レオの映像翻訳な日々

新米翻訳者の苦闘をつづります。
映画・ドラマの感想などもアップしていきます!

ホラーなんて、怖くない!

2005-09-29 02:34:12 | 仕事
「オオカミなんて、怖くない~、怖くない~♪」って歌がありましたよね?
ついつい替え歌してしまう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

さてさて、血も凍るホラー映画のコメンタリですが、残り100枚を切りました!
とりあえず、ホッ。

技術的なことは映画監督の友人とプロデューサーの友人に確認。
いや~、持つべき友はアートな友ですな~。
完全に誤訳していたところを指摘され、自分のふがいなさを感じております。
Kちゃん、M君、ありがと♪

とはいうものの、本当に時間がギリギリなので、十分なリサーチはできていません。。。
この作品はシリーズものなので、過去作品の話題が出てきたりするので、
バイト先のホラー好きな方に、「こんなシーンありましたか?」と
現在、問い合わせ中です。
でも、もし時間があったら、嫌々ながらも自分で観たと思うので、
そういう意味では時間がなくて助かったのかも…。


そういえば、そのマニアな方に、この映画のどこが面白いのか、
どういう人たちが観るのか、聞いてみたんですね。
そしたら、B級ホラー映画の中で初めて、精神的に迫る怖さを追求したとか、
原作者が監督をしたため、恐怖感が損なわれていないとか、
痛さ=快楽をテーマにしたSMチックな官能があるとか、
幻想的で不気味な美しさがあるとか、
いろいろと力説してもらいました。
正直、私にはピンと来なかったのですが、
やっぱりコアなファンをひきつける魅力はあるみたいです。
世の中、いろんな人がいるもんですね~。

でも、仕事と思って臨むと、怖さにも慣れてくるものですね。
さすがに本編は2度と観ないと思いますけど…。


私、分かったんですよ。
ホラー映画の何が怖いって、音楽です。
「あ、来るぞ、来るぞ」ってにおわせる音楽が恐怖心をあおるんですよね~。
音楽がそんなに聞こえないコメンタリなら、何とか対応できそうです。

さてさて、それでは寝る前に残りの字幕を埋め、
明日は見直しに入りたいと思います。
だいぶ焦って埋めていったので、間違いも多そう…。
念入りにチェックしなければ!


続・勧誘との闘い

2005-09-26 23:13:44 | プライベ~ト
今日は小学校からの友人とランチ。
久しぶりに、ゆっくり話すことができました!

その後、いざ、例のエステに向かったのです。
昨日予約した時に、先日の担当の方を指名していたのですが、
またあの勧誘攻撃に出くわすんじゃないかと、ちょっと憂鬱。
(トリートメント中の90分間はすっかり熟睡していましたけど…。)
そして、トリートメント終了後、担当の方がご挨拶いらっしゃいました
すると、なんと、軽い談話(?)程度で終わったのでした

「やった、勝った!ついに勝ったぞ!」

こうして、私の作戦は見事に的中し、極楽気分を持続することができたのでした

本当は今日もしつこかったら、今回限りでやめようかな~なんて思っていたんですよ。
いくら上出来なエステでも、最後の最後に嫌な気分になるようでしたら、台無しですから。。。

今回から指名した担当の方は、力加減も私好みですし、
暗黙のメッセージを察してくださったようなので、
運がよかったかもしれません。
収入が許す限り(といいつつ、かなり厳しいけど…)、続けたいな~と思います。
だから、お願い。今日のように接してくださいね!


さてさて、動物もの第5弾が一件落着した今日、
久しぶりに、コメンタリのお仕事が入りました
し・か・し、なんと私が大嫌いなホラー映画なんです~
ど、どうしよ。。。
でも、これから「動物+α」で収入アップしたい私には、
ぜいたくを言っている場合ではございません!
と、とにかく、べ、ベストは尽くしたい…と思っています。
でも、やっぱり、観るの怖い~!

告知!

