元フランス代表FWのアンリがイタリア・セリエAのユベントスからイングランド・プレミアリーグのマンUに復帰したフランス代表MFポグバについて、「彼が何をしてくれるのか、どういうプレーをするのか、とにかく見てみよう。私としては、より前のポジションでプレーするところが見たいと思う。ユーロ2016のフランス代表ではより深い位置でプレーしていたと思うが、ボールが前にあるときはうまく扱えるが、背後へ走り込まれると守備を忘れる傾向がある。」と、マンUのモウリーニョ監督にポグバを攻撃的なポジションで起用するように要望しました。
続けてアンリは「より高い位置でプレーする方が、より効果的になれる。高い技術があり、ゴールを決められる選手だ。そういうポジションでマンUを助けられると思う。単なるMFとして起用するのは良いことではないだろう。彼のプレミアリーグでのプレーを見るのが楽しみだよ。」とコメントしました。
モウリーニョ監督はマンUOBの元イングランド代表MFスコールズやチェルシーで指導した元イングランド代表MFランパードを引き合いに出し、ポグバを所謂セントラルMFで起用することを示唆しましたが、近年モウリーニョ監督が好む4-2-3-1にセントラルMFのポジションはないと思います。
また、4-2-3-1の2はアンリが指摘する深い位置ですし、かといって4-2-3-1のトップ下はポグバにはちょっと高すぎるポジションな気がします。
それこそユベントスでの4-3-3や3-5-2のインサイドハーフが適していると思いますし、4-3-3はかつてモウリーニョ監督が志向し、チェルシーでは4-3-3のインサイドハーフでランパードを起用していますし。
ただ、マンUではイングランド代表FWルーニーがトップ下に君臨していますので、4-2-3-1の2もしくは3の両サイドハーフ、ポグバとルーニーを中央に並べる4-1-4-1もしくは4-3-3への変更が現実的だと思います。