まだ終わらんよ!

グラムロック御三家

For Your Pleasure For Your Pleasure
価格:¥ 1,342(税込)
発売日:2000-03-14

 久々に音楽ネタです。

 パンク御三家と言えばセックス・ピストルズクラッシュ、そしてダムド。グランジ御三家と言えばニルヴァーナパール・ジャム、そしてマッド・ハニーブリットポップ御三家と言えばブラーオアシススウェード。たのきんトリオと言えばトシちゃんマッチ、そしてヨッちゃんと、どのムーブメントも大概御三家が引っ張っていると勝手に思っています。そして、今日のお気に入りのCDはT・レックスマーク・ボラン)、デヴィッド・ボウイと並ぶグラムロック御三家、ロキシー・ミュージックの2nd「 FOR YOUR PLEASURE 」です。

 これは勝手な見解ですが、御三家のふたつは王道(そのうちひとつはブームの尖兵となってしまいその呪縛から逃れられない、つまり一発屋になりやすい)なのに対し、たいがい3番目に取り上げるのはブームの中でも邪道というか、異色である場合が多いと思います。最近当時の映像を見る機会があったんですが、他のメンバーがいかにもグラムなファッションなのに対し、ヴォーカルで中心メンバーのブライアン・フェリーだけ田舎のホストかサタデー・ナイト・フィーバーな感じだったりしますし、もうひとりのブライアンイーノはいろんな意味で浮いていますし。音楽的にも「 FOR YOUR PLEASURE 」と同時期のT・レックスボウイの作品に比べ、飛び道具的というか実験的な要素が強い作品だと思います。

 グラムの呪縛にマーク・ボランが囚われる一方でイーノ脱退後、ロキシー・ミュージックフェリー路線を強め、ボウイはアメリカ時代を経てロキシーを脱退したイーノとタッグを組み、70年代後半共にヨーロピアン・モダン・ミュージックとも呼ばれるエレクトロニック路線で並び立つようになるのはこれまた因果なものです。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「音楽」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事