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2019-01-12 09:38:02 | 海外旅行
陝西歴史博物館
 唐代の建築様式を取り入れた大規模な博物館で、収蔵点数37万点。そのうちの六千点が常時展示されている。
 原始社会から明の時代までの長い歴史を代表する貴重な文化財がここにまとまって収蔵されているので、中国の五千年の歴史を一度に巡ることができる。
 特に注目を集めているのは唐代の壁画展示で、300平方メートルの唐代の壁画から34枚を厳選し公開している。いずれも中国では最高級のレベルに達している。
 これらの壁画には宮廷生活や楽隊、儀仗隊、狩猟風景などが多彩に描かれている。これらは、中国古代絵画の最も重要な遺産である。

展品の類別
 博物館には、現在115000点以上が所蔵されている。その内、登録されたものは41000点以上、未登録のものは74000点以上。(整理されていない金銭はカウントしない) 大半の収蔵品は陝西省博物館から譲渡されたものだ。収蔵品を大まかに分けると以下の八種類になる。

一、銅器。3900点以上が登録済み。商周代から秦漢までの物があり、その種類は礼器、楽器、兵器、車馬器、生活用品、生産工具など。中でも典型的な品は、商周の青銅器など。

二、唐代墓葬壁画。400幅以上。1000㎡以上。1952年から1989年に陝西関中地区の25ヶ所あった、唐代の墓から採取したもの。唐代の社会を反映している重要な資料。

陶塑人頭像三、歴代の陶俑。登録済みのものが2000点以上。秦漢、北朝、隋唐、宋元明清の時代の物がある。

四、歴代陶磁器。登録済みのものが5000点以上。有史以前の仰韶文化の彩陶、西周の原始的な青磁、漢代の釉陶、唐三彩、古玻璃、瑠璃、唐秘色磁など。その種類は生活用品、文具、副葬品など。

五、歴代建材。登録済みのものが1000点以上。周秦漢代から唐宋明清のものがある。陶製の瓦、瓦当、レンガ、金属などの建築資材。

六、漢唐銅鏡。登録済みのもの800点以上。種類は豊富で、デザインが美しい。吉祥の文句が彫り込まれたものもある。

獣面具七、金銀玉器。登録済みのもの2000点以上。西周の玉製の礼器、春秋秦公大墓出土の金の啄木鳥、西漢皇后玉婆など。

八、歴代の貨幣。登録済みのもの10000点以上。種類が豊富。西周の貝幣、戦国の刀幣、秦の半両、西漢の金など。

これら八種類のほかに、字画、版本、織物、漆器、石器、印、封泥などもある。
陝西歴史博物館の基本情報
住所: 西安市南郊小東路

陝西省博物館(碑林博物館)
宋の時代に建てられた孔子廟を利用した博物館で、歴代書家の石碑を数多く収集、展示している。館内は「西安碑林」「歴史陳列」「石刻芸術」に分かれている。

漢代から清代にかけての石碑のコレクションは「西安碑林」と呼ばれ、この博物館の展示物のなかで最も有名。王義之、欧陽詢、顔真卿、虞世南など、書道の大家の作品が立ち並んでいるほか、玄宗皇帝の書もあり、中国最大の書道芸術の宝庫といえる。また、キリスト教の伝来を伝える「大秦景教流行中国碑」も見逃せない。

1950年に創建された陜西省博物館。現在、8万点以上の収蔵品があり、歴史陳列室、石刻芸術陳列室、碑林の3部分に分かれている。現在、館内には碑林と石刻芸術が一堂 に集められ、碑林は特に有名である。

石碑の総数は2000点以上にも上る。その入口に玄宗 皇帝直筆の碑があり、中に65万文字に及ぶ十三経の石碑 が並び、王義之、欧陽通、慮世南、顔真卿ら書道大家の原 刻碑100基も展示されている。キリスト教伝来の「大秦 景教中国碑」も入っている。
碑林博物館の案内
所在地 : 西安市三学街15号
http://www.xiantabi.com


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