コメント
質問です
(
imayu
)
2006-10-22 11:26:22
こんにちは。はじめまして。imayuと申します。政治科学と人権学を専攻している大学三年生です。
スウェーデンの社会福祉の記事を読んでふと思いついた事があるので、質問させてください。
キョトンCさんは、ホテルをスウェーデンの社会福祉の評価の対象の1つにされているようですが、自分としては、ホテルはむしろ経済的競争の枠に入る物だと思いました。
社会福祉は国がはっきりしたビジョンをだして、国家支出を使って行うものだと思います。民間企業を社会福祉政策の枠組みに入れての政策の上ならホテル業界も社会福祉の評価の対象になると思いますが、スウェーデンはそうなのでしょうか。
実際にどの位かは知りませんが、スウェーデンの税率はとても高いと聞きます。それだけの税収が必要なのは、やはり政府のsocial spendingの割合が大きいからなのではないですか?
そう考えると、日本の方が経済も発展していますし、競争も激しいので、ホテルの質も上がっていく事は自然だと思いました。もちろんスウェーデンのホテルが良い事にはこした事はありませんが、やはりビジネスの域を出ないのでは?と思います。
それを踏まえて、キョトンCさんは、ホテルの質と社会福祉の関係をどうお考えですか?もしホテルの質が社会福祉政策に含まれるのなら、その他の方面にも色々な福祉政策が考えられると思いますが、それはどの分野まで、どの程度まで可能なのでしょうか?
いきなり長々と失礼しました。すごく興味のある分野なので我慢できずに質問させて頂きました^^
初めまして、imayu様。
(
キョトンC
)
2006-10-24 20:43:17
今、時間がないので、明日ゆっくり書きますが、まず福祉国家でいう福祉は社会福祉サービスより広い概念だと思ってください。安寧やウェルビーイングといった概念に近いと思っていただいた方が良いです。
福祉国家は、国民一人ひとりにQOLの高い生活を保障する国家だとここでは(私は)定義しています。
高齢者ケアで老人ホームの居室の質が問われるのと全く同じように、一般の国民の住宅の質やホテルの質が問われるということです。スウェーデンもデンマークも経済が発展しているわけで、ホテル間の適切な競争があって然るべきです。記事に書いたような劣悪なホテルが存在すること自体、一般国民の福祉に反することであり、何でもかんでも北欧は優れていると思い込む必要がないことを分かりやすく説明したつもりです。
民間のホテルは、社会福祉とは関係ありませんが、サービス業である限り、国民の福祉(安寧)とは密接に関係しています。
これからも我慢なさらず、いつでもどこでもコメントしてください。出来れば、ゼミ展示にも来ていただければ幸いです。
お返事ありがとうございます
(
imayu
)
2006-10-25 10:59:22
こんにちは。丁寧なお返事ありがとうございます。
なるほど、社会福祉は単なるサービスではなく、それ以上の、生活の質そのもの、well-beingだという事ですね。自分の勉強不足で、社会福祉は国家が行うもの、そして福祉はそれによってもたらされる結果、だという先入観を持っていました。
老人も若い人もQOLを求める事には変わりないですものね。その際に国が関わるか民間企業が関わるかの違いですよね。それぞれが求めるモノは同じだと。
そう考えると福祉も奥が深いですね。交通の便や仕事の環境、人間関係などあらゆるモノがQOLの評価の対象になりますね。ふーむ。。。
納得しました。素早いお返事ありがとうございました。残念ながら、地理的都合でゼミに伺うことはできませんが、キョトンCさんが違ったアリーナで検証して下さるのを楽しみにしています^^
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スウェーデンの社会福祉の記事を読んでふと思いついた事があるので、質問させてください。
キョトンCさんは、ホテルをスウェーデンの社会福祉の評価の対象の1つにされているようですが、自分としては、ホテルはむしろ経済的競争の枠に入る物だと思いました。
社会福祉は国がはっきりしたビジョンをだして、国家支出を使って行うものだと思います。民間企業を社会福祉政策の枠組みに入れての政策の上ならホテル業界も社会福祉の評価の対象になると思いますが、スウェーデンはそうなのでしょうか。
実際にどの位かは知りませんが、スウェーデンの税率はとても高いと聞きます。それだけの税収が必要なのは、やはり政府のsocial spendingの割合が大きいからなのではないですか?
そう考えると、日本の方が経済も発展していますし、競争も激しいので、ホテルの質も上がっていく事は自然だと思いました。もちろんスウェーデンのホテルが良い事にはこした事はありませんが、やはりビジネスの域を出ないのでは?と思います。
それを踏まえて、キョトンCさんは、ホテルの質と社会福祉の関係をどうお考えですか?もしホテルの質が社会福祉政策に含まれるのなら、その他の方面にも色々な福祉政策が考えられると思いますが、それはどの分野まで、どの程度まで可能なのでしょうか?
いきなり長々と失礼しました。すごく興味のある分野なので我慢できずに質問させて頂きました^^
福祉国家は、国民一人ひとりにQOLの高い生活を保障する国家だとここでは(私は)定義しています。
高齢者ケアで老人ホームの居室の質が問われるのと全く同じように、一般の国民の住宅の質やホテルの質が問われるということです。スウェーデンもデンマークも経済が発展しているわけで、ホテル間の適切な競争があって然るべきです。記事に書いたような劣悪なホテルが存在すること自体、一般国民の福祉に反することであり、何でもかんでも北欧は優れていると思い込む必要がないことを分かりやすく説明したつもりです。
民間のホテルは、社会福祉とは関係ありませんが、サービス業である限り、国民の福祉(安寧)とは密接に関係しています。
これからも我慢なさらず、いつでもどこでもコメントしてください。出来れば、ゼミ展示にも来ていただければ幸いです。
なるほど、社会福祉は単なるサービスではなく、それ以上の、生活の質そのもの、well-beingだという事ですね。自分の勉強不足で、社会福祉は国家が行うもの、そして福祉はそれによってもたらされる結果、だという先入観を持っていました。
老人も若い人もQOLを求める事には変わりないですものね。その際に国が関わるか民間企業が関わるかの違いですよね。それぞれが求めるモノは同じだと。
そう考えると福祉も奥が深いですね。交通の便や仕事の環境、人間関係などあらゆるモノがQOLの評価の対象になりますね。ふーむ。。。
納得しました。素早いお返事ありがとうございました。残念ながら、地理的都合でゼミに伺うことはできませんが、キョトンCさんが違ったアリーナで検証して下さるのを楽しみにしています^^