2005-09-26 00:58:34 | 仕事
これまで、レオが何者であるかをひた隠しにしてきましたが、
最近、いろんな方面でバレてきているので、今日は宣伝させていただきましょう。

これまで、このブログで苦闘をつづってきた動物ものが、いよいよオンエアされます!
アニマルプラネットの「餌食になる前に」
10月1日(土)22:00よりスタート
私は奇数回を担当しております。

まだまだ修正が多いため、自分の訳からはかけ離れてしまっていますが、
同業者の方も、そうでない方もダメ出し、よろしくお願いします


やっぱり自分が手がけた作品が世に出るというのは、うれしいものですね~。
うるうる。

まだまだ未熟ではありますが、これからも精一杯頑張りますので、
皆さま、レオを温かく見守ってやってくださいませ~♪

「カンデアルの奇跡」

2005-09-25 16:05:14 | 映画・ドラマ
昨日は「ヒスパニック・ビート・フィルム・フェスティバル」に行ってきました!
なぜなら、友人マハさんが字幕を付けた作品が上映されたのです!

その名も「カンデアルの奇跡」
キューバ人の老ピアニスト、ベボ・バルデスがブラジルのバイーアへ旅し、カルリーニョス・ブラウンに出会います。
かつて貧民街であったバイーアを再生し、カンデアルというコミュニティーを作り、
奇跡を起こしたブラウンや町の人々の姿を、旅人バルデスの視点から映していくドキュメンタリー。

とまあ、あらすじくらいは勉強していったのですが、
私はブラジルの文化・音楽などの知識は一切ありません。
デイヴィッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」みたいなもんかな~なんて思ってたんですけど…。
観始めてから数分で、「これはやばいかも…」と不安になりました。
知らない音楽用語や地名、宗教用語などカタカナがいっぱい!
「う~む、予習をしてくるべきだった…」と後悔の嵐です。


ところが、時間がたつにつれ、分からなくても楽しめるようになるんですね~。
これこそ、音楽が成す力なのか???
また、酸いも甘いも知った老人、バルデスの表情がたまらなくいい!

苦労が顔に刻まれているというか、この人が激動の時代を生きたであろうことは、
瞬時に分かります。
そういう苦労を乗り越えたからこそ、あの仏様のような柔らかな表情になっていくのでしょうね~。

ブラウンは自分に与えられた音楽を通じて、地域を再生するために、さまざまな活動を行っています。
音楽学校を建て、若者の才能を発掘し、貧困に苦しむ子供たちに明るい未来を描かせようと懸命です。
音楽的な才能もさることながら、情熱あふれる素晴らしい人ですね。
私は、この映画で初めて、ブラウンの存在を知りましたが、
もっと多くの人に、彼の存在を知ってもらいたいな~と思いました。

子供たちは口をそろえて、
「勉強したい。いい暮らしがしたい。ママを楽させたい」と言います。
日本人って本当に恵まれていますよね~。
勉強したくなくっても、できる環境があって、
下水道も水道も完備されていて。。。
そういう恵まれた環境にあることを感謝することさえ忘れてしまっています。
今ある自分に感謝ができる、それもこの映画の魅力でしょう。


元々、素晴らしい音楽的な才能を遺伝子に持つ子供たちが、
ブラウンや仲間たちと触れ合うことで、生き生きとした笑顔を見せています。
どうか、この子たちに素晴らしい未来が待っているようにと、切に願うばかりです。

貧困が犯罪を招き、犯罪が偏見を生む。
そういう悪の輪廻を断ち切ろうとする人々の闘い。
「カンデアル」というコミュニティーに奇跡が起こりつつある今、
85歳のベボ・バルデスには、彼らはどう見えたのでしょうか?
現実の厳しさ、理想のもろさなどを嫌というほど見てきたであろう老人は、
ただ静かに微笑むだけです。
きっと、その答えは、あの子供たちが大きくなり、
ブラウンの理想を引き継いだ時、初めて、分かることなのでしょうね。

今回、私の不勉強で採点するまでには至らなかったのですが、
ぜひ観てほしい作品であることは間違いありません!
私も、もう1度観たいと思ってます。
なので、ぜひDVD化を検討してください!
制作者の方々、よろしくお願いします♪

最近、動物相手の仕事が多いせいか、
人間の本質をとらえる作品も手がけたい…と、心から思いました。
ないものねだりかもしれませんが、やっぱり人っていいですよね。

タコよ、さらば…

2005-09-23 06:07:07 | 仕事
先ほど、納品しました~。

とはいうものの、明日には修正が入ると思うので、今日はつかの間の休息。

毎度、毎度、時間との闘いで、かなり追い詰められますが、
ともかく精一杯やった!という達成感と
終わった~という解放感に浸れる瞬間は幸せ
きっと、この瞬間があるからこそ、この仕事は面白いんでしょうね。。。

私は決して器用な人間ではないので、
カメのようにえっちらおっちら進むしかないですが、
少しずつでも前進していればいいな~。

今日はお彼岸。
午前中にお墓参りに行く予定なので、寝てしまうとつらそう…。
そうだ、セミナーで流していた「ニューオーリンズ・トライアル」を観ないと!
あとはゴロゴロしたり、読みかけの本を読んだり、
一日中、ぐうたらするのだ!
あはは~。

明日は友人マハさんが手がけた作品が映画祭で上映されるので、
観てこようと思っています。
彼女はスペイン語もできる才媛。
刺激を受けてこようと思います♪

仕事のカンが戻らない!!

