ひつじのだべり場

生きることの素晴らしさについてダベります。笑

野望

2012年02月25日 | 青春の一頁。
先日、大好きな大学教授M氏を訪ねにラッシャヒ大学へ行ってきました。
M氏はベンガル人にして珍し過ぎる、まさかの癒し系おじさん。
日本で20うん年前に大学へ行っていたこともあり、今でも日本語がお上手。
そんなM氏とは、先輩隊員に誘われて行ったふとしたイベントがきっかけで仲良くなりました。
バングラデシュではかなり権威のある植物学者であるのに、それを全く鼻に掛けないM氏に癒しを求め
。。。ではなく、親しくなるきっかけとなったコンポストのプロジェクトを見せていただくため、
今までも何度も大学へ足を運んだものの、その多忙スケジュールのため、なかなかお話ができずにい
ました。
けれど、今回やっと!見せてもらうことができました。


牛糞とミミズを使ったコンポスト。
完成後は栄養たっぷりの自然肥料として売られているそうです。


しかし、生ゴミを使ったコンポストを押したい私としては、ちょっと残念。
M氏に、生ゴミは使わないのか、と聞くと、牛糞のみを使った方が安全で質の高いものができる、とのこと。
「バングラいなかでコンポスト作戦(自称)」はやっぱり難しいのか。
やっとM氏と個人的に話せるチャンスがあったのにも関わらず、M氏のおしゃべりな同僚、そしてバングラ
では貴重すぎるイチゴを前に興奮してしまい、うっかり時間が過ぎてしまいました。

けれど、これからは好きにこのプロジェクトサイトを覗いていいよー、とのこと。
しめしめ。
ということで、管理人のおにいさんと仲良くなって、勝手に実験してしまおうかと陰謀中。

今はコンポストだけでなく、グレイウォーター(排水)利用のシステムができないか、ということも
模索中。
この国では、水も食べ物も豊富。
しかし、最新のリサーチではそれももう続かないだろうという。
それは、過剰なまでの地下水源の利用。
世界有数の大河をはじめ、多くの川や池がそこらじゅうにあるのにも拘らず、生活のためにも、農業
のためにも、産業のためにも、用と関係なく「安全」な地下水を利用してしまっている。
それは今までやってきたNGOが「安く」「安易で」「安全な」水を人々に提供するために、井戸水を
推奨しすぎたことに原因がある。
体に直接入るものは、確かに「安全」であることが最優先。
そのための井戸水は必要。
田に水を張ったり、花に水をあげたりするのまで、「安全」は必要ない。
けれど、灌漑設備には、時間もお金もかかる。
だからモーターを使ってじゃぶじゃぶ井戸水を汲み上げてしまえ、となってしまった。
でも、それは外部者の勝手な都合で押し付けられてしまった習慣。
地元の人々も、「それがいいこと」だと信じてしている。
けれど、このままでは地下水はすぐに枯渇してしまうという。
それを知っていながらも数あるNGOは新しい井戸を掘り続けている。
10年後、20年後のことは考えていない。

だから!

新しい井戸を掘るのと同時に、水のリサイクルについての教育、またシステムを同時に導入したら
どうだろう、というのが、またまた私の勝手な考え。
今はまだまだ調査中ですがね。

なにかやりたくて、煮えたぎってます。
うずうず。

バングラでは高級でめったにお目にかかれないガーベラ(ベンガル語でジャバラというらしい。なんかおしい)もいただいちゃいました。えへ。

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2 コメント

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 (トンボ)
2012-03-04 14:10:28
川の水は汚染されてるの?
地下水は砒素で汚染されていないの?
砒素はそんなに簡単に除去できるの?
そのやり方で健康被害は防げるの?
であれば もっと安く除去する方法がありそうですがね
地下水枯渇の問題は出始めているの?
リサイクル そうだね 大事な課題だね
トンボも遠い空で考えてみよう

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元気 (はは)
2012-03-11 18:58:04
お久し振りです。元気、復活してきたようですね。良かった!でも相変わらずハプニングの多い生活のようで、心配ですが、楽しませてももらいました。元気でね。7
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