風のうた 小さな僕の自由な詩

楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりする時、伝えたい思いがあります。
そんな思いを詩に込めて

存在のあり方

2016-10-10 12:27:01 | 
存在の減少が僕の窓には
無意識を投影して影に写るよ
汚れた場面の後の景色は
見慣れた風景が新しく感じる

既成事実の境界線には
人間の本質が横たわるだけ
逃げ出した後でそこを埋めるのは
汚した過去が同じくあるから

よどんだ感情を隠したがるのは
同じく僕も汚れているから
尊厳が消える街の角では
無意味なものだけ束で売れるよ

存在の無意味が僕の窓には
自由を投影して直に写るよ
殺風景好んだ僕の部屋では
にじんだ輪郭だけ今日も描かれる



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