「やだ、もうマルセルさんったら照れちゃってー(と言ってマルセルの肩をどつく)」
小説でこの文章はまずいでしょ。書く方も書く方なら、それを出版する方も出版する方だ。
いや、リプレイでだって、決して褒められた文章じゃない。少なくとも、閉じかぎかっこの位置は間違えてる。
これが、全体の1/3ぐらいのところで出てくる。
私は、ふつうの厚さの文庫本なら2日か、忙しくても3日あれば読了する人なのだが、この本は1週間になろうかというのに、未だ半分ほどしか読めていない。件の1行以降、なんというかもう、読む気力がわいてこない。
もともとリプレイ本は好きで、ことにアリアンロッド・サガ・リプレイは無印からABCDEと各種読んでるわけだけど、だからと言って小説まで楽しめるわけじゃあないんだな、やっぱり。
だいたい、「臥龍と鳳雛」ネタだって、本編(リプレイ)ではナヴァールのこだわりに周囲が突っ込むのがお約束なのに、小説版ではナヴァール以外の人しかこだわってないって、どうなの?
てゆーか、富士見ドラゴンブック レーベルで出版される小説は、なんとなくイマイチ感溢れるものが多いような……小説専業の富士見ファンタジア レーベルとはやっぱり体制が違うんですかねぇ。