2005-09-23 02:39:41 | 仕事
といっても、映像翻訳ではありません。
バイトの秘書業務の方です。

すでに1ヵ月がたっていますが、どうしてもカンが戻りません。。。
週に2日だからか、1年ぶりの社会復帰だからか、はたまた年齢のせいか…。


これまで、さまざまな企業で秘書やアシスタントを経験してきましたが、
割と飲み込みは早い、要領がいいタイプだと自負してきました。
なのに、今回は、どうしても覚えきれないのです!

週2日の勤務では、覚えて、また忘れての繰り返し。
メモは必死に取るのですが、書き忘れている部分があったりして、
後で読み返しても、100%正しい処理ができないんですよね。。。
「経理に回しておいて」と頼まれ、人事に回してしまう始末!
何やってんだ、おい!

とにかくやることがいっぱいで、頭を整理できていないんですよ。
他の用事を頼まれ、やりかけの仕事を後回しにすると、
今まで何をやっていたかも覚えていないんです。
これって、もうボケ?

学校特有の複雑なシステムは、私には理解不能なのかも…。
前任の方は莫大な量のファイルを残してくれましたが、
目当てのものを見つけだすまで相当な時間がかかってしまいます。
電話で問い合わせても、担当部署の当てが外れて、
また他の部署にかけなおさなければならなかったり…。
経理だけでも数部署あるんですよ。。。

親切に教えてくれる方もいるのですが、繰り返し電話するたびに、
ひどく申し訳ない気がします。

秘書の仕事って結局は雑務なので、やることは尽きません。
やっぱり最初の不安どおり、この仕事を週2日でこなそうと考えたことが
そもそもの間違いなのかも…と、自信がなくなってきました。
なんだか、周りの人には余計に迷惑をかけているような気が…。

これが、週3日は勤務できる人だったら?
これが、日本の大学システムに慣れている人だったら?
これが、この仕事に専任できる人だったら?
などなど、考えてしまいます。。。

時間が解決するしかないと思っていますが、気分はかなり凹みモード。
本当、私って、こんなに仕事ができなかったんだーと情けなくなります。
慣れる慣れないの問題以前に適性がなかったらどうしよ…。

とりあえず、現契約の3月いっぱいまでは頑張ってみますが、
その時点できちんと話し合わなければならないでしょうね。
果たして、週2日でこの仕事をこなせるのか、、、
また、忙しい時期は、私が臨機応変に週3日は出れるのか、、、
映像との両立を考えると、やっぱり週3日は厳しい…。

もしかして、これが老化?なんて、考えてしまう今日この頃。。。
なんだか気分はブルーです。

博物館さまさまです♪

2005-09-21 17:42:45 | 仕事
今日は調べ物の大詰め。。。
今日、判明しなかったものは、もうあきらめるしかない…と、
かなり追い込まれていました。


朝からネットで、それぞれの分野に強そうな博物館を探し、電話してみました。
すると、なんと、一瞬でほとんどが判明したんですよ。
やっぱり専門家というのはすごい!!
書籍にも載っていない知識をもっているのですから…。
最後の砦、救世主だわ…。

今回、タコ、ツグミ、クモ、ハチに苦しめられてきたのですが、
(やっぱりマイナー感はぬぐえない…)
どうしても判明しなかったところも残っています。
個体によって違うデータは、専門家も答えられないでしょうし。
(数々の問い合わせ経験から、なんとなく聞くべきことと
聞いてもダメなものは分かってきました。)

だけど、誤訳をしているかもしれない箇所は、すべて解決したと思われます。
あとは、訳を練るだけ!
もうひとふんばりです!!

最近の図書館ってどうなの?!

