風のうた 小さな僕の自由な詩

楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりする時、伝えたい思いがあります。
そんな思いを詩に込めて

小さな今日と

2017-03-12 22:37:32 | 
何度目でも涙は痛い
明るく振る舞っていた
昨日は早足で逃げるから
誰の為に笑うの
ノートに書き出した
フレーズは知らずに僕を
追い込んでいく
街並みを眺めていると
この体から僕が抜け落ちて
感覚の全て研ぎ澄ましても
君に触れられないから
まだ夜は長く続いて行く

僕自身が分からなくなって
砂を蹴っていたあの頃
舞いあげられた砂は
結局僕自身を覆って
ほんの少しの目の前さえも塞いだね
それを理不尽なんて呼ばないけど
かすれた思いはどこへ行けば良い
いつだって声を大にして伝えたい事は
形にすらなりはしなかったから
不器用な言葉に明日を託そう
目を閉じて見えるものの方が
シンプルに僕とある

毎日人生について考えていたよ
そして悩み青くて笑い逃げもした
足跡は心に刻むものだなんて
分かるはずもなかったから
形あるものにこだわってたんだね
荷物は重すぎない方が
明日は優しくやってくる
だから要らないものは適度に捨てなくちゃ
そして幸せになることを
いつも恐れていた日々
だけど小さな今日を小さく思う
それが大切だって気づけたら良いからさ

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