BS6で007シリーズの「ゴールデンアイ」を見ていました。
公開当時は「ゴールデンアイ」よりも「ミッション・インポッシブル」、ピアース・ブロスナンのジェームズ・ボンドよりもトム・クルーズのイーサン・ハントだと思っていました。
ですが、改めて「ゴールデンアイ」を見て、「ゴールデンアイ」は「ゴールデンアイ」で面白いと思いました。
また、ブロスナンのボンドは、歴代のボンドの中で6番手だと思っていました。
ですが、最近のインタビューを読んでみたり、こうして「ゴールデンアイ」ら出演作を見直してみてして、ブロスナンのボンドを再評価中だったりします。
そして、「ゴールデンアイ」や来週放送予定の「トゥモロー・ネバー・ダイ」の時のブロスナンのボンドと自分の年齢が近くなったことで、ブロスナンのボンドみたいに「自分のためだ」と言える仕事をしたいと思いました。
それと、ショーン・ビーンの006ことアレック、そしてアレック率いるヤスヌは、「スペクター」のスペケター(あえて書きます)よりも魅力的なヴィランズであったと思います。
「ゴールデンアイ」だけで片付けるのは勿体ないというか、「トゥモロー・ネバー・ダイ」や「ワールド・イズ・ノット・イナフ」にヤヌスやその残党が登場して、ブロスナンのボンドの背景を広げても面白かったのではないかと思いました。
「トゥモロー・ネバー・ダイ」のオープニングはうってつけですし、「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のゴールディー演じるブルは元ヤヌスとか、ソフィー・マルソーのエレクトラ・キングがヤヌスのスポンサーだったとか。
スパイとなった義理の弟への嫉妬からコールセンターのセンター長となって、カジノでポーカーをさせるように仕向けたり、南米で砂漠を歩かせるように仕向けるよりもよっぽどましだと思うのですが。
そして、そのヤヌス以上に勿体ないのが、クォンタムですが、、、。
話が脱線してしまいましたが、他に「ゴールデンアイ」の勿体ないところは、ボンドカーのBMWのZ3の活躍が寂しかったことかな、と思います。
助手席のイザベラ・スコルプコのナターシャも公開当時はブロスナンのボンドよりも目立ち過ぎだと思っていましたが、エヴァ・グリーンのヴェスパーやレア・セドゥのマドレーヌにも負けないボンドガールだったと思いました。