2005-09-20 17:29:42 | 仕事
今日はN大学の図書館にお邪魔してみました。
ここは獣医学部もあるので、かなり期待して行ったのですが…。
ところが、学外の人間はレファレンスサービス(司書)が利用できないと!!
なんですって!!
レファレンスが使えないなら、図書館に行く意味はない…。
閲覧のみは可能なので、ご自分で調べてくださいとのことでした。
(さんざん調べて、分からなかったので、伺ったのです。)
担当の方は、ご親切にGoogle検索のやり方を教えてくれました。。。
自宅で嫌になるほど調べて、それでも見つからなかったから、
こちらの図書館に来ているんです、とは言えなかったです。。。

K大は、「翻訳者の方なら…」と利用させてくれましたけど…。
(医療分野の素材だったら、もちろん、K大を利用させていただきますわ。)

友人から聞いた話だと、県立図書館のレファレンスサービスは、
利益を得ている人(翻訳者も含む)には、情報提供できないとか。。。
(今回、一般人のフリしてメールしてますけど…)

市立図書館は「本のタイトルが分からないと調べられません」と言われました。
(本のタイトルが分かっていれば、苦労していないです。。。)

調べ物を職業としている人間には、図書館って本当、冷たいですよね、、、
職業だからこそ、きちんと調べたいのに。。。
税金だって払ってるぞ!!!
大学の図書館なら、例えば、有料にするとかで、
(その代わり、分かりませんじゃすまないですけどね!)
レファレンスを利用できるシステムを検討していただきたい!


今日は久々に、頭に来ましたね。
誰にって訳ではなく、図書館という存在に!!


もっと、子供から老人、学生から社会人、様々な人が
快適に利用できる場所にならないと、
図書館は、ただの税金の無駄使いになってしまいますぞ
本当に図書館を必要としている人たちのニーズを考えてもらいたいものです。

好きな脚本家について語るの巻

2005-09-19 18:34:42 | 映画・ドラマ
昨日は頭痛と吐き気で早々と寝てしまい(風邪?)、
今日の図書館デーは明日に振り替え…。
明日は市立図書館はお休みなので、近所の獣医学部がある大学に
お邪魔しようと思っています。
(一晩寝たら、ずっと楽になりましたので、ご心配なく!)


今、ようやく字幕を埋め終わりました~。
なので、見直しの前に休憩。
今日は好きな脚本家について、語ろうかな~。

私の好きな脚本家の1位は、何と言っても向田邦子さん。
「阿修羅のごとく」「あ・うん」は大好きです

NHKドラマの「阿修羅のごとく」は、
じっと黙って相手に訴えるような「静の演技」が多く、
女のたくましさ、したたかさが、リアルに浮き出ています。
一瞬、ゾクッとするようなシーンもあり、かなりハマりました。
(といっても、再放送でだけど…。)
「あ・うん」は父も大好きな映画。
というのも、高倉健さんのファンだからです。
成熟した男女の三角関係を描いているのですが、
ドロドロしたところがなく、すっきりさわやかな友情物語に仕上げています。
人間の長所も短所も優しい目で見守っているような作品が多く、
観ているとホンワカできるんですよね~。

次に好きなのは、やっぱり三谷幸喜さん!
先日、紹介した「12人の優しい日本人」でハマりました。
テレビドラマもいいですけど、私は「ラヂオの時間」も好きですね~。
空回りの応酬というか、テンデバラバラの出演者たちがおかしく、
でも、最後にはきっちり、ひとつの作品を作り上げていく過程が小気味いい!
ドタバタ劇ならこの人の右に出る人はいないでしょう。
「笑の大学」は、まだ観てないのですが、
(そろそろ1週間レンタルになったのかな?)
これもすごく期待しています!


そして、最後は宮藤官九郎!
おなじみ「池袋ウエストゲートパーク」の脚本家です。
オンエアー時には観ていなかったのですが(なんでだろう?)、
深夜の再放送でハマりました!
個人的には「ピンポン」「タイガー&ドラゴン」がイチオシ!
この人の好きなところって、自分ではよく分からないんですよ。。。
カッコよさとか、斬新さとか、泥臭さとか、いろいろあると思うんですけど、
なんとなく波長が合うのかな~なんて思ったりもします。
…それだけかい!
まあ、彼の作品を嫌い!って言う人はあまりいないと思うので、
やっぱりエンターテイメント性に優れているんでしょうね。

そんなわけで、秋の夜長を映画・ドラマで過ごそうかな~と思っている方は、
ぜひ観てみてください!

