フランクフルトモーターショーでフィアットはアバルトが手掛けた500のハイパフォーマンスモデル、アバルト500をベースにフェラーリのスポーツイメージを反映させた限定モデル、アバルト695 トリュビュートフェラーリを公開するそうです。
共にチューナーから出発したフェラーリとアバルトは50年代にもタッグを組んでおり、エグゾーストシステムをアバルトが担当し、フェラーリのマラネロ工場で生産が行われたフェラーリ166/250MMアバルトはミッレミリアなどで活躍。アバルトのエグゾーストシステムは他のフェラーリにも採用され、そのいくつかは世界選手権タイトルを獲得しているそうです。
で、蘇った500をベースに再びタッグを組んだフェラーリとアバルトによるアバルト695トリュビュートフェラーリの外観はもちろんフェラーリの赤、スクーデリアフェラーリで塗装。ボンネットやルーフ、リアゲートにはフェラーリのF430スクーデリアを彷彿とさせる2本のストライプ入り。グレーで仕上げられたアルミホイールもフェラーリをイメージしているそうです。
また、メーター類もフェラーリと同タイプで、アルミ製ペダルにはアバルトの黒サソリのロゴが入るそうです。
もちろん、足回りやエンジンやにも手が加えられており、ブレーキはブレンボ製。1.4?直4ターボは吸排気系を中心にチューニングされ、最大出力は135psから 180psパワーアップ。トランスミッションは2ペダルMTで、エグゾーストシステムはアバルト。
という訳で、静かな車が多い中、アバルト695 トリュビュートフェラーリは刺激的な音色を奏でてくれそうです。