認知症ケアをする際、看護師が気をつけなければならない点は多くあります。
現在では認知症認定看護師と呼ばれる認知症ケアのスペシャリストが全国にいますが、20年たった今でもまだ1000人ほどしかおりません。認知症ケアは看護師であればできる仕事ですが、患者の症状の中には徘徊や暴力など患者の意思にそわずして起こる事もあり、その場合は投薬などに頼らざるを得ません。入院をしていても治るものもあれば、そうでないものもあります。
認知証の中でもっとも多いのがアルツハイマー症と呼ばれる脳の萎縮によって記憶がなくなっていく疾患です。進行していくにつれて段階的に症状が変わっていきます。認知症ケアは患者が認めたくないと思うこともよくあるので、一概に決めつけず強制はなるべく避けるべきです。
しかし、認知症ケアは身近にいる家族が一番心労的負担がかかります。そのため、認知症ケアをする看護師は、患者のメンタル面はもちろんですが、家族のメンタル面についても気にかける必要があります。一生入院しているわけにもいかないため、医師の判断によって自宅介護に切り替えていくために特別養護施設でリハビリを行ったりする事も多いです。入院中の看護師は、患者の病変にいち早く気づけるように、故意に話しかけたりします。認知症の種類によっては、急激な変化が訪れるものもありますので、日々のバイタルチェックは非常に重要な仕事です。
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