So, here's how to get into my properly crazy mind........

7年半近くのシカゴ生活も終わり、日本に帰還。漂流生活は暫くお休み。育った土地なのになぜかカルチャーショックに苦しむ日々。

京都一人旅。

2009-02-10 | Weblog
鎌倉に行ったがきっかけで、急に京都に行きたくなった。
ので、その二日後に出発の二泊三日の旅を急きょ組んだ。

あと数か月でまた大きな移動があって、今年は私にとって
またひとつ大きなステップ、そして変化を歩む年でもあるせいか、
ひとりで落ち着きながら、自分のために贅沢に時間を使う必要性を
感じた。

あとは、とりあえず一人でいたかったっていうのもあった。
7年間(うち2年は除く)ひとりで住んできたわけで、
それでいきなり日本に帰ってきて常に家に人やうるさい犬たちが
いるという環境から少し離れたかった感じもあって
(犬に囲まれることで自分がいかにネコ派に今やなっていることにも気づいた)。

それこそ朝8時半くらいとかから一日歩きまわって、京都のほとんどを歩いた。
今日は帰る前に宇治にも寄ったし。

まさか自分の口からこの言葉が出るとは思わなかったけど
もしかすると私は東京には住みたいと思わないのかもしれない。

東京に帰ってきたいんだとばかり思い込んでいたから
ロンドンに引っ越すことが少し微妙な感じだった。
ロンドンに引っ越すことでついてくるおまけたち(近隣の国にすぐ遊びに行ける)は
もちろん楽しみではあったけど。

もしかするとヨーロッパに引っ越すことは私にとっていいことなのかもしれない。

京都に行って思った。

東京に美しいものがないわけでもないし、文化がないわけでもない。
でも東京にいるとずっと喧噪のなかにいてしまうような気もして。

ロンドンだってもちろんメトロポリタンなわけだし、
世界有数の大都市なのだから都会の喧騒が大きな部分を占めるのは
当たり前なのだけど、京都に通じるような繊細さや文化の深みがあると思う。
ヨーロッパ全般に。そういう世界に囲まれることが簡単にできるというところに
すごく魅力を感じる。

京都にいた数日間の間に、そういう環境にいる自分は
とても落ち着いていて幸せなことに気づいた。

この二泊三日の間に、ヨーロッパに引っ越す心の準備が
できてきた気がした。

よい旅だった。