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日本の子宮頚がん検診と乳がん検診受診率がなぜこんなに低いのか?

2020-08-08 10:47:00 | 婦人科の病気
日本人の検診受診率の低さは先進国の中でトップクラス。
なぜ受けないのだろう??

子宮頸がん検診受診率は日本約42%、アメリカやイギリスはだいたい80%前後。
乳がん検診受診率は日本約44%、アメリカ約80%、イギリス約75%。

日本人女性全体のがん死亡率で部位別1位は大腸だけど、それは高齢者が多いから。
30~64歳に限定すると、乳がんが1位。
そして、日本では乳がんと子宮頚がんが増加中。

それでも検診を受けない理由を考えてみました。
検診では早期発見ができてもがんになることは防げないから?
自分はならないと思っているから?
単に行くのが面倒なだけ?
特に子宮頸がん検診は恥ずかしい?
乳がん検診は痛そう?
完全に無料ではないから?

国民皆保険であり、いつでもどの病院でも自分で選んでいける日本においては、こういうチャンスがあってもあまり興味を示さない。
いつでも病院に行けない国であれば、格安で検診を受けられるとあれば来る人は多いだろう。

早期発見して治せるのであればそれに越したことはない。
検診、受けに行きましょ~!
ちなみに、子宮頸がん検診は産婦人科、乳がん検診は外科です(胸部外科など)へ行ってくださいね。

■写真はスペイン旅行時のスーパーでワイン激安に感動したときのものです😋 


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