昨日に続いて車ネタ。ヴィッツに続くトヨタの世界戦略車、オーリスとその姉妹車、ブレイドです。
オーリス&ブレイドのライバルはVW・ゴルフやプジョー・307といったいわゆるヨーロッパの主流とも言えるCセグメント。レクサスブランドの展開やF1参入など近年トヨタのターゲットは国内市場、海外市場ともにヨーロッパ車であることは明白だと思います。しかし、先日ブレイドを近所のスーパーで見かけたのですが、個人的にはまだまだかなと思います。
トヨタ自身ブレイドに”大人しくないショート・プレミム”のキャッチコピーをつけた割にはゴルフやアウディ・A3のような質感や307やルノー・メガーヌ、アルファ147のようなデザインで負けていると思います。確かに信頼度で言えば圧倒的にブレイドの勝ちでしょうが、こと日本国内においてこれらの車種をチョイスする人の気持ちとしては日用品よりも嗜好品を求めていると思います。また、ゴルフのグレードの中でもターボ&MTのGTiが売れ筋だそうですが、スポーティーさも希薄だと思います(その点マツダ・アクセラはトップグレードにターボのホットモデルを用意しているように、フォード・フォーカスのノウハウをうまくフィードバックしたことによってヨーロッパでも高い評価を得ることが出来たと思います)。何よりオーリス&ブレイドの名前が10年、20年後も残っているかどうかもわかりません。
個人的にはF1はレクサス名義で戦い、一方オーリスでWRCに復帰し、過酷なラリーを制覇することによってブランド力を高めればいいのにと思います。レクサスF1チームの敵はベンツにBMW、オーリスWRCの敵はフォード・フォーカスにシトロエン・C4。まんまトヨタのターゲットだと思うのですが、、、。日本には結局導入されなかった丸目のカローラWRCはカッコよかったなぁ、、、。