不安と焦り…

2005-09-18 17:56:18 | 仕事
翻訳歴の浅い皆さんには、必ず付きまとうであろう、この不安と焦り…。
私も例外ではありません。

「やばーい、今回は本当に間に合わないかもしれない…」
「全然、調べ物が追いつかない!もう、どこに答えがあるの?!」
「今月、収入これだけ!このまま続けてていいのかな~?」
「なんだか、今の私って、遠回りしてる?」
「○○ちゃんは、すごい仕事量だよな~。私、出遅れてる…」
などなど。


私は10月で3年目を迎えるのですが、いまだにこういう悩みは尽きません。。。
(2年程度じゃ当たり前?)
だけど、最近、こう思うのですよ。
壁にぶつるたび、生活が苦しくなるたびに、ひどく悩んだり、落ち込んだりするのは、
それだけ、この仕事に対して真剣に向き合っているからかな~って。
たぶん、どうでもいいことなら、「いいや、やめちゃえ」「次、行こう!」って、
簡単に進路変更できると思うんですよね。
でも、どこかで絶対に辞めたくない、あきらめたくないって気持ちがあるから、
思い切り悩んだり、苦しんだりすると思うのです。

それに、この世界は奥が深い。
数年で完ぺきにこなせるほど、浅い仕事じゃないはず。
そのためには絶対に経験と知識が必要です。
その経験値を得るまでは、現在、有名な翻訳者の方でも、
血を吐くほどの苦労と努力があったはずだと思うのです。

また、最近、開き直っていることは、「自分に完ぺきを求めないこと」。

もちろん、ノーミスで素晴らしい訳を初稿から完成できれば、
仕事の受注は、どんどん増えてくると思います。
ただ、超人でもない限り、完ぺきさを求めてしまったら、自分がかわいそう。。。
それに、すぐ簡単に100%に到達してしまったら、
きっと、この仕事は面白くなくなりますよ。
まずは自分の今の実力を冷静に把握し、50%から60%、70%、80%と、
徐々に目標を引き上げていくのも、「職人」としての醍醐味のようにも思えますね。

辞めるのは、いつでもできますよね?
それなら、もう少し頑張ることもできるはず…。

それは、これから映像翻訳を目指す人にとっても同じこと。
きっと、同じ時期に勉強を始めて、どんどん先を進む仲間も出てくると思います。
でも、人それぞれ、ペースがあるんですよ。
英語力も違えば、日本語力も違い、センスにも差はある。
でも、自分のペースで着実に前進する努力を続ければ、
いつかは目標に到達できるはずだと、私は信じたいですね。

とまあ、私はこう自分に言い聞かせています。
頑張るほかに道はないのです!


勉強会&セミナー

2005-09-17 23:25:20 | 仕事
今日は朝から早起きして、修了したスクールに行ってきました!

クラスメートと修了直後、月1回の勉強会を立ち上げたのです。
しかし、ここだけの話、この半年間は、あまりに忙しかったため、
ついついサボりがちだった私。

しかし、今日は私が司会進行です。
何が何でも行かなきゃ!寝坊なんてできない~!!
前日は逆に緊張して、寝付けませんでした…。

今回のテーマは、制作側が字幕に求める「演出」。
動物もののシリーズを通して、改めて、私が感じたことなどをシェアしました。
果たして、皆さんはどう思ったのでしょうか?
少しは役に立てたのかしら???

午後は、スクール主催のセミナーに参加しました。
テーマは「米国陪審員制度」。
絶対に知っておいて損はないと思いながらも、仕事が気になってしまい、
参加するか迷っていたのですが、勉強会で空きがあると聞いたので、
勢いで行ってみました!
講演者の方は、実際にアメリカで陪審員の経験のある方。
なかなかない経験をされた方なので、言葉の隅々まで重みがありました!

