パパも冬休みに突入したので、息子と約束していた「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」を観てきました。
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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER DVD付 パンフレット |
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~ 以下、ネタバレすると思いますので、これから劇場に足を運ぶ人は注意してください ~
そもそもの「ジオウ」も含め、平成仮面ライダー20作を記念しているので、もっと大味なお祭り映画になると思っていました。
特に現在の「ジオウ」と前作「ビルド」を除いた平成仮面ライダー20作の中で、原点となる「クウガ」と10周年になる「電王」と共にフューチャーされたのが「W」だったので、この「W」以降のテイストの強い映画になると思っていました。
すなわち玩具展開を意識した、「W」が所謂戦隊シリーズと玩具の購買時期をずらすために放送時期を冬の終わり始まりから夏の終わり始まりに変えた作品でしたし、玩具となる新しいアイテムをよりフューチャーした作品になると思っていました。
「ビルド」も次々に玩具となるアイテムを投入し続けるような作品、パワーアップしても2週間後ぐらいには勝てなくなって、また新しいアイテムが投入されるの繰り返しだったと思いますし。
今の「ジオウ」も年末ぐらいからディケイドをフューチャーしたゴテゴテしたフォームになっていますが、それもあっさりやられ始めてますし。
そんな予想をして劇場に足を運んだのですが、予想は見事に外れました。
むしろ意外なストーリーでした。
そして、今年観た映画で、一番おもしろい映画でした。
ジオウもゲイツもこれまでの仮面ライダーの力をアーマーとして使用するのが特徴というか、TVではこれまでの仮面ライダーをモチーフとした強化フォームでほぼ戦っていると思いますが、そのデバイスとなるライドウィッチはほとんど使用せず(特にゲイツはたぶん未使用)。
ほぼ素のジオウとゲイツで戦っています。
その素のジオウとゲイツですが、自分のライドウィッチのみで変身した通常フォームは、お世辞にもカッコイイとは思えません。
顔にはライダーって書いてあって、足の裏はきっくと書いてありますし、武器もジュウとガンと書いてありますし。
もちろんアーマーを纏っても、そんなにカッコ良くないですし、ディケイドのアーマーはさらにカッコ悪いですし。
ところが、この素のジオウとゲイツのみで戦う姿が普通にカッコイイ!!
そもそも変身前の所作自体が、ジオウもゲイツもカッコイイので、そのカッコ良さが変身後もストレートに現れていたと思います。
それはビルドやクローズら「ビルド」に登場した仮面ライダーも一緒で、ビルドもずっとカッコ悪いと思っていたのですが、今日初めてビルドをカッコイイと思いました。
そして、それこそが大人も楽しめた平成仮面ライダー、変身前の姿にもよりヒーローとしての魅力を付与することに注力してきた平成仮面ライダーの魅力満載の映画だったと思います。