないので、せいぜい修正資本主義の展望しか持ち得ていませんが、そんな私から見ても「小さな政府」路線と決別しようとしない民主党には希望を持てません(ついでに言うと、「左」と目されるブロガーとかもこのドグマにはまって、特殊法人を全廃しろとかいまだに平気で言っているのも気に入りません)。最近もタクシーの件のような公務員バッシングの材料を持ち出しているのを見ると、むしろ民主党政権の方が小泉路線を拡充するのではないかという疑念さえあります。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。