よく裁判を扱った映画もありますが、今まで何も知らずに観ていたんだな~と、
改めて思い知らされましたね。。。
特に「Blind Justice」という女神像があるのですが、
これは裁判所のシンボルだそうです。↓↓↓


これからはこの手の映画を観る時に、少し視点が変わって深く楽しめそうです!
無知というのは、楽しみを半減してしまうものかもしれませんね。。。
勉強せねば…。

ちなみに裁判もので、私のオススメ映画は誰が何と言おうと、
「12人の優しい日本人」
脚本:三谷幸喜さん、監督:中原俊さんの超傑作です!
まだ無名の頃の豊川悦司さんも出演しており、かなりいい味出していますよ!
題名からも推測できるように、「十二人の怒れる男」のパロディです。
もし、日本に陪審員制度があったら…という仮定のお話ですが、
いよいよ現実になってしまいそうですね~。
今、改めて観れば、違った感想が出てくるかも。
お気に入りのセリフは「もうダメ、私、鼻血でそ~!!」

ちなみに今、ネット検索していたら、どうやら舞台もあるようです!
こちらは監督も三谷幸喜さん!
ものすごく観たい!!!
チケットは10月下旬に発売開始ですって!
絶対に行かなきゃ~

初!外ランチ

2005-09-15 15:15:51 | プライベ~ト
昨日はバイトの日。
普段は先生方と食堂でお昼を食べるのですが、
昨日は先生方が出張で不在だったり、バタバタとお忙しいようでしたし、
私もたまには外の空気が吸いたい!と思っていた頃なので、
外でランチを取ることにしました。

しかし、私の勤務地は○金台。。。
超高級レストランはあっても、ファストフードなんてありません。。。
毎回、そんなところで食べてたら破産しちゃうわよ。
まあ最悪、コンビニでお弁当でも買って、学校で食べようと思いつつ、
あまり行ったことがない方角にプラプラと歩き始めました。

すると、ものの5分程度のところに、変わったお店を発見!
正直、何屋か全然分かりません。
しかし、看板には「○○カレー 650円~」と!
お~、この立地にしては安いじゃないか!と、早速入ってみました。

そこが「神茶屋」
どうやら麻専門の雑貨カフェのようです。
改めてHPを見ると、怪しさいっぱい…。


私はポークマサマンカレーSとデザート&コーヒーセットを注文しました。
しめて892円(税込み)。
○金台でランチ1000円以下とはなかなかです。
お味はこれが本当に美味しかった!
辛味はテーブルに唐辛子が置いてあるので、お好みで調整できます。
私は唐辛子を入れずに食べたら、すごく優しい味でした。
辛味は抑えられていても、スパイスがちゃんと効いています。
かなり

店内には黒猫ちゃんが昼寝していました。
う~、この子の写真が取りたい!!と思ったのですが、
店長さんがレゲエ風だったので、ちょっと声かけられませんでした…。


超高級住宅街でも穴場はあるのかもしれませんね~。
これから、徐々に探検してみます!

さあ、今日から動物もの第4弾!
今回は、なんと私が苦手なヘビやクモまで登場!!
ぎゃ~
でも、映像を観たら、やっぱり彼らの知恵に「へ~」と感心できました。
最初の感情移入の作業は、何とかクリアできそうです。

それでは!!

「チャーリーとチョコレート工場」

2005-09-15 00:05:10 | 映画・ドラマ
今日はレディースデー
「チャーリーとチョコレート工場」を観てきました!

もうティム・バートン全開!
不気味なのに、物悲しい。(「シザーハンズ」、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」)
キモいのに、可笑しい。(「ビートルジュース」)
毒々しいのに、ファンタジー。(「ビッグ・フィッシュ」)
ティム・バートンとは、ありえない組み合わせを融合させ、
独自の世界を築いた「奇才」でしょう。
この「チャーリー」は色彩的にも「ビートルジュース」路線。
毒々しい笑いに詰まってます。

あらすじは、世界的な売上を誇る謎のチョコレート工場。
その工場主、ウィリー・ウォンカが5人の子供を工場に招待すると発表。
ウォンカ・チョコレートに入っているゴールデン・チケットを
手にした子供たちだけが見学に参加できるのです。
幸運の子供たちは…
食いしん坊のオーガスタス。
お金持ちのワガママ娘のベルーカ。
何でも一番が好きなバイオレット。
頭はいいけど、反抗的なマイク。
そして、貧しいけれど、曽祖父母、祖父母、父母と仲良く暮らすチャーリー。
この5人の中から、1人だけに特別なプレゼントが…。

原作はロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」。
私は仕事で、ちょっと調べる必要があり、
原作はざっと流し読みはしていました。
その時は、童話にしてはちょっとグロイな~と思ったものですが…。
そのグロさとティム・バートンが見事にマッチ!
これほど、ティム・バートン的な作品があったでしょうか?
さらに、ラストは原作とは違った気がしました。
私の場合、うろ覚えですけど、どうでしょう?

