WGP－Rd.4－中国GP

WGP第４戦中国GP。今回は久々にウエットレースとなりましたね。

＜１２５クラス＞
優勝）イアンノーネ選手、２位）デ・メッリオ選手、３位）タルマクシ選手（小山選手１３位、中上選手リタイア）
このクラスは雨のコンディションとなり、今までとはまた違った顔ぶれが表彰台に立ちましたね。
転倒車も多くリタイア１３台という荒れたレースを制したのはイアンノーネ選手！１８歳の若手選手ですが見事独走で初優勝達成です！初表彰台が初優勝とは大躍進ですね。
途中までトップを争っていたタルマクシ選手には、チャンプの強さを見せてぜひ若手を倒してほしかったですが、惜しくも届かず残念でした。でも今季初表彰台ですからね、これからようやく本領発揮となるかな？
今季３度目のP.P獲得となったスミス選手もまたもや転倒と、予選でのいい流れをなかなか結果につなげられませんねぇ。（注目レディング選手も（涙））これも若さゆえ？なんでしょうか。
第４戦終わってのポイントリーダーはコルシ選手。このレースでは転倒リタイアとなりましたが、首位の座はキープしました。しかし今年のこのクラスは今後誰が主導権を握るのか、全く予想がつかない混戦です。ここにぜひ日本勢も加わってほしいのですが、今回はイマイチ。(^^;
でも結果こそ低迷してましたが小山選手の後方からの追い上げは見事でしたし、今後のさらなる活躍に期待してます！
余談ですが。レース途中に度々映ったワルドマン氏がとても懐かしかったです！そしてチーム員が転倒したにも関わらず、カメラに笑顔を振りまき続けていた姿がツボにはまりました。(^^;

＜２５０クラス＞
優勝）カリオ選手、２位）青山選手、３位）パッシーニ選手（高橋選手７位）
このクラスでは日本勢の活躍にワクワク♪だったのですが、最後にあんな展開が待っていようとは！（涙）TVの前で涙ちょちょ切れでした。(T_T)
ウエットからドライへと路面状況が変わる難しいコンディションの中、序盤からバウティスタ選手が抜け出し、そのまま逃げてしまうか？と思った矢先にバウティスタ選手転倒！このお陰で日本勢がトップ争いに加わる展開となった訳ですが、高橋選手VSシモンチェリ選手の３位争いは見応えありました。
ストレートスピードで勝るシモンチェリ選手にコーナーで詰め寄る高橋選手！その姿に、も～釘付け！応援にも力が入りました。高橋選手は予選での転倒で足の甲を骨折したそうですが、それを感じさせないほどの力走でした。
レース終盤にはファステストを連発してシモンチェリ選手を突き放すことに成功した高橋選手。その様子に、これで２番手走行の青山選手と共に日本勢二人揃って表彰台だ～♪と喜んでいたのですが。。。まさか最終ラップの最終コーナーでマシントラブルに襲われるなんて。（涙）無情すぎます～！
ゴール後ガックリとうなだれていた高橋選手の姿に私も言葉を無くし、TVの前でため息しか出ませんでしたが、今回は本当に残念でした。でも久々に見れた高橋選手の力走に今後の活躍が楽しみとなりました！次戦以降ぜひこの雪辱を果たしてほしいと思います！頑張れ～！

＜MotoGPクラス＞
優勝）ロッシ選手、２位）ペドロサ選手、３位）ストーナー選手（中野選手１０位）
今回のレースでは、つ・い・に！強いロッシ選手が帰ってきました～♪(^^)/
ウエット宣言されたものの、ほぼドライコンディションで行われたこのレース。序盤からロッシ選手、ペドロサ選手との一騎打ち勝負となり、ハイペースで飛ばす二人。終盤までテールtoノーズの緊迫したレース展開だったことから、最後は激しいバトルにもつれ込むか？とも思いましたが、ラスト５周を過ぎた辺りでロッシ選手が満を持してのラストスパート！（カチッとスイッチが入る音が聞こえたかのようでした）ペドロサ選手に付け入るスキを与えず、得意の展開で後続を引き離し、本当に久々に（８戦ぶりに）優勝となりました！やったね～♪
いや～今回のロッシ選手は強かった！速かった！今までずっと後塵を拝し続けてきた若手ライバル勢を蹴散らしての勝利だったので、見ていて私も久々にスッキリした気分になりましたよ。やっぱりロッシ選手はこうでなくっちゃね！
ウイニングランでは珍しく派手なパフォーマンスも無しに、穏やかな表情でわりと静かに走っていたロッシ選手でしたが、その表情からは安堵感も感じられ、喜びを静かに噛み締めていたようにも見えました。それだけ今回の勝利には深い意味があるのでしょうね。
若手の台頭、タイヤメーカーのスイッチ。。。いろいろあった苦悩を乗り越えての今回の勝利は、周囲に対してもそして自分自身に対しても『ロッシ、ここにあり！』というのを存分に見せつけたような気がします。
手応えを掴み自信を取り戻しつつあるロッシ選手。対して、その強さを改めて見せ付けられたライバル勢。。。今後の展開が楽しみですね。(^v^)

初日に宙を舞う大転倒を喫し、両足にケガを負うなど満身創痍でレースに挑んだロレンゾ選手が、４位フィニッシュとなったのには驚きました。解説・青木ノブ兄の言うように身体に負担をかけないよう、レース途中からライディングを変えてアジャストしていたのだとしたら、すごいことですよね。
レース以外では態度のデカさから何かと話題を振りまくロレンゾ選手ですが（笑）、やっぱり只者ではないですね。。。
これまで不振続きだったドゥカティ勢は復調してきた感じ？メランドリ選手が久々に上位を走れてましたね～。エリアス選手もトップ１０内に入る活躍を見せ、ストーナー選手も開幕戦以来のお立ち台の結果。でもストーナー選手は今回、完敗と言えるでしょうね。トップ２台からは遠く離されてしまいましたし。。
レース後のインタビューでは『アドバイスされて履いたタイヤがミスチョイスだった』と言い訳がましいことを口にしていたのが気になったストーナー選手でしたが(-_-; 、今後はディフェンディングチャンプらしく人のせいなどにしないで、強さを見せてほしいな～と思いました。（ファンの方ごめんなさい）

さあ次戦からはヨーロッパラウンドに突入です。今年は開幕からバイクメーカー、タイヤメーカーともに力が拮抗している感じで勝者も毎戦異なる顔ぶれなので、今後も面白い展開が待っているんじゃないかな～と楽しみです。(^^)
今回初日のフリー走行で４番手を記録するなど、ジワジワと調子を上げてきている中野選手にも益々の活躍を期待しています！頑張ってくださ～い！