ティム・バートンの十八番といえば、雪とスピーディーなカメラ回し。
模型(?)を使った空中撮影も多いですよね。
また、「バットマン」の時も思ったのですが、
機械などの無機質なものが全然、味気なくないんですよ。
今回の工場のシーンも、まるで生きているような躍動感でいっぱいです。
チョコレートやコーラの工場がこんなだったらいいな~という
子供の願いをそのまま実現していましたね。
小学生の頃、コカコーラ工場に見学に行き、
お土産に瓶のコーラを2本をもらった時に、
すごくうれしかったのを思い出しました。
私の両親は炭酸飲料を飲ませてくれなかったんですよ。
ちょっと大人になった気がしたんですよね~。

あと、ゴールデン・チケットが当たるか、当たらないかのドキドキ感
昔、ドラえもんソーセージにおまけがありましたよね?
チャーリーがゴールデン・チケットに当たった時、
日光写真(?)が当たった時の自分とピッタリ重なりました。


また、ウンパ・ルンパの奇妙なダンスは、バートン・ワールドの真骨頂。
あれを子供が観たら泣くんじゃないかしら???
夜の回だったので、子供はいなかったので、よく分からないんですけど。
大人の私たちにとっては、異様で奇妙で意味不明。
だけど、最高におかしい…。
してやられた…って感じです!

ジョニー・デップは相変わらずでしたよ~。
イッちゃった役をやらせたら、右に出る者はいないでしょうね。
かなり痛い役なのに、不気味なくらいにお似合いでした。


チャーリー役のフレディー・ハイモアは今、一番好きな子役です。
(「ハリポタ」のダニエル・ラドクリフが大きくなっちゃったから…)
「ネバーランド」でも、複雑で難しいピーターを見事に演じ切っていましたよね。
ダコタ・ファニングが天才子役として注目されているようですが、
彼女の演技は完ぺきすぎて、子供らしさが感じられません。
あまり好きじゃないです。
それに比べて、フレディー君は子供らしさも、ちゃんと残しています。
「ネバーランド」では気にならなかったので、演出なのかもしれませんが、
力んだ時に鼻がふくらむのが、すごくかわいい!
一生懸命!って感じで本当に好感持てます。

また、チャーリーのママ役、ヘレナ・ボナム=カーターは、
私にはとっても思い入れの深い女優さん。
J・アイヴォリー監督の「眺めのいい部屋」の主演女優さんです。
「眺めのいい部屋」は、これまで観た映画の中でも私的ベスト5に入る作品。
「モーリス」や「ハワーズ・エンド」で有名なJ・アイヴォリー監督ですが、
この監督の色彩がすごく好きでした。
柔らかな光と緑のコントラストは誰にもマネできません。
中でも、「眺めのいい部屋」は、ため息が出るくらいに美しい。
好きなのに好きといえない、ひねくれ者
(というか、婚約者がいたから好きだといえない…)を演じた
ヘレナ・ボナム=カーターは本当に愛らしくて、まさにハマリ役でした!
彼女もティム・バートン映画の常連になりましたが、
ステキに歳を取る彼女を観るのは、感慨深いものです。
ずっと活躍を続けてほしいな~。
しみじみ…。

個人的には、子供にはちょっと怖いかも…と思ったりもするのですが、
今の子供は、あれくらいのグロさは、笑い飛ばせちゃうのかもしれませんね。
でも、私は個人的に、昔、子供だった私たちのために、
バートンが作ってくれた映画のような気がします。
夢のようなチョコレート工場、子供の頃を思い出すドキドキ感。
大人のためのファンタジーです。

そういう訳で、今日の評価は、、、


私、ちょっと甘めなのかしら???
でも、好きなものは仕方がない
最後に「あ~、面白かった」と言いたくなる久々の映画でした

ママになった友人

2005-09-13 00:49:56 | プライベ~ト
今日は大学時代の友人のお宅にお邪魔しました!

よくよく考えると、Jちゃんに会うのは3年ぶりくらい!!
メールで連絡しているので、そんなに会っていない気はしてなかったんですけどね~。
光陰、矢の如しです。。。

Jちゃんは今では1歳の男の子のお母さん。
Y君とは今日が初めての対面です。
身近に小さい子がいないもので、子供にどう接したらいいのか、
分からないんですよね~。
顔を合わせた瞬間、泣き出されたらどうしよ…、と心配でした。


まずはご機嫌取りだ~!と、途中下車して、
デパートで「機関車トーマス」のDVDを買いました。
2歳の女の子を持つ友人が、
「料理中に好きなアニメを流しておくと、おとなしく観てるので助かる~」と
言っていたのを思い出したんですよ。

いざ、Y君に会うと、最初からニコニコで超ご機嫌
助かった~とホッとするのと同時に、あの笑顔にメロメロ
やっぱり子供っていいですね~。
泣き出しそうになると、「ほら、このおもちゃ面白いね~」なんて、
他に集中させると、ケロッとする単純さがカ・ワ・イ・イ!!

「トーマス」DVDを流しながら、Jちゃんとは思い出話にひたりました。
学生時代、お腹が空くと、「何か食べさせて~」と突然遊びにいっても、
手際よくササッと料理してくれたJちゃん。
彼女からママになったと聞かされても、実感が沸かなかったのですが、
今、思い返せば、素質は十分あったんですよね~。
しっかりステキなママになっていました!

あまり長居をするつもりはなかったのですが、
ついつい話し込んでいたら、旦那様がご帰宅。
とっても優しい旦那様なんですよ。
昔、ご馳走になったりもしました。
夕食まで邪魔しては悪いと思い、ご挨拶して早々に帰りました。
Jちゃん、夕飯の支度もあったのにごめんね~。

今の仕事を始めてから、なんとなく自分には結婚は無理かも…と
思い始めていた今日この頃。
仕事と家事の両立が、どうしても想像できなかったんですよね~。
でも、子供の愛くるしさを見てしまうと、やっぱり家庭っていいな~と、
つくづく思ってしまいました!

あとは、「この人の子供を生みたい!」と思わせてくれる人に出会うだけですな…。
いつになることやら…。

友人の子供たち、Y君、Mちゃん、H君、T君とR君兄弟。。。
彼らの成長は、私にとっても楽しみです

第3弾の苦戦の原因は?

2005-09-11 19:53:06 | 仕事
動物ものの第3弾を提出した後、直エージェントからの修正が戻ってきました。
今回、どういう訳か第2弾よりも修正箇所が多くなっています。
担当コーディネーターの方も、「前回のようにできるはずです。頑張って!」と、
激励のお言葉をいただいてしまう始末…。
あらら…。

自分では今回、特別に手を抜いたつもりはないのですが、
出来上がりの差は歴然としているようです。
指摘されて確かにそうだな~と納得。

そこで、今回の苦戦の原因を自分なりに分析してみました。

1)扱う動物がマイナーなため、調べ物に時間を要した。
2)扱う動物にいまいち、感情移入できなかった。
3)プライベートなことで集中力が落ちていた。
4)前回の評判がよかったため、調子に乗ってしまった。

まず、その1ですが、確かに調べ物は前回よりも苦戦しました。
動物園・水族館では判明できず、
博物館への問い合わせという新たな方法を取り入れました。
そのため、回答が得られるまでの時間がかかったことは事実です。
でも、見直しに丸1日はかけたので、言い訳にはならないでしょう。

その2ですが、これが一番大きいかもしれません。
今回、虫だか貝だか、見た目にもどうも好きになれない動物が登場していました。
しかし、私の大好きなクジラやフラミンゴのパートでも修正が入っているため、
全体的な質を落としている理由にはならない気がします。
それに好きではない動物だからって、質が落ちるようではプロ失格です。

その3については、確かに一理ありそうです。
昔の男との再会により、翌日の見直しデーに
多少なりとも影響があったといえるでしょう。
集中力が落ちていたのは、認めざるをえないです。
でも、これもプロ失格の情けない言い訳にしかなりません。。。

その4は、悲しいかな、そんなところもあったでしょうね。
前回が評判よかったため、今回は少し欲張りになっていたかもしれません。
自分のオリジナリティを出すような、変わった言い回しを無意識に
選んでいたところもあったでしょう。
しかし、読みやすさを重視する字幕では、立ち止まらせてしまう言葉は不適当です。

結局、分析の結果、プロ意識の足りなさが原因との結論に至りました。
自分のダメ出しでも、キツイ…。

ちょっと慣れてきた頃なので、中だるみもありそうです。
やはり、気を抜いていないつもりでも、どっかで油断してしまうものですね~。
明日の修正版の提出までには、何とかレベルを上げたいものです。
よ~し、頑張るぞ!!